体育学研究
Online ISSN : 1881-7718
Print ISSN : 0484-6710
ISSN-L : 0484-6710
20 巻, 2 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 20 巻 2 号 p. Cover5-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 20 巻 2 号 p. Cover6-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 荻原 郡次
    原稿種別: 本文
    1975 年 20 巻 2 号 p. 67-77
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    神経系より説明しうるtraining effectのもっとも簡単なのは, 心臓に対するvagotoniaの現象である. 心電図でみるとvagotoniaによってPQ-intervalの延長, 徐脈の順にくる. 心筋のhypertrophyは案外おそい. そしてvagotoniaが強くなると病的異常所見さえ出てくる. この現象は動物実験でもしめされている. 身体運動のtraining effectを神経系よりみるときは, powerの問題よりは, むしろskillの問題であろう. 運動の基本になる関節運動についてSherringtonらは, 筋中のproprioceptive sense organを媒介として, 柔軟性に対しては, 桔抗筋の緊張の交互変化であるreciprocal innervationを中心とするもの及び姿態(posture)については筋の長さによる伸筋のstretch reflexを基本とする脊髄反射によるintegrative action of nervous systemを確立した. また, Magnusらによって姿勢に対するneck reflexも確立された. 近代生理学において, intracellular electrodeによるENGによって, synapse作用の解明に多くの研究者が努力し, reflexの本性, また muscle spindleの efferent, afferent nerveによる feed back controlなども神経学的に明らかになった. 脊髄の研究がすすむと, さらに上位の神経系, cortexの研究にまで進んでくる. スポーツおよび体育運動はtrainingによるskillが要求される. 身体運動は, これらのreflexのprogramの上で行なわれる時柔軟性を持つが, 人間には創造があり新しい運動体型が生れてくる. そのprogrammerはcortexであり, ある場合にはこれらのreflexに反抗するprogramもありうる. それをtrainingによってreflexiveにする時, また新しい美しい体型が生れてくる. 中枢神経系の実験法をsportsphysiologyに応用するには, 現在未だ幼稚な段階といえる. しかしradio-telemeterを用い, かなり激しい運動中の脳波の実験も行なわれており, trainingの脳波上の変化も次第に求められつつある.
  • 小宮 秀一, 大坂 哲郎
    原稿種別: 本文
    1975 年 20 巻 2 号 p. 79-89
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究は身長と体重の相対成長から個成長の発育パターンを類型分類している. 資料は1952年〜1960年(6才〜14才)まで縦断的に測定された男子児童61人の身長と体重の測定値(549組)である. 発育パターンの類型方法は次のとおりである. 個々の縦断的資料について, 縦軸に体重と横軸に身長の対数値をとり6才〜l4才までの9年令点をプロットする. 次に, 各年令点のうち少なくとも連続する3年令点以上を含むアロメトリー直線を求め, 相の数と直線の勾配(a)の関係を基準に類別する. その結果, 7つのパターンに類別できた. そこで, 各パターンに属する全児童のデータを両対数グラフ上にプロットし, 平均相対成長式をreduced major axisによって求める. "単相"か"多相"かの判別については, 各直線の勾配の差, 切片の差, 相関係数及びサンプル数を綜合して判定する. 結果を要約すると次のとおりである. 1. 6才〜14才までの発育過程の中で, 単相パターンは3.45%の児童にみられた. 2. この発育期間中, 1度だけ変移する複相パターンは72.41%の児童にみられ, 変移点は推定されないが2本の平行な相対成長直線で表わすことのできる複相パターンは6.9%の児童にみられた. 3. 2つの変移点が推定され, 3相のアロメトリーを示すパターンは17.24%の児童にみられた.
  • 藤原 健固
    原稿種別: 本文
    1975 年 20 巻 2 号 p. 91-107
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    社会規範と価値の補強に及ぼすスポーツの逆機能について, 資料をもとにその実態の一部を明らかにし, 且つその背景を考察した. スポーツ関係者の社会規範と価値の補強を減退させた行為について新聞紙上(朝日新聞ー昭22.1〜昭49.6)に求めたところ670の事例を得た. これらの事例をスポーツの場と日常生活の場に分けて, それぞれ, 1. プレイヤー, 2. 組織関係者, 3. 一般社会人の3つの次元で分析した結果, 次の点が明らかにできた. (a)社会規範と価値の補強を減退させた行為は, スポーツの場よりも日常生活の場で多くみられた. このことは期待・可能性としてのスポーツが, 結果として必ずしもその正機能を十分に果していないことを意味する. (b), (a)にみられる結果は, 経済的社会的富に裏打ちされた主として勝つこと至上主義への指向の結果であることが, 上記3つの次元で明らかにでき, 若干の問題点を指摘することができた.
  • 徳永 幹雄, 橋本 公雄
    原稿種別: 本文
    1975 年 20 巻 2 号 p. 109-116
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    九州地区の体育大会で優秀な成績をおさめた高校3年生の男子運動選手を対象にして形態, 機能, パーソナリティを測定し, 運動経験と発育・発達の関係を明らかにした.おもな結果は, つぎのとおりである. 1. 運動経験年数と顕著な関係が認められる種目は形態では量育, 周育, 幅育および身体の充実度であった. 機能では筋力, 敏しょう性, 柔軟性(伏臥上体そらし), 走力, 跳力であった. パーソナリティでは抑うつ性, 劣等感, 支配性, 社会的外向の4尺度であった. 2. 運動経験年数と発育・発達の関係をみると, 運動開始年令が8〜11才で経験年数が7〜10年の選手は開始年令が14才前後で経験年数が4年前後の選手に比較して形態の量育, 幅育, 周育および身体の充実度や筋力の発達では優れているが, 走力, 跳力, 敏しょう性, では劣った. パーソナリティでは抑うつ性大, 劣等感大, 支配性小, 社会的内向の傾向が認められた.
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. 117-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. 118-127
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. 128-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. 129_1_-136_8_
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. Misc1-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 20 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 20 巻 2 号 p. Cover7-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 20 巻 2 号 p. Cover8-
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top