体育学研究
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16 巻, 2 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 16 巻 2 号 p. Cover5-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 16 巻 2 号 p. Cover6-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 加藤 元和
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 61-66
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    この研究では,古代オリュンピア祭典競技の起源を巡る諸問題を取り拳げた.1)歴史的事象としての古代オリュンピア祭典競技は,神話,伝承に於ける神々や英雄たちの競技の世界やホメロスの詩篇オデユツセイアやイリアスに於ける競技の世界の延長として出現したのでなく,それら三者の間には,密接な相互関係があった. 2) ゼウス崇拝とオリュンピア祭典競技との結びつきは,エリス人のゼウス崇拝とピザ人のべロプス崇拝及び両ポリス市民間に於けるオリュンピア祭典競技の主催権を巡る対立・抗争を通して確立されてきたのである. 3) オリュンピア祭典競技の起源は,最もギリシア的国制としてのポリス共同体の存在を前提とせねばならなかったのである.それは,自由,自治,自給自足という共同体の特性が,逆に,民族的統一理念としての汎ギリシア精神の具現体としてのオリュンピア祭典競技を体制化したのである.
  • 菊地 邦雄
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 67-74
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    筋トレーニングの方法を分類すると,等尺性筋収縮を主とする静的筋トレーニングと等張性筋収縮を主とする動的筋トレーニングに大別されるが,各々のトレーニングを行つた際の筋肥大の現象を赤筋線維,白筋線維に分けて組織学的に検討することを目的とする.静的筋トレーニングは, ラットを木につかまらせて体重を支えさせる方法,動的筋トレーニングは, トレツドミル走を行わせた.実験結果は次の通りである.(1) ラット下肢筋の各筋重量は,静的筋トレーニング及び動的筋トレーニングにおいて増加する.(2) M.tibialis ant.の全横断面積の増加率は,静的筋トレーニングでは,赤筋線維15.0%,白筋線維11.1%であり,動的筋トレーニングでは,赤筋線維13.2%,白筋線維19.4%であつた.(3) 筋線維一本当りの平均横断面積に及ぼすトレーニングの影響は,全横断面積の場合と同じ傾向を示した.
  • 小宮 秀一
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 75-84
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,身長の発育Patternを明らかにすることと,各発育Patternが示す運動能力の発達の差異を検討することである.対象者は,10才〜14才(1964年〜l968年)までの5年間,継続測定した福岡市姪の浜地区の62名の男子児童である.結果は次のように要約できる. 1.身長の年間発育率を基準として,上昇型,下降型,凸型,凹型,混合型の5発育Patternに類別できた.その中でも, この期間では凸型を示すものが38.7%と多くみられ,現量値,年間発育量ともに大きい.一方,凹型は現量値,年間発育量ともに小さく,発育の遅れがみられた. 2. 身長の各発育Pattern別に連動能力の発達の差差をみると,下降型と凸型が最もずぐれた発達を示していた.これらの結果から, 10才〜14才までの少年期における望しい身長の発育Patternは凸型であることが明らかになった.
  • 北村 栄美子, 松浦 義行
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 85-89
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    中学2年女子605名を対象に,初潮発現時期により,A,B,Cの3群にわけ性成熟と形態発育を多次元的に考察した.身長,体重,胸囲,坐高を体格4属性変数のべクトルの集合としてみると,個々は4次元空間の点として示され目でみて考察することはできない,そこでPrincipal component analysisを利用し次元の減少を行ない平面として考察した.軸の成分を明瞭にするため30゜の直行回転を行ない,x軸を長育軸, y軸を巾育軸と解釈した.各群の成分平均値はA群x1.38, y0.96, B群x0.27, y0.16, C群x-1.18, y-1.17で,大きさはA 群x5.57, y2.41, B群x5.65, y2.22, C群x5.71, y2.06で,各群ともxがyより大であるが,その大きさにはあまり差はにそう長狭胸のみられない. これにより性成熟の早熟なものは形態発育も優れていること,一般傾向であること,C群には典型的に体格の劣っているものがあることなどがみられた.
