日本鳥学会誌
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39 巻 , 4 号
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  • 松岡 茂
    39 巻 (1990 - 1991) 4 号 p. 111-120
    公開日: 2009/01/21
    ジャーナル フリー
    野外に設置した餌台に現われるスズメに対し,自動車用のホーンを鳴らし,それに対して成鳥と幼鳥がどのように反応するかを調べた.実験は,成鳥と幼鳥が餌台に現われる7月から8月にかけて行なった.
    1)実験期間中に餌台に出現したスズメの成鳥と幼鳥の数の比は,ほぼ成鳥1に対して幼鳥2であった.
    2)ホーンを作動させる直前のスズメの数と,ホーンの作動後に餌台に残留するスズメの割合の間には関係がみられなかった.
    3)実験の進行にともなって,スズメは音刺激に次第に慣れていった.とくに,1日に3回実験を行なった場合,3回目の実験では多くの個体が餌台に残留するようになった.実験を中断し,しばらく後に再び実験を開始すると,最初は音に反応して餌台から飛び去る個体が多かったが,すぐに慣れて多くの個体が餌台に残留するようになった.
    4)成鳥と幼鳥を比べると,幼鳥の方が音刺激に対して反応が鈍く,多くの幼鳥が餌台に残留した.
    5)すべてのスズメが餌台から飛び去った後に最初に飛来する成鳥と幼鳥の割合は,この時期に餌台に出現する成鳥と幼鳥の割合とほとんど同じであった.
    6)餌台上のスズメの数がさらに1羽増加するのに要する時間は,餌台上のスズメの数が多いほど短かった.
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