体育学研究
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20 巻, 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 5 号 p. Cover17-
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 5 号 p. Cover18-
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 小林 寛道
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 5 号 p. 257-267
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    この研究は, 立位姿勢を保った人体が, これを引き倒そうとする外力に抵抗して,いかに立位姿勢を保持するかを, 9つの異なゥた抵抗姿勢について検討したものである. 具体的には, 牽引ロープにかかった最大張力, すなわち最大抵抗力を測定し, これを外力に対する立位姿勢の安定度の指標とし, 次の結果を得た. (1)各抵抗姿勢とも, 牽引速度の増大にともない, 最大抵抗力は大きくなる. (2)直立での抵抗姿勢の場合に限り, 剛体牽引の場合と同様に, 最大抵抗力(Y:kg)と牽引速度(V:cm/sec)との間に2次式の関係が得られた. Y=a_0+a_1V+a_2V^2(a_0, a_1, a_2:定数). (3)各牽引速度において, 足蹠位置条件の変化より, 膝や腰の関節屈曲条件の方が最大抵抗力の増大に寄与する割合が大きい. (4)「構え」の効果は, 牽引速度が増大するほど減少する. (5)立位姿勢の安定には, 剛体の安定条件に加えて, 筋力発揮要素が大きく影響する.
  • 永田 晟, 北本 拓
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 5 号 p. 269-279
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    運動の外乱予測能力の基礎的データを得るために, 実験室にて前腕部の前後運動による追跡運動と, 一定値保持による静止状態を課し, その時に急激な外乱状態を作り, 外乱に対する身体の応答の様相から, 予測動作の基礎的な特性を把握しようとした. 追跡運動を動的な実験とし, 一定値保持状態を静的な実験とし, それぞれに外乱を与え, 予測能力の速応性とできばえ, 並びに筋肉ゲインの高まりの三方向から検討を加えた. その結果, 静的な動作中での外乱予測では, 規則的に外乱を導入すると人間の予測能力(速応性, できばえ)の顕著な向上がみられ, 約25回の試行の時が最も予測能力が発揮された. 動的な動作中での外乱予測では, 0.4Hz, すなわち, 2.5sec周期の目標矩形波での追跡運動が, 最も優れた予測能力を発揮した. 両動作ともに, 外部からの負荷の導入時点, すなわち, 前腕部の屈曲方向の運動時に顕著な予測能力が発揮された. さらに, 動的な動作中, 予測能力が存在する時は, 屈筋よりも伸筋の積分筋放電量が大きい値を示した.
  • 中村 栄太郎
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 5 号 p. 281-291
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    スポーツチーム別基礎運動能力の実態とそのスポーツ活動成就に対する貢献度を検討するため, 高等学校の男子運動部員(9種目) 394名と非運動部員50名に体格, 身体機能及び運動能力の領域から選ばれた16項目の測定を実施し, 得られた結果に多次元統計解析を適用し, その実体を明らかにすることを試みた. その結果, (1)基礎運動能力の優れているチームとして陸上, バスケットボールが, 劣っているチームとしてテニス, 非運動部員が認められた. (2)スポーツ活動成就に対する貢献度については, 貢献が大と思われるチームとして野球が, やや大と思われるチームとして非運動部員, テニス及びサッカーが, 反対に貢献が小と思われるチームとしてバスケットボールが, やや小と思われるチームとして陸上, 体操及び柔道が認められた. (3)基礎運動能力因子に対する構成諸要因の貢献度を検討すると, 体操, 柔道以外のチームでは体格要因の貢献度が非常に大であることがわかった. また, 体格要因以外で貢献が大と思われる要因として, バスケットボールを除くと上・下肢の瞬発筋力, 静的筋力が上げられた. しかし体格要因の持つ影響を除去したのち比較すると, これらの結果は少し異なった.
  • 長沢 弘, 井口 義雄, 石樽 清司, 木田 真理
    原稿種別: 本文
    1976 年 20 巻 5 号 p. 293-301
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    正課体育の授業を体力増強の立場からとらえ, 運動量と質の問題をエネルギー消費の面から解明することを企図し, 運動の質をR.M.R., 量を運動量指数で表わすこととし,中学一年男子を対象として, 陸上, とび箱, バレーボール教材について測定した. 測定法は, 各授業をそれぞれ十数種の基本動作に分類し, 数名の被検者にダグラスバッグを着装させて, 基本動作の性質によって数分または数回実施させ, 単位時間あたりまたは一回あたりのR.M.R.を算出し, これを基にタイムスタディー法により授業のR.M.R.を算出した.従来のストップウオッチ法を改良し, テープレコーダーおよびビデオテープレコーダーを用いて分析の正確を期した. 結果は何れの授業においてもR.M.R.の平均は2〜3の範囲にあった. これは「ぶらぶら歩き」程度の弱い運動であり, また, 運動量指数からみた運動量の上からも不十分であり, 今後の授業計画は用具, 施設, 指導法などの改善が必要である.
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 20 巻 5 号 p. App5-
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 5 号 p. Cover19-
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 20 巻 5 号 p. Cover20-
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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