音楽教育学
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39 巻, 2 号
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研究論文
  • ―伝統的曲目の教習の可能性, 教授法, 東京音楽学校への影響―
    勝岡 ゆかり
    2009 年39 巻2 号 p. 1-11
    発行日: 2009年
    公開日: 2017/08/08
    ジャーナル フリー

     本研究では「音楽取調掛時代文書綴」, 明治期の雑誌の言論, 東京音楽学校関係者による当時の回想, 『東京音樂學校一覽』中の関係史料から, 以下の3点を新たに指摘した。

     第一に, 音楽取調掛時代の明治16年~18年の時間割に「箏」とは別に「專門 (樂器) 箏」の授業が含まれており, 明治17年の試験科目「俗箏」, 明治18年の試験科目「專門 箏」の試験内容として, 伝統的な箏曲の曲目が記載されていると指摘した。そして, 主にそれらの史料から, 音楽取調掛では, 「專門樂器」の「箏」という科目において伝統音楽の修得が行われていたのではないかとの可能性を示した。第二に, 音楽取調掛時代には「箏曲科の人」のための楽譜と, 教員のための小学唱歌用の伴奏譜があったこと, それらが実際に使われていた可能性について言及した。第三に, 『東京音樂學校一覽』のカリキュラムから, 唱歌の伴奏楽器としての箏の教習が, 明治33年まで, 約20年間にわたり続けられていた可能性を指摘した。

研究報告
  • ―『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』における市民社会との関わりを事例として―
    小泉 元宏
    2009 年39 巻2 号 p. 12-24
    発行日: 2009年
    公開日: 2017/08/08
    ジャーナル フリー

     本稿は, 現代の音楽祭をめぐる場において行われている, 市民に対する社会教育的な事業や, 市民による新たな文化創造に焦点化しながら, 音楽祭と市民社会との関係性の新たな一側面を明らかにすることを試みた。これまで音楽祭に関する研究では, 特定の音楽家らの活動や, 非日常的な場としての祝祭的な性格について言説が交わされてきた。しかし本稿は, 事例として『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』 (長野県松本市) を取り上げながら, 近年の音楽祭が, 市民社会との関わりを築く意識を持ち, 様々な社会教育的な意義を持つ活動を実施したり, 市民による文化活動の場を生み出したりしている点に着目した。この点を文献調査と, フィールド調査における聞き取りによる方法によって調査し, 今日の音楽祭が市民社会との関わりを持つことの意義や, 求められるべき視座を提言するものである。

書評
第40回大会報告
(大会実行委員会企画)
基調提案
(40周年記念行事)
記念講演Ⅰ
記念講演Ⅱ
(常任理事会企画)
プロジェクト研究Ⅰ
プロジェクト研究Ⅱ
(共同企画Ⅰ) ワークショップ
(共同企画Ⅱ) ラウンドテーブル
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