日本口腔粘膜学会雑誌
Online ISSN : 1884-1473
Print ISSN : 1341-7983
ISSN-L : 1341-7983
3 巻, 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 堀内 克啓, 杉村 正仁
    1997 年 3 巻 2 号 p. 65-75
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
  • 中瀬 実, 野村 城二, 乾 真登可, 村田 琢, 川原田 裕子, 田川 俊郎, 大杉 博信
    1997 年 3 巻 2 号 p. 76-81
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    舌痛症, アフタ性口内炎および扁平苔癬43症例に対しセファランチン®含嗽内服療法 (32例) および内服療法 (11例) を施行し, 両者の臨床効果の比較検討を行った。 投与量はセファランチン®として15mg/日, 投与期間は2週間とした。 効果判定は著効, 有効, 無効とし, さらに副作用の有無をもとに評価点数を与え, 疾患別に含嗽内服群と内服群の有用度の比較を行った。 含嗽内服群において著効+有効率は, 舌痛症83.4%, アフタ性口内炎100%, 扁平苔癬の大きさの縮小25.0%, 扁平苔癬の疼痛の緩解75.0% であった。 副作用は含嗽内服群にのみ32例中5例, 15.6%に認められた。 含嗽内服群と内服群の有用度の比較を行うと, 舌痛症および扁平苔癬では有意差はなかったが, アフタ性口内炎では含嗽内服群の方が有意に高かった。
  • 山本 一彦, 森崎 歩, 塩谷 洋史, 俵本 眞光, 正田 農夫, 中谷 善幸, 桐田 忠昭, 杉村 正仁
    1997 年 3 巻 2 号 p. 82-87
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    当科で経験したエプーリス103例について臨床統計的検討を行った. 患者は, 男性33例, 女性70例と女性に多く, 年齢分布では20歳代と40歳代にピークがみられた。発生部位は上顎前歯部が最も多く, 次いで上顎大臼歯部, 下顎前歯部であった。病理組織学的に検討しえた96例において, 線維性エプーリスが47例, 肉芽腫性エプーリスが44例, 骨形成性エプーリスが2例, 血管腫性エプーリスが3例であった。線維性エプーリスは肉芽腫性エプーリスに比してやや大きく, 来院までの期間が長い傾向にあった。線維性エプーリスと肉芽腫性エプーリスの中には小さな石灰化物が存在するものがみられたが, これは男性に多く, 線維性エプーリスにおいて頻度が高かった。エプーリスの発生には全身的, 局所的誘因が考えられた。処置として, 切除が99例に行なわれた。このうち20例は原因歯の抜歯も同時に行った。再発は5例に認められ, 再切除を行い再発は認めていない。
  • 横倉 幸弘, 上地 江美里, 渡邉 八州郎, 朴 忠君, 室井 和子, 藤林 孝司
    1997 年 3 巻 2 号 p. 88-92
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    アミロイドーシスはアミロイドと呼ばれる蛋白が種々の臓器に沈着し, 機能障害を起こす疾患である。症例は, 64歳男性で, 舌の無痛性腫脹を主訴に紹介来院した。血液所見ではβ2-ミクログロブリンに軽度の上昇がみられた以外に異常値はみられなかった。舌生検にてアミロイド沈着が認められた。全身性を疑い精査を行なったところ, 皮膚や直腸などにもアミロイド沈着が認められ, 全身性アミロイドーシスと診断した。症例は約3か月で心筋梗塞を合併し不幸の転帰をとった
  • 茂木 世紀, 高橋 雄三, 戸田 ひとみ, 依田 哲也, 鎌田 伸之, 榎本 昭二
    1997 年 3 巻 2 号 p. 93-97
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    サルコイドーシスは, 原因不明の肉芽腫症で多臓器をおかすが, 口腔病変は極めて稀である。症例は76歳女性で, 左側頬部腫瘤を主訴とした。全身検索の結果, ブドウ膜炎と皮下結節がみられた。血清リゾチーム値の上昇, ツベルクリン反応の陰性, 血清免疫グロブリンの高値などの免疫異常がみられた。臨床および検査所見より非活動期であった。内科的治療は不要で, 義歯による口腔機能の回復のため, 当該病変の減量術を施行した。
  • 1997 年 3 巻 2 号 p. 99-128
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
feedback
Top