日本鳥学会誌
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47 巻 , 2 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 松岡 茂, 高田 由紀子
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 33-48
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    We reviewed the relations between snags and the life of woodpeckers, and snag habitat management.A wide variety of wildlife uses snags for nesting, roosting, feeding and so on.Primary cavity nesting birds such as woodpeckers largely depend on snags and secondary cavity nesters such as titmice use the holes that the former excavate as well as natural cavities.Western countries noticed the importance of snags for wildlife earlier and have considered snag protection in forest management.While in Japan people have paid little attention to the role of snags for wildlife, and snags are not being accepted as part of forests.We discussed the necessity of snag management in Japanese forests.
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  • 新妻 靖章, 高橋 晃周, 綿貫 豊
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 49-53
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    北海道東方の大黒島で,野外におけるコシジロウミツバメの抱卵中のエネルギー消費量を,巣箱を用いて測定した.コシジロウミツバメ成鳥の平均酸素消費量は,日中(14:00-16:00)では86.2±29.0mlO2/h(n-16),夜間(0:00-3:00)では104.4±23.7mlO2/h(n=11)であった.酸素消費量は,夜間には気温が16.6°Cから12.5°Cに下がるのにともなって増加したが,日中の酸素消費量は大きく変動し,気温との関係はなかった.抱卵中の一日のエネルギー消費量は46.0kJ/dと推定された.これは野外において抱卵鳥の体重減少量から推定された値(44.5kJ/d)とほぼ一致していた.したがって,巣箱を酸素測定チャンバーと1することで,鳥に撹乱を与えることなく,抱卵中のエネルギー消費量の変化を調べることができる.
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  • 広川 淳子, 新城 久, 樋口 孝城
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 55-56
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    A single Little Stint Calidris minuta, which has been rarely recorded in Japan, was observed in the flock of Red-necked Stint Calidris ruficollis and Dunlin Calidris alpina from September 9 to 14, 1997, near the Ishikari-gawa in Tobetsu town, central Hokkaido. Identification of the species depended mainly on the split supercilium and the scapular pattern.The bird was in the course of moulting from juvenile plumage to the first winter one.This is the first record from Hokkaido though there have been some records in the Kanto area and southward.
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  • 濱尾 章二, 上田 恵介
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 57-60
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    小笠原諸島に棲むウグイスの一亜種ハシナガウグイス Cettia diphone diphone のなわばりを調査した.調査は母島の常緑広葉樹の二次林で,1993年3月21日から4月4日に行った.色足輪で個体識別した雄を1時間追跡し,1分ごとに位置を地図上に記録した.最も外側の地点を結んで得られた多角形をなわばりとし,面積を算出した.調査地には5個体の雄がなわばりをもっていた.なわばりの面積は,1,328から2,604m2,平均2,030.6±s.e.185.6m2であった.この調査では,観察時間が短いために,なわばりを小さく見積ってしまっている可能性がある.しかし,なわばりは重なり合うことがなく,またなわばり間に見られる空いた場所はあまり広ぐなかったので,見積られた面積は実際の大きさと大きく異なってはいないと考えられる.本土の亜種ウグイス C. d. cantans で報告されているなわばり面積は,この調査で得られたものよりも大きかった.また,この調査と同様の方法で算出した本土の9雄のなわばり面積は,平均7,891.1±s.e.1,491.7m2であった.母島では,なわばりが本土のものよりも狭く,生息密度が高いものと考えられた.また母島の調査地では,前年の予備的な調査を含め,例数は少ないものの,雄による雛への給餌や雌への追尾,また巣内の卵や雛が2-3と少ないことが観察された.
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  • 中村 豊, 児玉 純一, 井上 伸之, 岩切 久
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 61-63
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Two nests and two chicks of the Styan's Grasshopper Warbler were observed in Birou island, located at the northern coast of Miyazaki Prefecture, on 2 August 1998. This is the first evidence of breeding of this species in Miyazaki Prefecture. The nests were found on short grasses, and the chicks after fledgling were found on the ground near the nests.
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  • Navjot S. SODHI, Robert D. ADLARD, 永田 尚志, A. U. KARA
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 65-67
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    渡り鳥は,渡りのストレスで血液内寄生虫に感染しやすくなったり,越冬地でも感染する可能性があるため,留鳥よりも感染率が高いと考えられる,利根川および霞ケ浦湖岸のヨシ原において捕獲されたホオジロ,ホオアカ,カシラダカ,アオジ,シベリアジュリン,オオジュリンの6種類のホオジロ(Emberiza)属から血液を採取し, Haemoproteus spp, Trypanosoma spp, Splendidofilaria spp, Plasmodium spp,Leucocytozoon spp の5種類の血液内寄生虫(原虫)の感染率を調べた.血液を採取した352個体中,血液内寄生虫が感染していたのは,カシラダカ,アオジ,オオジュリンの各1個体であり,全体の0.8%にすぎなかった.カシラダカとオオジュリンでは配偶子母細胞や分裂前体をもった成熟した原虫が見つからなかったので種名まで同定できなかったが,アオジに感染していたのは H.coatneyi であった,Emberiza 属においては,渡りをする種が留鳥性の種より血液内寄生虫の感染率が高いという予測は支持されなかった.本研究と前報(Sodhi et al.1996)によって,日本に生息しているホオジロ属では血液内寄生虫の感染率が低く抑えられていることがわかった.ホオジロ属の血液内寄生虫感染率がどのようなメカニズムで低く抑えられているかはわからない.
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  • 正富 宏之
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 69-71
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    マナヅル Grus vipio は,アムール川流域の中国とロシアで繁殖し,長江流域や朝鮮半島のほか,九州の出水でナベヅル G.monacha などと共に越冬する.江戸時代までマナヅルは日本各地で見られたが,昨今は出水を除き散発的に現れるに過ぎない.日本でこれまで本種の営巣確認例はなかったが,1985年に北海道中央部の長沼町舞鶴地区の水田あぜ道で産卵したとの情報を,1997年11月になって入手した.その後1998年6月までに現地調査を数回行い,繁殖は成功しなかったものの1番いが2卵を産み,1羽(性別不明)が6月28日に死亡(おそらく農薬の影響)したのを確認した.巣は極めて粗雑で,イネ科草本(Poa spp.)の叢上にわずかな枯れ草を置いた程度とのことであった.今回の営巣地域はかつて広大な湿地で,タンチョウ G.japonesis も繁殖していたが,今は干拓され営巣適地はない.現在道東で繁殖しているタンチョウも,人の活動領域近くで貧弱な巣作りと産卵を行うことがある.本例も,マナヅル本来の繁殖環境と異なるところでのやや異常な営巣ながら,日本における本種の営巣初確認例である.
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  • 大西 敏一, 湯浅 純孝
    47 巻 (1998 - 1999) 2 号 p. 73-76
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    One Chiffchaff's skin was collected at Raba Memorial Park(36°44′N, 137°13′E)Toyama Pref., in 22 November 1996. This record is the first record of the Siberian race of the Chiffchaff Phylloscopus collybita tristis from Japan.Two Chiffchaffs were observed at Hegura-jima(37°50′N, 136°55′E)in Isikawa Pref.at the begnning, of November 1997. Another Chiffchaff was also observed at yakumokakusou-chiku (34°44′N, 135° 34′E), in Osaka Pref.from 8-11 November, 1997. These records are the first field observation records of the Siberian race of the Chiffchaff during the autumn migration season from Japan.
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