High-definition real-time ultrasound(HD
live)は,従来からの3D/4D超音波像を,よりリアルな表面画像として構築する新しい手法である.撮像対象に仮想光源を照射することによる陰影が表現できるため,より立体感のある画像となる.皮膚を模擬した色調で表現するため胎児鏡で胎児をみた様なリアリティーの高い画像となる.さらに,この仮想光源は照射の方向を調整することが可能で,撮像対象を視点方向から照射した場合はスポットライトが当たった様に明るく表示され,背側から照射した場合は逆光を受けたシルエットの様に薄暗く表示される.本稿では,その原理と臨床応用について紹介する.
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