音声言語医学
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38 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 向井 將, 永杉 さよ子, 東野 良恵
    38 巻 (1997) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    舌・喉頭蓋・喉頭偏位症 (ADEL) 児の泣き声の多くは心理的に病的印象をあたえる.しかしながらADELの手術によりその印象は消失する.6人のADEL乳児について, 手術前後の泣き声を多次元評価法による主観的評価と客観的音声分析結果を比較検討した.
    評価項目は「激しい―穏やかな」, 「弱々しい―元気な」, 「濁った―澄んだ」, 「苦しそうな―楽そうな」, 「小さな―大きな」の5語対とした.音声分析にはMac Speech LabIIのNarrow Band Spectrogram (NBS) , 基本周波数 (FF) と音声波形 (SW) を用いた.
    多次元評価法では術前の苦しそう, 弱々しい, 激しい, 濁った, 小さなから術後には楽そう, 元気な, 穏やかな, 澄んだ, 大きな方向へ変化していた.音声分析では, 術前のNBSでは調波構造の形成が不十分, FFは不安定でエネルギーが偏位していた.術後には調波構造が明確で安定し, FFは下がり, 音の高さの変動が少なかった.SWでは, 術前は涕泣のはじめで波形が最大, その後は漸減していた.術後には, 最大になるまでに0.2~0.4秒, その後は漸減していた.
    両者の比較より調波構造の形成が不十分で基本周波数は不安定かつ音のエネルギーが偏位し, 頻回に泣き声を発している, かつその声の強さの最大が泣きはじめである場合は, その泣き声は心理的に病的な印象を与えていた.またSpectrogramの明瞭性が評価者に楽そうで, 元気で, 澄んでおり隠やかで大きくなったという健康的な音色的印象を与えていた.
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  • 遠藤 由美子, 鈴木 規子, 山下 夕香里, 今井 智子, 松田 千春, 山鹿 高義, 道 健一
    38 巻 (1997) 1 号 p. 11-19
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    著しい舌癖を有する構音障害の訓練に, 筋機能療法 (以下, MFT) を応用した舌運動訓練を適用し良好な結果を得たので報告する.
    症例は10歳男児で, 発音時に舌背を挙上し舌尖を全く使用せず, 口蓋化構音を示した.また発音時以外では安静時, 嚥下時において舌癖が顕著に認められた.
    方法: 訓練はエレクトロパラトグラフィーを応用した視覚的訓練方法を用いて/s/音の訓練を行い, 基礎訓練に加えてMFTを応用した4種類の舌運動訓練を行った.また, それぞれの訓練に訓練レベルを設定し, 訓練過程を評価した.
    結果: 従来の基礎訓練では異常な舌運動様式が除去できなかったが, MFTを応用した舌運動訓練を適用したところ, 舌運動様式が改善され, 短期間で/s/音が習得された.
    以上の結果から, MFTを応用した構音訓練は, 著しい舌癖を有する構音障害の治療において有用であることが示唆された.
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  • 今富 摂子, 河原 明子, 出世 富久子, 岡崎 恵子, 加藤 正子, 大久保 文雄, 角分 徳芳, 大澤 富美子
    38 巻 (1997) 1 号 p. 20-28
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    運動障害性構音障害症例の鼻咽腔閉鎖機能の特徴を調べるために, 運動障害性構音障害10例, 口蓋裂20例, 健常20例の/a//i//pu//∫i/発話時の閉鎖動態を鼻咽腔ファイバースコープを用いて観察した.閉鎖のタイプは, 口蓋裂症例では4型, 運動障害性構音障害症例, 健常例では2型が認められ, 運動障害性構音障害症例は口蓋裂症例に比べて健常例に近い傾向が認められた.検査音による閉鎖段階の差では, 運動障害性構音障害症例, 口蓋裂症例ともに子音の方が母音より閉鎖が良好であった.母音内では運動障害性構音障害の方が口蓋裂症例よりばらつきが多く, 子音内では差が小さかった.全体的に運動障害性構音障害症例の方が検査音間の差が大きかった.また, 運動障害性構音障害症例のうち年齢が若く, 鼻咽腔ファイバー所見で軟口蓋, 咽頭側壁の動きがあることが確認された症例に咽頭弁形成術を行ったところ, 良好な結果を得た.
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  • 38 巻 (1997) 1 号 p. 34-84
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 38 巻 (1997) 1 号 p. 85-141
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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