看護科学研究
Online ISSN : 2424-0052
ISSN-L : 2424-0052
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原著
  • 一釣 葵衣, 川上 朝陽, 山村 萌々, 蓮池 光人, 岳 こなみ, 永江 誠治
    2026 年25 巻 p. 1-10
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/03/04
    ジャーナル フリー
    【目的】本研究では看護学生が抱える生きづらさの実態を明らかにすることを目的とする。【方法】同意の得られたA大学の看護学科4年生10名を対象にフォーカスグループインタビューを実施した質的記述的研究である。インタビューによって得られた内容をコード化し、共通性と相違性を検討しながらカテゴリー化した。【結果】看護学生が抱える生きづらさの実態として、「看護師になってからの将来と実践に関する不安」「看護への不適応感と自己否定感」「実習における看護実践と人間関係の困難感」「看護学生特有の協調性と多忙さ」「性差による看護特有の環境での困難感」が抽出された。こうした状況にある看護学生の心理的安全性に着目して生きづらさの減弱を図るとともに、看護に対する希望を増強していけるような教育環境の構築が必要と考えられる。
研究報告
  • 佐藤 祐貴子, 簀河原 靖子, 小柳 麻央, 佐藤 昂太朗, 幸松 美智子
    2026 年25 巻 p. 11-20
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/03/04
    ジャーナル フリー
    領域別の看護学実習オリエンテーションの懇話会に参加した3年次生および4年次生への調査から、学年間交流の意味を検討した。3年次生の方が多い割合で役立つとした情報は、【実習全般に関する印象】【実習フィールドの概要】【対象との向き合い方】【実習期間中の日常生活の実際】であった。一方で、4年次生の方が多い割合で役立つとした情報は、【実習の過程】【実習記録に関する情報】【実習を進めるうえで大切なこと】【就職活動の多重課題解決に向けた取り組み】【実習以外の卒業までの学修プロセスに関する情報】であった。3年次生に生じた気持ちは、【より具体的に実習のイメージができた】【実習を前向きに捉えることができた】であった。4年次生に生じた気持ちは、【3年次生の不安や緊張を和らげたい】【自分たちの実習経験を伝えたい】であった。実習前の学年間交流は、身近な先輩をロールモデルとし、具体的なイメージや実習への前向きな姿勢、ストレスマネジメントやタイムマネジメントを実施する力につながっていた。また、4年次生も成長を実感する機会となっており、看護教育プログラムとしての有用性が期待できることが示唆された。
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