音声言語医学
Online ISSN : 1884-3646
Print ISSN : 0030-2813
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43 巻 , 1 号
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  • 櫻庭 京子, 今泉 敏, 筧 一彦
    43 巻 (2002) 1 号 p. 1-8
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    就学前後の健常な幼児・児童 (N=46) を対象に, 「ピカチュウ」という発話を用いて, 音声による意図的な感情表現の音響的特性を解析した.その結果, 音節長, 母音無声化, 基本周波数の変化範囲やピークは感情に応じて変化することがわかった.F0が低く, 変化範囲の狭い「怒り」, 「平静」と, F0が高く, 変化範囲の広い「喜び」, 「驚き」に2極分化する傾向があった.「悲しみ」のF0の変化範囲は就学前児で高く, 就学児で低くなった.母音無声化率は「平静」発話では高く, 感情発話で低下した.発達に伴い, 東京方言の環境に順応した無声化率の上昇がみられた.音節長の制御には年齢による差はなかった.本研究で得られた健常児の音声による感情表現の知見は, 感情表現に問題を抱える児童の音声を評価する場合, 有用と考えられる.
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  • 西尾 正輝, 新美 成二
    43 巻 (2002) 1 号 p. 9-20
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    Dysarthriaにおける音節の交互反復運動 (oral diadochokinesis) について, 健常者群と比較してタイプごとに検討し, 以下の結果を得た.
    1) いずれのタイプにおいても/pa//ta//ka/の3種の音節で反復速度は有意に低値を示し, また発話明瞭度検査で検出困難な側面の発話の異常徴候を鋭敏に検出することが示された.
    2) いずれのタイプにおいても, /pa//ta//ka/のほぼすべての音節で音節の持続時間の変動係数は有意に高値を示し, 発話機能の異常徴候を鋭敏に検出するパラメーターであることが示された.
    3) 失調性dysarthriaでは, /pa//ta//ka/の3種の音節で最大強度の変動係数は有意に高値を示し, 発話機能の異常徴候を鋭敏に検出するパラメーターであることが示された.
    4) 音節の持続時間と最大強度の変動係数は, 明瞭度とは大きく異なる側面の発話機能の異常徴候を特異的に反映することが示された.
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  • 藤野 博
    43 巻 (2002) 1 号 p. 21-29
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    象徴遊びテストを用いて日本の健常幼児を対象とした象徴遊び発達に関する基礎的調査を行った.就学前児129名を対象とし, 生活年齢8ヵ月から48ヵ月までの年齢別に6群に分けた.合計得点の平均値を求めると, 1歳台前半は5.8, 1歳台後半は10.4, 2歳台前半は16.0, 2歳台後半は18.7, 3歳台は19.6であった.次に各項目の年齢別通過率を求めた.象徴遊びの内容を“脱中心化”の軸から“自己対象”, “受動的他者”, “能動的他者”に分類し, それぞれのタイプの遊びを最もよく反映すると考えられる項目の通過率をみると以下の通りであった.“自己対象” (項目3) は1歳台前半で80%が通過した.“受動的他者” (項目4) は1歳台後半で60%, 2歳台前半で88%が通過した.“能動的他者” (項目17) は2歳台前半で66%が, 2歳台後半で86%が通過した.これは象徴遊びの発達を評価するための基準となると考えられた.
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  • 加藤 正子, 大塚 義顕, 向井 美恵, 今富 摂子, 木村 智江, 出世 富久子
    43 巻 (2002) 1 号 p. 30-39
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    各被験者の口腔模型と生体の計測値から探触子の角度を決定することにより, 舌背の断面部位が同定できる超音波前額断規格撮影法を用いて, 側音化構音の舌運動を観察した.M/Bモードで表示された前額断面の舌正中部と左右舌側縁最大豊隆部の舌背の動きを分析した.結果: 1.正常構音の場合, 舌中央部は陥凹し, 左右の舌側縁は対称的な動きを示し, 中央部の動きが最も大きくかっ早かった.2.側音化構音時, Bモード上では呼気流出側の舌側縁が活発に上下運動する動きがみられた.Mモード上でも中央部と呼気非流出側はほとんど舌の動きは認められなかったが, 呼気流出側は舌の動きが大きかった.これらの所見は, 描出断面部位が下顎第2小臼歯遠心面と下顎第2大臼歯遠心面の舌背面にみられた.3.訓練後は正常構音と同様の舌形態と舌運動を示した.
    以上の結果から, 側音化構音は大臼歯と舌側縁で音がつくられ, 呼気は歯列の頬側部を通り口腔前庭に流出すると考えられる.
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  • 43 巻 (2002) 1 号 p. 43-84
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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