日本鳥学会誌
Online ISSN : 1881-9710
Print ISSN : 0913-400X
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43 巻 , 3-4 号
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  • 成田 章
    43 巻 (1994) 3-4 号 p. 111-118
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1991年から1993年のウミネコの産卵期における調査で,巣場所以外のところに卵が産卵されていた(以後,巣外卵と呼ぶ).巣外卵の周辺には,産卵後世話をする個体が出現しなかった.著者は,巣外卵の産卵について記載し,ウミネコの種内托卵の新戦術について論議した.巣外卵は,1991年25卵,1992年21卵,1993年10卵の合計56卵が生じていた.巣外卵の特性は,1)産卵期後半の産 卵,2)最近接巣の最終卵よりも遅い産卵,3)有精卵,4)最近接巣の最終卵よりも大きな卵サイズであった.その他に,最近接巣個体の巣外卵に対して巣内挿入,卵転がしといった反応が,7例観察された.巣外卵の巣内への取り込み実験で,巣外卵は巣に近接するほど取り込まれやすくなることがわかった.巣外卵の結果は,種内托卵の一般的な傾向と比較すると類似していた.従って,ウミネコでは巣外卵の巣内への卵取り込みによって種内托卵の新戦術が生じていることが強く示唆された.
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