体育学研究
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18 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 4 号 p. Cover13-
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 4 号 p. Cover14-
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 前川 峯雄
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 155-161
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    1. この小論は, 体育という名を冠した科学の中に,「体育教育学」というものを加え, その領域の確立を求めようとするものである. 2. これまで, 「体育教育学」に類するものは,「体育(科)教育法」 または,「教材研究」 という名のもとに, 教師になるものにとっての必修科目の一つとなっていた. しかし, そのあつかわれ方が, いわゆる teaching method の手ほどきという程度のものであって, 真の意味で専門家によって研究されたものではなかった. 科学でもないが, 実践でもない, というようなもので, 極めて経験主義的なものであった. 3. このような状況を抜け出して, それを科学的なものにまで高めようとしたのは, 体育関係諸科学の成果をふまえて, 体育という教育的な営みを一層進めようとする意図があってである. 体育科学はますます隆盛になろうとしているのに, 学習指導や教授法そのものが一向に進歩しないとすれば, 折角の科学が活かされないことになる. 体育の実践では, 体育諸科学を直ちに応用できるものもないわけではないが, 多くは, それらをもう一度, 一定の場で学習している具体的な状況におろしていかなければならない. その作業をするのが, ここでいうところの 「体育教育学」 のねらいとするところである. 4. この意味での研究が進み, 体系化が可能となれば, 既存の体育科学の成果は, いっそうその光りを放つことになろう. では, 誰が, そのような方法でこれにとりくむか. これらは, 今後の問題になろう.
  • 川初 清典
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 163-172
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    人体の直接の運動器官である筋の中で, 特に全身運動およびスポーツにおいて重要な役割を果たす脚筋について10ヶ月間継続してペダリング訓練に専念した者28名を追跡測定し, 機械的パワーと力および速度の変動を調べた. 強度なペダリング訓練の結果, 等尺性最大脚筋力の変動は少なかったが, 最大脚筋パワーには著しい増高がみられた. また, 最大脚筋パワーが発揮されたときの力と速度を調べると, そのときの速度はペダリソグ訓練によって変化がなく, 最大脚筋パワー発揮時の筋力が高まっていることが明らかになった. すなわちペダリングのように動的状態でなされるトレーニングによって静的最大筋力は強くならないがパワーの発揮能力が高くなり, その効果は特にパワー発揮時の筋力の増加によって得られている.
  • 荒井 貞光, 江刺 正吾
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 173-184
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究は近郊農村の体育・スポーツを問題にしている. 調査は福岡県糸島郡前原町を対象地域とし, 1965年と1971年に実施された住民のスポーツ活動に関する調査を中心に, その6年間の変化と問題について考察した. 町の体育・スポーツは, この6年間は総じて停滞していた. それに関係すると考えられる要因は次のとおりである. 1) 自由時間などの生活上のゆとりが増えなかった. 2) 住民の生活の変化と若年層人口の減少. 3) 住民の生活と意識の多様化と一日行事を中心に展開される社会体育行政とのずれ. 4) 日常使用可能な施設の不足と社会体育予算の伸び悩み. 5) 社会体育振興に対する住民の非好意的態度の増加.
  • 服部 恒明
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 185-190
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    日本人の思春期後の発育に関する詳細な報告が稀なため, 男119名, 女58名の18〜21歳の個人追跡資料をもとに, 身長, 座高, 胸囲, 体重につき, 平均値の経過の観察とともに, "Standard-channel-method" による縦断的分析を行なった. その結果, 身長・座高の平均値は男女とも18歳以降停滞し, 相対的な大小関係にも年齢的変化が認められなかった. 胸囲は身長・座高よりも発育完了の時期は遅く, 男は20歳, 女は19歳まで有意な増加を示し, さらに女では21歳まで漸増を認めた. 発育曲線の型は男女ともconsistent typeが5O%弱で, 残りがpromote, demote, irregular typeに分散し, 最も大きな変異を示した. 体重は男で18〜21歳の間, 漸増の傾向が認められたが, 経過は大部分(90.8%)がconsistent typeで相対的な大小関係は殆んど一定である事が判った. 女では19歳まで平均値の増加を認め, consistent typeは84.2%を示した.
  • 吉尾 裕子, 高木 公三郎, 熊本 水頼, 伊藤 稔, 伊藤 一生, 山下 謙智, 岡本 勉, 中川 宏
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 191-198
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    カヤック漕法について, パドリング・タンク法によってブレード中心および握り手の軌跡, 漕力曲線, および主働筋群の筋電図による解析を行なった. 熟練者は未熟練者に比し, キャッチおよびミドルから後半にかけてパドルは水面に対しより大きい角度を保ち, 有効な引き動作を行なっていた. 引き動作の主働筋群の放電様相は, 熟練者, 未熟練者で違いは見られなかった. しかし熟練者では〓幹の捻転が上肢の引きに先行する現象が見られたが, 未熟練者では殆んど同時に行なわれている場合が多く, 1ヶ月の練習後, 捻りが先行する傾向が現われて来た. 熟練者では引き動作の間, 肘関節には余分な筋緊張は見られなかったが, 未熟練者ではこれが現われ, 1ヶ月の練習後もとれなかった. 下肢にも未熟練者では熟練者に比し, 余分の筋緊張が現われていた. また初心者においては上肢の引きの主働筋群をすべて動員出来ず, 出来てもその漕力は未熟練者と比べても遥かに小さかった.
  • 岩淵 直作, 佐藤 光毅, 渡辺 弘, 福田 廣夫, 三浦 一雄, 花田 明彦
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 4 号 p. 199-205
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    冬季オリンピック大会の成績と体格との関係について, 相関並びに回帰係数を用いた研究は, 体育学研究その他の文献を見ても皆無であることから, 第11回冬季オリンピック札幌大会について調べた結果, 次のことがわかった. 1) 各競技種別における参加選手の身長と体重との相関係数は, 高いあるいはかなり高い. 2) 日本選手の体格は, ほとんどの競技種目において劣っている. 3) 体格と成績との関係は少数の種別において, かなり高いあるいは低い相関係数が算出されたが, 全般的には高いとはいえない. 4) 体格が成績に及ぼす影響は, 少数の種別に有意性が認められたが, 全般的には大きな影響を及ぼしているとはいえない. 5) 体格と成績との関係が高く, 体格が成績に影響を及ぼす種別が存在することは, 平等な成績評価をする立場からすれば, 無視できないことであると考える.
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 18 巻 4 号 p. 207-233
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 18 巻 4 号 p. 235-
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 4 号 p. Cover15-
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 4 号 p. Cover16-
    発行日: 1974/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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