音楽教育学
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49 巻, 2 号
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研究論文
  • ─ 拍への同期度による検討 ─
    水野 伸子, 津崎 実
    2020 年49 巻2 号 p. 1-12
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

     音楽に併せて打つ手拍子の打拍記録を解析し, 3歳児・4歳児・5歳児における拍知覚の発達を検討した。刺激はピアノによる《きらきら星変奏曲ハ長調k. 265》 (モーツァルト作曲) の生演奏である。手拍子は音楽リズム反応記録装置を用いてリアルタイムに記録した。それを, 拍への反応の度合いを示す同期率, 被験者間の時間的まとまりを示す同期度, 1拍あたりの手拍子数から検討した。その結果, 同期率は加齢に伴って高くなった。同期度は3-4歳児間ではあまり変わらず, 4-5歳児間で高くなった。1拍あたりの手拍子数は5歳児の変奏間分散が最も小さく, 16分音符による音価の連続箇所で4歳児から間隔の狭い手拍子が認められた。幼児期における拍知覚は, 速い拍の供給が解発刺激となる興奮化や旋律等への中心化を経て, 階層的な拍節構造の理解へと進んでいくことが示唆された。この認知的発達は4歳児から5歳児にかけて急速に進むことが明らかになった。

  • 須田 珠生
    2020 年49 巻2 号 p. 13-24
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

     本稿では, 校歌の歌詞内容の変容を明らかにし, そのうえで1930年代に校歌が全国的に普及した背景に何があったのかを検討した。学校が校歌を作成し, 歌うようになったのは1890年代のことである。当初の校歌の歌詞に学校の所在を顕著に示す語句, 例えばその地域の山川や歴史が詠われることはほとんどなく, そうした語句が積極的に校歌の歌詞に出てくるようになるのは, おおよそ, 大正期になってからであった。1930年代になると, 郷土教育運動の展開に伴い, 地理的・歴史的環境を詠んだ校歌は「郷土の歌」として位置づけられるようになる。「郷土の歌」として位置づけられた校歌は, 学校という範囲を越え, 地域社会にまで結びつきを持つ歌として性格づけられるようになった。すなわち, 学校は, 在学児童・生徒だけでなく, その地域全体の人々を校歌の歌い手にすることで, それぞれの地域社会における共同体意識の形成という地域づくりの一端を校歌に担わせたのである。

論考
書評
第50回大会報告
(大会実行委員会企画)
シンポジウム
(常任理事会企画)
プロジェクト研究
(共同企画Ⅰ) ワークショップ
(共同企画Ⅱ) パネルディスカッション
(共同企画Ⅲ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅳ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅴ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅵ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅶ) ワークショップ・デモンストレーション
(共同企画Ⅷ) パネルディスカッション
(共同企画Ⅸ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅹ) パネルディスカッション
(共同企画Ⅺ) ラウンドテーブル
(共同企画Ⅻ) パネルディスカッション
(共同企画XIII) ラウンドテーブル
(院生フォーラム)
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