日本鳥学会誌
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37 巻 , 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 北川 珠樹
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 45-62
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1) 1985-1987年の8月から4月までと1987年の8月から12月まで,市川市でセイタカシギの冬期生活を観察した.
    2) 幼鳥をつれた番い,成鳥だけの番い,および幼鳥と片親からなる繁殖を終えた家族が,晩夏から初秋にかけて行徳鳥獣保護区に集合を始めた.
    3) 彼らは晩秋にそこから越冬地域へ移動を始めた.
    4) いくつかの家族は,江戸川放水路の河口付近の干潟に11月から4月の初めまで,それぞれ日中行動圏を確立し,その中で日中のほとんどの活動を行った.この間に,決った日中行動圏を持たない家族もとどき現れて,他家族に利用されていない場所や共同休息場に短時間滞在することがあった.
    5) 日中行動圏は同種侵入者に対して防衛され,冬期ナワバリの一つと考えられた.
    6) 彼らは日中行動圏の中でナワバリ生活をする一方,ときどき,おなじ越冬地域内にある共同休息場,または行徳鳥獣保護区にまで出向き,そこで群を形成した.
    7) 夕方にはほとんどの家族が日中行動圏から夜間行動域へ移動した.
    8) セイタカシギの冬期の社会構造の特異な点として,夜間に集合生活を,日中にナワバリ分散生活をすること•また日中のナワバリ分散の間にもときどき集合性の特徴が現れること,をあげることが出来る.
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  • 北川 珠樹
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 63-67
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1) 市川市行徳鳥獣保護区内に1988年5月から6月にかけてセイタカシギHimantopus himantopus himantopus 25個体が現れ,そのうち正常つがい8組と5羽3組の雌同士のつがいが形成された.
    2) 雌一雌つがいの一つがい目は初回の産卵で8卵,ヘビによる捕食後の再営巣で7卵を産んだ.
    3) 雌一雌つがいの二つがい目は途中でつがいの相手の変更が生じ,その結果,新しく形成された雌一雌つがいの三つがい目はその後4卵を産んだ.
    4) 雌一雌つがいの産んだ19卵のうち3卵は未受精であることが確認されたが,残りについては外敵の捕食により未確認となった.
    5) 関与した三つがいのうち,3羽は雄的に,2羽は雌的に行動した.
    6) 性比が雌に偏った時の,雌同士の番いの意義について触れた.
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  • 藤巻 裕蔵
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 69-75
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1) 九州大学農学部足寄演習林(北海道足寄郡足寄町)のミズナラ林24.75haで1984•1985両年に森林構造と繁殖期の鳥類群集の関係を調べた.
    2) 調査地における胸高直径5cm以上の樹木の密度は1,391本/ha,基底面積は44.25m2/ha,樹冠うっ閉度は92%,林床植物の被度は90%であった.
    3) 調査期間中に40種の鳥類が観察されたが,そのうち29種はなわばりをもち,それ以外の種は一時的に飛来したものであった.
    4) 相対優占度2%以上を占めた主要種は,ビンズイ,センダイムシクイ,キビタキ,コサメビタキ,エナガ,ハシブトガラ,ヒガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,キバシリ,アオジ,イカル,ニュウナイスズメの13種であった.
    5) 北海道の他の落葉広葉樹林の鳥類群集との比較を行ない,樹木の種構成や密度が鳥類の種数や生息密度に影響することを明らかにした.
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  • 三上 士郎
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 77-82_4
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    ふ卵後5日のニワトリおよびアヒルの雛について,有羽毛性外皮ならびに口腔および肛門粘膜に分布する知覚神経終末を組織学的に研究した.切片の染色には瀬戸氏鍍銀法を用いた.
    これらの部位,特に有羽毛性外皮には多量の Herbst 小体の分布が認められた.これらはさまざまな大きさの卵円体形ないし円筒形終末小体で,軸索の終末部を直接包む内棍と,そのまわりの層板から成り,層板は明るい水様の液で満たされた広い間隙によって互いに隔てられていた.小体を包む結合組織被膜はきわめて薄い.本小体は,羽毛の立毛筋の中およびその付近,あるいは羽毛筋に関係なく羽毛の根部のまわりの結合組織内,また口腔および肛門粘膜の重層扁平上皮下結合組織内に観察された.口腔および肛門粘膜には小型の Pacini 小体も少数ながら認められた. Pacini 小体は有羽毛性外皮にははなはだまれであった.
    羽毛乳頭および羽毛髄の結合組織内には,被膜を持たない分岐性ないし非分岐性知覚終末の分布が認められた.また,羽毛の根部を包む結合組織包の中にも分岐性終末が分布していた.これらは,小羽毛において大型の羽毛におけるよりも発達が良好であった.結合組織包に終わる終末の一部は,羽毛根部の上皮内に進み,上皮内終末に移行していた.
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  • マックヴァーター ダグラス W.
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 83-84
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    著者は,1980年から1986年の間にフィリピンに計6回40日以上滞在し,各地で鳥類の観察をした.以下の4種の記録は分布上の新知見であろうと考えられる:アオアシシギ Tringa nebularia (パラワン島新記録),イワミセキレイ Dendronanthus indicus (ルソン島新記録),ハシブトオオヨシキリ Acrocephalus aedon (フィリピン新記録),サンコウチョウ Terpsiphone atrocaudata (ルソン島新記録).
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  • 笹岡 久美子
    37 巻 (1988 - 1989) 2 号 p. 84-85
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    An attempt to estimate the fresh egg weight from egg linear dimentions (length and breadth) was made for the Hazel Grouse Terastes bonasia by using an equation
    Weight (g)=Kw×length (cm)×breadth (cm)2
    where Kw is a weight coefficient. Weight coefficient 0.527 was calculated based on 171 fresh eggs obtained in captivity and the coefficient of variation was 2.5%
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