日本鳥学会誌
検索
OR
閲覧
検索
39 巻 , 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 松岡 茂
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 71-81
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    キニーネ,サッカロースオクタアセテート(SOA)に対するキジバト5羽の反応を,2皿選択実験によって調べた.
    1.小麦粉を付着させただけの対照餌をおいて,餌場間の選択実験を行ったところ,2羽では差はみられなかったが,3羽では餌場選択実験3回中2回(67%),10回中7回(70%),7回中2回(29%)で,場所間に差がみられた.これら3羽のうち前2羽は,差が認められた場合,同じ餌場での採食量が多かったが,後1羽は選択した餌場が異なっていた.
    2.にがみ物質を付着させた処理餌と対照餌との選択実験では,にがみ物質の量を少ないところから始めて次第に多くしていくとある量でキジバトは処理餌を忌避するようになった.また,その付着量から再び次第に少なくしていくと,今まで反応しなかった少量のにがみ物質にも反応するようになり,さらに量を少なくしていくと反応しなくなった.反応を示した付着量は個体によって異なっていた.1羽の個体は,キニーネには反応したが,SOAには反応しなかった.
    3.キニーネとSOAを比較すると,キニーネの方がSOAより少ない量でキジバトに反応を起こさせる傾向が見られた.
    4.臭いによって餌を忌避しているかどうかを確認するための選択実験を行ったところ,反応はみられなかった.
    5.通常キジバトがあまり採食しない餌と,キニーネ処理餌の選択実験では,3羽中2羽の個体が処理餌を選択した.
    6.以上の結果から,キジバトはにがみ物質に対して反応すること,しかし,その忌避反応は絶対的なものではなく,相対的なものであることが明らかになった.
    抄録全体を表示
  • 松岡 茂
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 83-92
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    場所間の選択性の違いが,2皿選択実験に対してどのように影響するかを明らかにするため,モンテカルロ法によって2皿実験をシミュレートした.
    1) 2か所の餌場に同じ餌を置き,場所間の選択性を調べる対照実験では,餌場訪問頻度(FV)と,1回の訪問当りの採食量(FTA)の変化に比較的敏感に反応して,場所間の選択性に差が現れた.
    2) 処理実験では,処理餌の忌避係数(CR)の値により,処理餌の効果を検出できる割合が決定された.CRが大きいほど検出は容易で,また餌場訪問のたびにCRの値が増加する場合には,さらに処理の効果の検出は容易となった.
    3) FV,FTA,CRなどのパラメータの推定は,鳥の行動の記録と餌重量の計測によって可能であることを示唆した.また,実際の実験でのFV,FTAの推定から2皿選択実験では,もし場所間の選択性の差が常にみられるのでなければ,場所間の差で修正する必要もなく,十分に処理の効果を検出できることを示唆した.
    抄録全体を表示
  • サニ H.K., デンドゥサ M.S.
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 93-100
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    イエスズメ(Passer domesticus)の食性は,インド•ルドゥヒアナ地方で1988年8月から1989年7月までの間,消化管内容物の重量分析によって調査された.穀類が主要な食物で全体の83.6%を占め,雑草の種子と動物質は6.2%と4.3%にすぎなかった.食物ニッチェ幅のシャノンーウイナー指数とレビン指数はそれぞれ0.75と3.90になった.各食物の重量パーセントは消化管内の出現頻度と有意な正の相関があった(r=0.67,n=16,P<0.005).キビは8月から11月に最も多かったのに対して,イネとトウモロコシは3ケ月だけ記録された,コムギは1月から7月に優位であった.雑草の種子は9,1,2月を除いた他の月に食べられていた,卵殻片は6月を除いて一年中記録されたが,昆虫類は3ヶ月(6,8,12月)のみみられたにすぎない.砂粒は一年中記録され,消化管内容物の4~43%を占めていた(年平均21%).食物ニッチェ幅の二つの指数の変動によって示されたように,イエスズメの食物は3~6月,8月と11月に他の月よりも多様であった.
    抄録全体を表示
  • 小城 春雄, 佐藤 理夫
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 101-102
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Observations of birds on Oshima Ooshima Island, 55 km west of Era, southern Hokkaido, was done during the period from 8 to 10 October 1990. A total of 1, 235 birds consisting of 36 species were observed. The most abundant bird was the Siskin Carduelis spinus (n=435, 35.2%). Other main species in order of decreasing were: Great Tits Parus major (n=130, 14.7%), Oriental Greenfinches Carduelis sinica (n=106, 8.6%), Rustic Buntings Emberiza rustica (n=34, 2.7%), Jungle Crows Corvus macrorhynchos (n=35, 2.8%), Temminck's Cormoramts Phalacrocorax capillatus (n=29, 2.3%), Bullfinches Pyrrhula pyrrhula (n=20, 1.6%), and Peregrine Falcons Falco peregrinus (n=18, 1.5%). As the rare bird species on this island, 16 Mandarin Ducks Aix galericulata, one Tengmalm's Owl Aegolius funereus, and one Pine Bunting Emberiza leucocephala were observed.
    抄録全体を表示
  • 上田 恵介, 小林 和夫
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 103-105
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    We observed that Japanese White-eyes Zosterops japonica sucked honey dews secreted by two species of small jumping plant-lices, Heterophylla cubana and Stenopsylla nigricornis. This is the first observation of inter-specific relationship between homopteran insects and white-eyes. Such a foraging manner might be common in White-eyes. Although honey dew of homopteran insects is not neccessary to White-eyes as nectar resource, the homopteran insects seems important as insect foods.
    抄録全体を表示
  • 上田 恵介
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 105-107
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    I observed that a Japanese White-eye Zosterops japonica sucked necter from extrafloral nectaries of the Terminalia catappa L. in the Bonin Islands. The extra-floral nectary secretes sugar water to establish the antiherbivore mutalism. In this case, the White-eye seems play as a opportunistic defender.
    抄録全体を表示
  • 福居 信幸
    39 巻 (1990 - 1991) 3 号 p. 107-109
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    I observed that two Carrion Crows Corvus corone ate the buds of a cinnamon tree Cinnamomum camphora in Japan. This seems the first observation of cinnamon bud feeding by the Carrion Crow.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top