  • 宗高 弘子, 松浦 義行, 宗高 平八
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 91-97
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    幼児の発育発達に関して,特に運動能力の地域差を検討するために,離島,団地,都市の幼稚園児男女4才244人, 5才288人を対象にして,その生活条件と体位,運動能力等を調査測定した.そして各地域の生活条件の差異と共に体位や運動能力の地域差,年令差,性差を比較検討した.その結果,生活条件では,平均家族人数は離島が多く,都市において親の最終学歴が高い.人口密度は,離島,都市,団地の順に大になっている.また,体位には地域の有意差はみられなく,運動能力では項目によって地域の特性がある.年令差においては,各地域共体位で長育の発育が著しく,運動能力でも差異のある項目が多かつた.なかでも都市の園児は,離島,団地に比較して1年間の発達促進が大である.性差においては,身体協調能力のまりつき,ボール投げで明らかな差がみられ,生活習慣の違いが性差として現われているように思われる.
  • 水野 忠文, 青山 昌二, 岸本 肇, 横山 奉行
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 99-107
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は大学年齢層における身長別運動能力評価表を作成しようとするものである.標本は1968年9月〜69年2月調査の大学11校,工高専3校の男子学生計2,436人である.身長と短距離走・跳・投の運動能力との間には有意な相関・回帰関係があることが明らかとなり,そこで回帰方程式と回帰からの標準偏差を用いて,「大学生の身長別運動能力評価標準表」を,50m走・垂直跳び・ハンドボール投げについて完成した.この「身長別運動能力評価表」を実際の運動能力評価に応用してみると,身長を考慮しないで評価する場合と比較して,評価点が15〜40%とかなり大きく変動することが判明した.大学年齢層においても,遺伝的要因によるところが大きい,身長の影響を除去して運動能力を評価する方法は,公平であるというだけでなく,合理的な評価という点で有効性を保持しているといえる.
  • 徳永 幹雄, 橋本 公雄, 千綿 俊機
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 109-114
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    この研究は大学生の体格(身長,体重,ローレル指数),体力(体力診断テスト),性格(Y-G性格検査)の相互関係を明らかにするために行ない,つぎの結果を得た.1. 体格と体力の関係:体型の中間型が体力にすくれ,細長型が劣っていた.身長,体重と体力の間に有意味の関係があることが明らかになつた. 2. 性格と体格の関係: E類型に細長型が多く, Y-G得点では細長型と肥満に近い型には差はなく,中間型に比較し細長型は神経質大で,肥満に近い型は劣等感大であつた.また,外向的な学生は平均型の学生より体重が重かつた.3. 性格と体力の関係:D類型が最も体力がすくれE類型が最も体力の低い学生が多かつた.また,体力の低い学生は体力の高い学生に比較し劣等感大,神経質大,主観的,非協調的,のんきでない,服従的,社会的内向であつた.積極型の学生は消極型の学生より筋力にすくれていた.
  • 松井 匡治, 阿部 征次, 朴沢 一郎, 鈴木 文夫
    原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 115-124
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    スキナー流のプログラム学習の理論と方法を,個人的種目としての先高跳び(べリー・ロール)の指導過程にとり入れた場合に,どのような効用と限界が見出されるかについて,教育実験的に検討することにあるを目的とした.中学1年生を対象に,体格,体力測定,先高跳びの結果に基づき,プログラム学習群と普通学習群とを選定し,前者にはプログラム学習形態で,後者には一斎指導形態で各延4日間のべリー・ロールの学習をさせ,ポストテスト及び把持テスト,プログラム学習群に対するアンケート等によって両群における学習効果の比較考察を行なった.普通学習群では,示範を多く与えられたせいか,技術やフォームが指導者に似たものになり,比較的べリー・ロールとしてのまとまりを得た.プログラム群は,技術やフォームにやや正確さを欠く傾向がみられた.
  • 原稿種別: 本文
    1971 年 16 巻 2 号 p. 125-127
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 16 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 16 巻 2 号 p. App4-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 16 巻 2 号 p. Cover7-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 16 巻 2 号 p. Cover8-
    発行日: 1971/10/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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