体育学研究
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20 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 6 号 p. Cover21-
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 6 号 p. Cover22-
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 20 巻 6 号 p. App6-
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • Kitsuo KATO
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 303-314
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    日本の大学のすべてに体育が必修科目として義務づけられたのは, 第2次世界大戦以後のことである. 日本は敗戦後, 復興を目指して教育改革を行なった. その一つに新制大学の誕生があり, それにともなって新しく必修科目として体育が登場したのである. アメリカ占領軍のCIEの示唆により, 大学基準協会は大学基準を決定してきたが, それにともなって大学における保健と体育をどのように位置づけるかについて, 体育保健研究委員会がつくられ, 東京大学がその委員会の世話をすることになった. 幸いに, 東京大学の学生課長をしていた私にこの委員会の世話を委された. 会議は5回ほど開催され, 正課体育の設置を主張することが決定し, 中間報告として大学基準協会に提出した. 同協会の基準委員会では簡単に通過し, 講義及び実技4単位が決定された. その詳細を第2章, 第1節に述べた. 大学の正課体育は体育家の熱望から直接生れたものではなく, 偶然体育保健研究委員会の主張に基づいて出来たものである. この当時, 大学の体育教官を養成する機関もなく, 大学の体育教官の多くは, かつて学生時代に運動選手をしてきた者, 或いは旧制高等専門学校の体育教師が当った. 大学基準協会は「新制大学における一般体育科目設置の参考資料」を作成し, その準備にカを入れたが, 何分指導教官に適当な人を得ることが困難な状態にあったので, 種々苦しい事態に遭遇した. その間「大学における保健体育の在り方」を大学基準協会と連絡して大学保健体育協議会が発行したが, これは研究の成果を示した立派なものであった. これらは第2章第2節に述べてある. しかしながら, 一般体育に対する攻撃は大学の中に起こった. その第1は体育とすべきか, 或いは保健体育とすべきかという名称の問題である. つづいて起こった問題は, 体育を正課としての単位制度からはずすという日本学術会議の勧告であった. これらの問題は, 大学基準協会の「保健体育の在り方」, 国立大学協会の一般教育の研究討議, 中央教育審議会の決定などにより,体育は従来の位置を保つことができた. 第3章では, 1970年の中央教育審議会の中間報告によって, 体育を正課としての地位からはずすという勧告が, 体育界に大きな動揺を起した. 私はそれを機械文明による運動不足, 大学生の体力減少という点からとらえ, 中央に働きかけ, やっとことの混乱を避けることができた. その際, 大学体育の在り方についての私見を記載した.
  • 舟橋 明男, 萩原 仁
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 6 号 p. 315-320
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    生体賦活の程度によって, パーフォーマンスがどのように変化するかについては,逆U字型を示すという報告がみられる. 生体の賦活を運動によってひきおこした場合に, パーフォーマンスは逆U字型を示すのか, 示すならばパーフォーマンスが最高を示す時の生体賦活状態が見出せるので, その状態を知る目的で, この研究を行った. パーフォーマンスとしては単純反応時間を選び, 坐位, 運動中(トレッドミルでの歩行として80m/分, 100m/分, 走行として150m/分, 200m/分)にほぼ10秒間に1回の割合で連続測定した. 同時に, 心拍数, その他の生理的機能も連続測定した. 被験者は大学男子8名である. その結果, 心拍数が100bpmのときに, 最も反応時間が短かく, 心拍数が100bpmよりも増加しても減少しても, 反応時間は延長した. いわゆる逆U字力ーブがみられた. 呼吸数は15〜30回/分, 換気量は8〜30ι/分, 酸素摂取量は0.4〜1.2ι/分, エネルギー消費量は2〜8Cal/分の範囲内が最も反応時間の短縮を示した. しかしながら, 心拍数のような明確な逆U字力ーブは, この実験方法からは見られなかった.
  • 国枝 タカ子, 澤本 和子
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 6 号 p. 321-332
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    日本における戦前の女子体育は学校体育中心の活動であった. 家庭あるいは地域社会において女子を中心とする女子のための体育活動は少なかった. まして体制に奉仕する官制の活動ではなく, 独自の立場をもって女子体育活動を展開した例は稀有である. その稀な一例が東京YWCAにおける体育的諸活動である. 東京YWCAは1905年に設立された. 現在まで70年間の歴史は第2次世界大戦終結を境に2期に時代区分できる. 敗戦前をその第1期とし, これをさらに次の4期に分類した. 第1期(1)創立期1905〜1915年 (2)発展期1915〜1923 (3)再建隆盛期1923〜1936 (4)戦時期1937〜l945 今回はこの(1)〜(4)を記述した. この期間に東京YWCAに携ったスタッフは幹部委員122名, 職員32名, 外国人スタッフ44名, 計198名である. 東京YWCAの体育的諸活動にみられる特徴は次の5つに要約することができる. その第1は, この活動が, 女子のためのものであり, 欧米YWCA直輸入の活動によって行なわれたことである. 第2は, 津田梅子以下スタッフの多数がアメリカ, カナダなどでの留学経験をもつ女性インテリゲンチャであり, 外国人スタッフもリーダーシップをもっていたことである. 第3は, その活動を支える思想はキリスト教であり, キリスト教を支柱とした欧米の保健体育思潮をもとに行なわれたことである. 第4は, 学校体育のワクにとらわれずに活動が行なわれ, 斬新で自由な発想やアイデアが実践に移されてきたことである. 第5に, その活動は社会体育の場で行なわれ, 女子のための生涯体育につながる働きをしたことである. なお, 敗戦後の歴史については別の機会に記述したい.
