音声言語医学
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44 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 西尾 正輝, 新美 成二
    44 巻 (2003) 1 号 p. 1-8
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    Dysarthria患者62例を対象として, 発話速度ならびに構音速度と音節の反復速度の関連性について検討した.その結果, 主に以下の結果を得た.
    1.いずれのパラメータも, 対照群と比較して著しく低下していた.
    2.発話速度ならびに構音速度は, 音節の反復速度と強い相関が認められた.
    3.発話速度ならびに構音速度と比較して, 音節の反復速度では, 1) 対照群のバラツキがより小さく, 2) 対照群とdysarthria群がそれぞれ散布する範囲がより明確に分かれたことから, 構音器官の神経筋機能の異常に関してより鋭敏であると示唆された.
    4.対照群と比較してdysarthria群では, 音節の反復速度は構音速度よりも低下傾向が著しいことから, 構音器官の異常徴候に対してより鋭敏であると示唆された.
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  • 伊藤 友彦, 川上 真代
    44 巻 (2003) 1 号 p. 9-14
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    メタ言語知識とは言語に対する自覚的知識をいう.本研究は, 「の」の過剰生成 (例: 赤いの花) に対する反応を手掛かりとして, 言語の統語的側面に対するメタ言語知識の発達を検討したものである.対象児は3歳から6歳の健常幼児77名であった.「の」の過剰生成を含む名詞句を口頭で提示し, おかしかったらおかしいと言うように教示した.本研究の結果, 以下の点が明らかになった.1) 「の」の過剰生成を自覚的に捉えることができる幼児の割合は3歳, 4歳ではそれぞれ11.8%, 30.0%にすぎなかったが, 5歳では75.0%となり, 6歳では95.0%に達した.また, 2) 「の」の過剰生成をおかしいと判断する理由を適切に言語化できる幼児の割合は, 3歳では5.9%, 4歳でも15.0%であったが, 5歳では60.0%となり, 6歳では80.0%に達した.本研究の結果, 統語に対するメタ言語知識は5~6歳で著しく発達することが示唆された.
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  • 野中 信之, 村尾 卓也, 酒井 俊一, 中島 誠, 馬場 朱美, 西岡 奈美江, 山口 忍, 國吉 京子, 川野 通夫, 内藤 泰, 伊藤 ...
    44 巻 (2003) 1 号 p. 15-22
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    難聴児がことばを獲得するためには相手の人の顔を注視する行動 (注視行動) が必要である.本論文は注視行動の形成と聴覚との関連を検討するため正常な乳児 (事例1) と4歳で人工内耳埋め込み術を受けた重度難聴児 (事例2) が, 相手との関係に気づき (情動的認知) 相手を注視し始める場面をビデオで観察した.その結果, 両例とも自分がしていることに, 相手がことばで反応しているときの言語音声を聞きつけ, 相手を見て相手との関係に気づいていた (聴覚性情動的認知) .そしてその関係を繰り返し試す (対人的循環反応) ことで注視行動を形成し初期の言語を発見していることがわかった.ただし事例2では音入れ前から視覚的に相手との関係を認知し (視覚性情動的認知) , 注視行動が始まっていた.しかしそこに聴覚性情動的認知が加わると対人的循環反応, 注視行動, 言語が急増した.
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  • 岩田 まな, 佃 一郎, 岩田 光児
    44 巻 (2003) 1 号 p. 23-29
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    SLTAの段階評価3と4の違いを検討するために, 時間経過に伴って呼称と動作説明の得点がどのように変化していくか失語症重症度とタイプとの関係から検討した.
    1) 失語症状が回復していく際, 段階3を経由 (10~15%) していくほうが, 4を経由する (2~4%) ものより多かった.2) 高得点に達した後, ときに得点が低下することがあるが, これは非流暢型の患者に多く, 発語失行のために段階4になる場合が多かった.したがって, 発語失行は改善しにくいと予測された.3) 段階3においても4においても患者の反応を吟味すると, 失語症タイプの特徴が表れており, 段階3, 4を質的に検討すれば失語症タイプの鑑別が可能だと考えられた.4) 重度の患者でも段階3や4に達していることがあり, 言語治療計画立案の際やコミュニケーションの代替手段を考えるうえで, 段階3, 4の得点が役立つと考えられた.
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  • 金 賢煕, 山口 忍, 李 相欣, 内藤 泰, 川野 通夫
    44 巻 (2003) 1 号 p. 30-35
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    韓国と日本両国の人工内耳装用児2例の人工内耳装用前後の聴性行動, 音声発話, 構音表出の発達経過について, IT-MAIS質問紙, 母親からの聞き取り, 遊戯場面のビデオ録画を用いて調べた.その結果, いずれの項目においても両者に大差なく, 低年齢の人工内耳装用例では装用1年程度でコミュニケーション行動の基盤が発達することがわかった.
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  • 44 巻 (2003) 1 号 p. 40-90
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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