日本鳥学会誌
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50 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 大迫 義人
    50 巻 (2001) 1 号 p. 1-15,51
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1981年から1983年にかけて,京都市内を流れる河川で,3種のセキレイ類の分布様式と,冬期の寛容性も含めた優劣関係について調査を行なった.月1回のセンサス調査で,セグロセキレイ M. grandis とキセキレイ M. cinerea は,周年,全域で観察されたが,ハクセキレイ M. alba(亜種 M. a. lugens)は,市街地を流れる流域でのみ10月から翌年4月までしか観察されなかった,非繁殖期,3種は番いまたは単独で出現し,番いでいる割合はセグロセキレイで最も高く,キセキレイはゼロ,つまりすべて単独で出現した.冬期の1時間の個体追跡調査では,セグロセキレイのすべて(n=28),ハクセキレイの87.1%(n=31)とキセキレイの70.0%(n=10)の番いまたは単独個体は,特定の場所への定着性を示した.その場所の中心の平均間隔(±SD)は,セグロセキレイで148(±65)m(n=16),ハクセキレイで218(±136)m(n=21),キセキレイで524(±136)m(n=7)あり,同種間では間おき分布をしていたが,異種間では大きく重複していた.また,その場所を番いで持っている割合は,セグロセキレイで87.5%,ハクセキレイで47.6%,キセキレイで0.0%であった.体の大きさの平均値は,性と種の間にセグロセキレイの雄>ハクセキレイの雄>セグロセキレイの雌>ハクセキレイの雌>キセキレイという直線的な関係があり,その性差は,セグロセキレイで最も大きく,キセキレイで最も小さかった.一方,優劣関係においては,セグロセキレイの雄>セグロセキレイの雌>ハクセキレイの雄>ハクセキレイの雌>キセキレイという相対的な関係があり,体のより小さいセグロセキレイの雌が,ハクセキレイの雄より優位であった.また,セグロセキレイは,キセキレイに対して,ハクセキレイが近くにいるとより寛容性を示した.性•種間にみられた優劣関係は,一次的に体の大きさによって,二次的に番い相手の優位性によって決定されていると考えられる.また,微環境の選好の違いと最優位種が次優位種に防衛の一端を担わせることによって,3種が同所的に存在していると考えられる.そして,冬期の各種の社会単位は,性•種間の優劣関係によるなわばり防衛の可能性に規定されていると考えられる.
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  • 本村 健, 関島 恒夫, 堀藤 正義, 大石 麻美, 阿部 學
    50 巻 (2001) 1 号 p. 17-23
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1)日本の河川に架かる鉄橋に営巣する,チョウゲンボウの営巣地あたりの営巣密度について,営巣場所条件および営巣場所の周辺環境要素の面積との関係を,重回帰分析を用いて解明した.
    2)営巣地あたりのチョウゲンボウの営巣密度は,1999年が0.14~0.99ペア/km2,2000年が0.14~0.71ペア/km2であった.
    3)重回帰分析の結果,草地の面積,鉄橋の長さが正の方向に有意な相関が認められた.
    4)草地の面積は採餌場所の広さとして,鉄橋の長さは営巣適地の広さとして,営巣密度と関係があると考えられた.
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  • 樋口 亜紀, 阿部 學
    50 巻 (2001) 1 号 p. 25-30
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    本研究では,飼育している3羽の成体フクロウ Strix uralensis の摂食量•排出量を測定し,餌動物と排出物のエネルギー量からフクロウのエネルギー収支を求め,飼育下のフクロウの必要餌量を明らかにした.以下に結果を示す.
    1)3羽のフクロウの同化エネルギー(AE)は,平均 447.2±9.1kJ/dayで,単位生体重あたりの同化エネルギーは0.702±0.014kJ/dayであった.
    2)測定期間中のフクロウの体重は0-1.4%の範囲で変化し,生産エネルギーは5.2±1.OkJ/day,維持エネルギーは442.2±9.OkJ/dayと同化エネルギーの98.8±0.2 %を維持エネルギーが占め,成体では同化したエネルギーのほとんど全てを個体の維持に費やしていた.
    3)体重639.6gのフクロウは,1日に567.9±10.4kJ のエネルギーを摂取し,ペリットとして43.4±1.4kJ, 糞として77.3±1.2kJの,合わせて120.8±2.OkJを排出した.
    4)排出物の単位乾燥重量あたりのエネルギー含有量は,ペリットが13.2±1.1kJ/9,糞が11.0±0.3kJ/9であった.
    5)フクロウは1日に体重の13.2%に相当するアカネズミ2.3個体(83.9g,567kJ)を摂食し,78.5%を同化し,ペリットとして7.5%,糞として14.0%排出して体重を維持していた.
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  • 工藤 琢磨, 米川 洋, 池田 和彦
    50 巻 (2001) 1 号 p. 31-36
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    本研究はラジオテレメトリー法により北海道の平野に生息するオオタカの位置を高い精度で効率よく測定する方法を確立することを目的とした.まず,障害物の無い平坦地で,竹竿に固定した発信器からの電波の受信方位角を計測し,その誤差を算出した.次に,1羽のオオタカに装着した発信器からの電波の受信方位角を2ヵ所の固定測定点で測定した.これと同時に,オオタカの実際の位置を直接観察により特定し,受信方位角の誤差を求めた.また,2ヵ所の固定測定点からの交角法により測定されたオオタカの位置と実際の位置との距離を位置の誤差として算出した.さらに,発信器が装着されたオオタカを,発信器からの電波を頼りに車で探索した場合の,オオタカを探索し始めてからその位置を特定するまでの時間及び,その後オオタカの位置を特定し続けていた時間をそれぞれ記録した.竹竿に固定した発信器からの電波の受信方位角の誤差は正規分布し,平均7.7度であった.発信器をオオタカに装着した場合は,受信方位角の誤差は正規分布せず,その平均は約30度であった.また,2ヵ所の固定測定点から交角法によって測定されたオオタカの位置は実際の位置から平均1.9kmも離れていた.発信器からの電波を頼りに車でオオタカを探索した結果,20時間程度の調査時間のうち5割以上の時間,数メートル程度の誤差で位置を正確に特定し続けることができた.そして,調査期間を通して,これらのオオタカがどこにいても,発信器の電波を受信できなくなることは無かった.オオタカの生息場所利用を,モザイク状の景観を持つ日本の里山で特定するたあには誤差を数メートル程度に抑える必要がある.このためには,固定した測定点からの交角法ではなく,発信器からの電波を頼りに車でオオタカを探索する方法が適していることが示された.
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  • 中村 豊, 児玉 純一
    50 巻 (2001) 1 号 p. 37-41
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Nests, eggs and chicks of the Japanese Wood Pigeon were found in two islets, Birou (32° 28′ N, 131° 44′ E) and Kobirou (32° 28′ N, 131° 44′ E), located at the northern coast of Miyazaki Prefecture, eastern Kyushu. We had found twentyfour nests between 1993 and 2000, all of which were built on the ground in thickets of Miscanthus condensatus, Pleioblastus simonii and Carex oahuensis var. robusta.
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  • 飯田 知彦
    50 巻 (2001) 1 号 p. 43-45
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
  • 江口 和洋
    50 巻 (2001) 1 号 p. 46-50
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
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