  • 服部 恒明
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 6 号 p. 333-338
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    水上性移行時における一側偏向性の様相を理解するため, 視覚遮断時の移行経過を観察した. 実験, 観察は50×15mのプールにて実施し, 被験者は実験の対象とする泳ぎが50m以上泳げる男子学生, 20名である. 視覚遮断用眼帯を装着した被験者は, プール一端の中央(4)コース上に正対起立し, 合図によりスタートした. スタート方向の誤まりを除くため, 5m以上直進したもののみを観察の対象とし, 被験者の頭部が各コースラインからはずれた瞬間のスタート壁からの距離を求めた. このようにして得られたプール上の座標点を, 250分の1のプール平面図にプロットし, それらの点を滑らかに結ぶ曲線を経過曲線とし, スタート点から到着点までの経過曲線距離, 直線距離, 及びそれらの間の示数(c/s示数)を求めた. 分析により得られた知見は以下のように要約される. 一般に, 左側偏向の出現率は, 右側偏向のそれより大きい傾向がみられた. クロール, 平泳ぎ, バタフライは相対的に直線性が強く, c/s示数値は約105〜107であるが, 犬かき, 横泳ぎ, 背泳は容易に曲りはじめ彎曲度も大きいことが明らかとなった. それらc/sの示数は約108〜112である. 非対称性のロコモーションである横泳ぎでは, 腹側, 背側のいずれにも偏向する可能性があり, また, クロールでも, 呼吸側の同側および反対側のいずれにも偏向することが知れたが, 出現率は反対側でやや多いことが示された.
  • 波多野 義郎
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 6 号 p. 339-352
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    跳馬・跳箱運動の演技や技術指導への示唆を求めて, 写真分析法を適用して, 特にその踏切りと着手について考察した. 即ち, 体操競技経験者10名による屈身とび・腕立て前転とび・前転とび屈身宙返り, の演技を分析し, 特にその重心軌跡から力学的ベクトル解析を踏切りと着手について試み, 次のような結果を得た. 1. 優れた演技を決定づける特定の技術的・力学的条件を限定することは, 不可能に近い. 即ち, 助走・踏切り・着手などのある一つの条件の優劣は, 他の条件における補償的動作があるために, 総合的演技の出来ばえを必ずしも支配していないと思われる. 2. 重心移動がスムーズに踏切り動作に持ちこまれるような助走スピードがあることと, その最後の一歩における踏切板への重心入射角が小さいことが, 強い蹴りと, スケールに富んだ第一飛躍にとって有効であると考えられる. 3. 所要時間の短い, 鋭い蹴りや着手は, 引続き展開される第一・第二局面のスケールに対して有利に働く. 4. 踏切りにおける蹴りは, 直下よりはやや後方に向けられるのが一般的であり, 一方, 着手では前下方への突きが多く見られた. 5. 転回系の跳躍技における体幹の前方回転は, 速い助走に続く, 後下方への蹴りによって生まれる例が多いが, この時の重心軌跡は, 特に非回転系の跳躍技と大差がなかった. 6. 非回転系の跳躍技でも, その実施前半において体幹は前方回転をするが, 着地以前にその回転を逆に戻すために, 腕の前上方向への振りや腰の屈伸運動を用いていることが明らかである.
  • Chuichi ITO
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 353-354
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    Researchers who belong to the Special Research Division of Administration of Physical Education are about one hundred members at present and all of them continually have been making a study of their subjects. of study. Administration of Physical Education (1970) written by M.Udo, the professor of The Tokyo University of Education, contains the valuable theory and practice of administration of physical education and the theory of Udo has become an interesting subject of discussion among researchers in the last few years. As the theory of Udo has influenced many researchers, the contents of the papers presented at annual conventions have been put in order. Table 1 shows the number of classified research themes of papers presented in the S.R.D.A.P.E. at the occasion of the annual conventions of the Japanese Society of Physical Education.
  • Sadao MORIKAWA
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 355-356
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • Toshihiro M.D ISHIKO
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 357-360
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • Tetsuya HIMARU
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 361-362
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • Ryozo TAKAHASHI, Tadashi OHMORI
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 363-364
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • Liason Affairs Committe
    原稿種別: Article
    1976 年 20 巻 6 号 p. 365-367
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 20 巻 6 号 p. Misc2-_339_
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 20 巻 6 号 p. App7-
    発行日: 1976/03/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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