体育学研究
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17 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 17 巻 4 号 p. Cover13-
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 17 巻 4 号 p. Cover14-
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 水野 忠文
    原稿種別: 本文
    1973 年 17 巻 4 号 p. 171-177
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    この小論は最近の体育学研究における1つの重要な問題である分化(differentiation)と統合(integration)の問題を具体的事例をあげて考察したものである. 第1に体育学の対象である人間を哲学上の学問分類論から論じ, 学問的操作によって自然存在となる場合と行為の主体としての人間存在となる場合の区別を明らかにした. 第2に具体的事例として脛骨中央部横断面の尖鋭角が新石器時代から現代にかけて男子の場合その鋭角が鈍化する傾向を人類学的知見から考察し, 現代人のそれを超音波法によって計測すると運動能力の高いものの方が普通のものよりその尖鋭角がせまく, 脛骨が扁平性を示すという新事実をとらえた. 最後にこのような事実から, 自然科学的研究を体育に生かすために人文社会科学と結合することの必要を論じ, 統合問題の解決の方向を明らかにした.
  • 篠田 基行
    原稿種別: 本文
    1973 年 17 巻 4 号 p. 179-184
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    小論は, 主体的人間形成に関する構造を説明したものである. 体育は人間形成をめざす教育活動であるが, この定義でははなはだ抽象的である. そこで私は<主体性の問題>に重点をおいた人間形成を提唱したい. 本研究では, その構造を論証してみたい. 主体性の問題は, 現代人の強い関心事である. もとより体育がこの問題に無関心ではありえない. 私はその理由をあげて, この問題が体育学の研究対象であることを明らかにしたい. そのために, 体育活動のどこにその根拠があるかを考えた. 第1に, 主体性の概念を分析する過程において, 第2には体育の目的や性格の中にそれを考えた. 体育における主体的人間形成の構造を明らかにするに当って, 特に, 哲学で問題としている人間存在のヒュポケイメノンを体育的視点から分析し, 他方, 体育運動の具体的な場面を<モデル構成>することにより, そこにその構造をつきとめようとした. 以上の考察を通じて, 体育活動が主体的人間形成に必要な構造を備えていることを5点に要約した.
  • 吉沢 茂弘
    原稿種別: 本文
    1973 年 17 巻 4 号 p. 185-203
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    都市10〜17才の男子159名, 女子157名, 農村9〜17才の男子218名, 女子198名, 計732名について予備テストとして体格, 皮脂厚(上腕部, 肩甲骨部, 腸骨稜部, 臍部), 大腿伸筋力及びPWC_<170>(kpm)を測定し, さらにそのなかから都市男子129名, 女子127名, 農村男子146名, 女子137名について自転車エルゴメーターによりVo_2max(1/min, STPD)を測定した. それらの測定成績にもとづき都市と農村を比較したところ次のような結果が得られた. 1. PWC_<170>(kpm/kg)においては男子が12才以降, 女子が13才以降農村が都市を有意に凌駕していた. 2. Vo_2max(ml/kg/min)については男子, 女子ともに15才以降に有意差がみられ農村が都市を上回わっzた. 3. 小学校高学年(都市10〜12才, 農村9〜12才), 中学校(12〜14才), 高校(15〜17才)の年令グループに分け, 体重(kg)を独立変数, PWC_<170>(kpm), Vo_2max(l/min, STPD)を従属変数として回帰直線を求め, その勾配を比較した. PWC_<170>については男子の場合, 農村が都市の2倍の勾配を示したが, 女子では殆んど差をみることができなかった. 4. Vo_2max(l/min, STPDのについても男子の場合農村の勾配が高く都市の1.6〜1.9倍であったが, 女子については殆んど差がなかった. 5. 皮脂厚においては男子の場合高校において, 女子の場合中学校において4ヶ所すべてに有意差がみられ都市が農村よりも大きかった. 6. 身長をh(cm), PWC_<170>(kpm),VE(l/min, BTPS), Vo_2max(l/min, STPD)をyとし, Asmussenの方法により相対成長の式y=a×h^bを求めた. PWC_<170>(kpm)については男子の場合都市と農村の変移点に差がなく156〜157cmであった. また女子では都市に変移点がみられず, 農村では147cmで変移点がみられた. 7. Vo_2max(l/min)についてみると男子の場合都市の変移点が156cm, 農村が164cmで農村が都市より8cm 高かった. 女子では都市の場合変移点がみられなかったが, 農村では147cmで変移点をむかえている.
  • 豊岡 示朗, 金子 公宥
    原稿種別: 本文
    1973 年 17 巻 4 号 p. 205-211
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    3ツの室温条件(10, 20, 30゜c)のもとで最大作業を課し, その際の呼吸循環系反応及び作業量を測定した. 被検者は成人男子10名(19〜22才)で, 全員が各室温条件下で1回づつ(1人3実験)のテストを受けた. 人工気候室で予め所定の室温を設定(相対湿度60〜70%)し, 被検者に30分の椅座位休息を与え, 3分のウォームアップと3分の休息を挿んで疲労困憊に至る自転車エルゴメーター作業を課した. 負荷はぜロからスタートして1分毎に180kgm/min増すものとした. その結果(1)総仕事量, Vo_2max, VEmaxには室温の違いによる有意差が認められなかった. 作業時の生体反応に注目すると(2) 30゜C条件下の心拍数は10゜C, 20゜C下のそれらより有意に高い. (3) 20゜C条件下の心拍数は, 総仕事量の80%を越える作業水準になると10゜Cとの間に有意差がなくなる. (4)呼吸数も高温になる程, 頻度を増すが, VEとVO_2には明瞭な差異が認められない. (5)作業終了後(回復期)5分程度までは, 各項目に於いて同様の温度依存傾向が見られる. (6)実用の便を考え, 心拍数と酸素摂取量(%Vo_2max)の関係を回帰直線によって示した.
  • 山崎 武, 金子 公宥
    原稿種別: 本文
    1973 年 17 巻 4 号 p. 213-219
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    126人の大学男子運動部員(7種目)について筋力を測定した. 被検筋は肘関節屈筋群, 同伸筋群, 膝関節屈筋群, 同伸筋群である. それぞれの等尺性筋力はバネ式力量計を使い, 関節角90度の位置で測定した. その結果を要約すると次のようである. 1) 一般に, (i)屈筋力対伸筋力の比は肘の場合3対2, 膝の場合1対3であり, (ii)右側肢の筋力は左側肢のそれより多くの場合に1〜2kg高い. 2) 脚筋力(膝屈・伸両筋力を含む)の第1位は陸上(フィールド)で第2位が柔道であるが, 腕筋力ではこの順位が逆転する. 3) 陸上(短距離)選手は全ての筋力値において第3位を占め, 球技(ハンドボール, バレーボール, サッカー)と体操部は下位に属する. 4) 体操は陸上(短距離)と同様に, 体重当り筋力比が高いが, 一方柔道は(特に)体重当り脚筋力比が低い. 5) 下肢の場合, 筋力/肢部囲の比は, ほぼ脚筋力の運動部序列と一致するが, 腕筋力/肢部囲比では異なり陸上(短距離)とハンドボールが高い値を示す, という結果を得た.
  • 原稿種別: 付録等
    1973 年 17 巻 4 号 p. 221-233
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1973 年 17 巻 4 号 p. 234-268
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1973 年 17 巻 4 号 p. App2-
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 17 巻 4 号 p. Cover15-
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 17 巻 4 号 p. Cover16-
    発行日: 1973/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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