日本鳥学会誌
Online ISSN : 1881-9710
Print ISSN : 0913-400X
検索
OR
閲覧
検索
52 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 今井 清
    52 巻 (2003) 1 号 p. 1-12
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    ニワトリ Gallus gallus domesticus は産業上最も重要な家禽であり,その原種はセキショクヤケイ G. gallus とみられている.家禽とは卵または肉の供給源として人類が作りあげてきた鳥類であり,ニワトリをはじめウズラ,シチメンチョウ,アヒルなどが含まれる.ニワトリ,したがって鳥類における卵生産の過程は,卵巣における卵胞成長,最大卵胞の排卵,卵管内での卵形成および放卵から成り立つ.本論文は,まずニワトリの放卵にみられる規•bull;性について記述するとともに,卵生産に関する生理学,特に内分泌制御機構について概説した.卵胞の急速成長に要する期間は多くの卵胞で7日から10日の範囲内にあり,8日型のものが最も多い.卵胞に蓄積される卵黄物質は卵胞エストラジオールの刺激により肝臓で作られ,血流によって成長卵胞に運ばれる.最大卵胞(ヒエラルキー第1位卵胞)の排卵のために重要なホルモンは,下垂体から放出されるLHと卵胞で分泌されるプロジェステロンである.卵形成は,卵管内で卵白,卵殻膜,卵殻が卵黄の周りに順次形成される過程であり,これに果たす卵管各部位の役割やその時間的経過についてはよく知られている.放卵に関与するホルモンとして下垂体神経葉から放出されるバゾトシンと排卵後卵胞および最大卵胞で産生されるプロスタグランジンがあり,さらに卵胞ステロイド,特にプロジェステロンの卵管への感作も重要であると考えられる.以上を要約すれば,視床下部-下垂体-生殖腺ならびに生殖腺-肝臓を結ぶホルモン機能環が,ニワトリ(鳥類)における卵生産機能発現の根幹をなす制御機構であると結論される.
    抄録全体を表示
  • 小岩井 彰
    52 巻 (2003) 1 号 p. 13-23
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    一夫一妻制のアオジの行動圏の重複,交尾行動および配偶者防衛行動を1992年4~7月に長野県菅平湿原(北緯36°32′,東経138°20′,標高1,250m)において調査した.雄は安定した行動圏を持ち,その中にソングエリアがあった.しかし,隣接雄による番い外交尾を求める侵入が多いため行動圏は互いに大きく重複した.ソングエリアも相互に重複した.雄のさえずり頻度は番い形成後に低下した.そのためソングエリアがなわばりとして維持されているとは考えにくい.雄は雌との距離を短く保ち,雌の後を追うことで配偶者防衛行動を行なった.番いの雌雄の個体間距離の短さと雄が雌に従う割合は推定受精可能期にピークがあったが,配偶者防衛行動は番い形成直後から推定受精可能期にかけて継続的に観察された.番い交尾29例は,すべて推定受精可能期に観察された.隣接雄による番い外交尾の試みが原因の雄同士の争いは受精可能期前も受精可能期と同様に頻繁におこり,番い外交尾の半分(10例中5例)は,受精可能期前に観察された.これらの結果は,アオジの雄は排他的空間であるなわばりよりむしろ雌を防衛し,機会があれば番い外交尾を試みていることを示唆している.ブッシュや草本の繁茂した見通しのきかない環境に生息するアオジにとって配偶者防衛行動となわばり行動を同時進行させることは困難と考えられる.アオジの雄は番い形成後から番い外交尾の試みに対し攻撃的に反応し,抱卵も雄が行ない子育ての投資が大きい.さらに,個体群の性比は雄に偏っていた.それゆえ,雄はなわばり防衛より父性確保のための配偶者防衛行動を優先したと考えられる.
    抄録全体を表示
  • 藤岡 正博
    52 巻 (2003) 1 号 p. 24-28
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
  • 川口 敏, 山本 貴仁
    52 巻 (2003) 1 号 p. 29-31
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Sixty seven pellets of Long-eared Owls, Asio otus, were collected in a village, Ehime Prefecture, during 19February 2001to 6 April 2001. The bones of 164 Mus musculus, ten Micromys minutus, two Apodemus speciosus, two Rattus sp., seventeen Pipistrellus abramus, two Myotis macrodactylus, twelve Crocidura dsinezumi and a bird were found in the pellets. M. minutus, P. abramus, M. macrodactylus and C. dsinezumi were new records in diet of the Long-eared owls.
    抄録全体を表示
  • 嶋田 哲郎
    52 巻 (2003) 1 号 p. 32-34
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Distribution of feeding sites of wintering Greater White-fronted Geese Anser albifrons around Lake Izunuma-Uchinuma (roost) was determined by direct observations during winter of 1997, 1998and 1999. The 68.6% of 110feeding flocks were observed in rice fields within 6km from the lake.
    抄録全体を表示
  • 出口 智広, 加々美 竜彦
    52 巻 (2003) 1 号 p. 35-38
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Daily measurement of chick mass could be a useful method to estimate daily food intake under the assumption that the effects of the body mass on daily mass increment do not differ between chicks receiving different amount of food. To evaluate this assumption, 40g and 60g anchovy per day were fed to Rhinoceros Auklets chicks in semi-captivity. Negative relationships between chick mass and daily mass increment were found in 40g-and 60g-fed chicks. There was no significant difference in the slope of regression equation between 40g-fed chicks (-0.037±0.018) and 60g-fed chicks (-0.041±0.016). The intercept in 60g fed chicks (17.578±3.491g) was larger than that in 40g fed chicks (10.950±3.491g). Therefore, the daily amounts of food intake in Rhinoceros Auklet chicks can be estimated from body mass and daily mass increment.
    抄録全体を表示
  • 吉野 智生, 川上 和人, 佐々木 均, 宮本 健司, 浅川 満彦
    52 巻 (2003) 1 号 p. 39-42
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    As one of ecological surveys of alien avian species in Japan, internal and external parasites of 4 individuals of Hwamei Garrulax canorus and 4 individuals of Red-billed Leiothrix Leiothrix lutea collected in Kanagawa, Tokyo, and Fukuoka Prefs., Japan during from July 1999to November 2001, were investigated. Ornithoica bistativa, Ornithomya avicularia cf. aobatoensis, Haemaphysalis flava and Centrorhynchus turdi were obtained from Hwamei, and Ornithonyssus sylvialum and Anonchotaenia sp, were obtained from the Leiothrixes, respectively. All of these external parasites and the acanthocephalan species are newly recorded from these two avian species in Japan.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top