体育学研究
Online ISSN : 1881-7718
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21 巻, 5 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1977 年 21 巻 5 号 p. Cover9-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1977 年 21 巻 5 号 p. Cover10-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1977 年 21 巻 5 号 p. App3-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 吉田 敬義, 石河 利寛
    原稿種別: 本文
    1977 年 21 巻 5 号 p. 255-263
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    25名の少年(平均10.2歳)と19名の青年(平均21.6歳)とを用いて, 自転車エルゴメーターによる最大運動時の酸素摂取量, 心拍数, 心拍出量, 1回心拍出量および動静脈酸素較差を測定した. また, 少年にはステップテストと800m走を実施した. 最大運動時における少年の呼吸循環機能は青年と比べて著しく差があった. 安静に対する最大運動時の酸素摂取量の増加率は少年で6.54倍, 青年で9.91倍と青年の方が著しく大きかった. これは1回心拍出量の増加率が少年と青年で等しいが, 心拍数と動静脈酸素較差の増加率が青年の方が大きいためである. また, 青年の大きな最大酸素摂取量は1回心拍抽出量の大きさに依存するものと考えられた. さらに, 青年と少年で体重当りの最大酸素摂取量が同じであるのは, 体重当りの最大1回心拍抽出量に差がみられず, 最高心拍数と最大動静脈酸素較差とが相補っているためであろう. 少年の持久性評価の指標として, 体重当りの最大酸素摂取量と最も相関の高い体重当りのPWC_<170>がすぐれていると思われた. 次いで, 持久走であった. ステップテストの得点は回復期の影響を受け, 持久性評価のテストとしては妥当性が低い.
  • 小宮 秀一
    原稿種別: 本文
    1977 年 21 巻 5 号 p. 265-273
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    6歳〜14歳まで縦断的に測定された男女児童の身長と体重の測定値を資料として, 相対成長から個成長の発育パターンを類型分類している. 男子児童の発育パターンについてはすでに報告したので, 本論文では女子児童のパターン解析を試みている. 類型分類された各パターンにおける両性間の変異は, 相対成長係数と始原指数および"変移点"の座標から考察している. その結果, 1本の相対成長直線で表わすことのできる単相パターンと, 1つの"変移点"が推定され, 相対成長係数が成長の過程とともに増大する複相パターン<I>, <II>および相対成長係数が短期間で変化し, 成長様相が複雑な3相パターンとが類型分類できた. 単相パターンにおける両性の身長と体重の相対成長速度は等しい. 複相パターン<I>における両性の成長様相は, 変移前, 変移後とも身長と体重の相対成長速度は等しいが, 女子児童の方が低身長, 低体重で変移している. 複相パターン<II>と男子児童の複相パターン<I>との比較では, 変移するまでの身長と体重の相対成長速度は等しいが, 変移後に有意な差が認められる. パターン<II>は, 遅い時期に変移するが変移後の相対成長係数は非常に大きい. 男子児童の3相パターン(a_1 > a_2, a_2 <a_3)と女子児童の3相パターン(a_1 < a_2 < a_3)とでは, "変移点"によって分割された成長段階の中期における身長と体重の相対成長速度が異なるため全く異質の成長様相を示している.
  • 北村 栄美子, 小川 邦子, 太田 久美子, 畑佐 泰子, 松浦 義行
    原稿種別: 本文
    1977 年 21 巻 5 号 p. 275-283
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    本研究は初潮発現時を中心にその前後の発育過程を考察したものである. 標本は女子大学1回生既初潮者235名. グループ構成は初潮年齢により5群とした. 身長, 体重は4月の計測値を用い, 比例部分の法則により初潮時を推定した. 本研究はすべてその推定値によるものである. 身長, 体重の発育過程においてG0, G1群間はパターンに差がない. 他のグループ間に有意差のなくなるのは身長14〜15歳, 体重17〜18歳以後とみられる. 最大発育増加は身長では初潮の3〜2年前, 体重は2〜0年前にあらわれ, 増加量の減少は初潮後に顕著である. ローレル指数は11歳頃まで減少傾向を, それ以後16歳頃まで増加傾向を示す. 身長, 体重の相対発育という観点からアロメトリーのパターンによって考察すると, 直線の勾配が変化する点は最大増加を示す時期ではなく, 発育増加が減少傾向になってからあらわれるものと推察した.
  • 在国寺 英基
    原稿種別: 本文
    1977 年 21 巻 5 号 p. 285-292
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    1. 本稿は, 現代の混迷を打開して進みうる人間の理想像を探るとともに, 体育は, それにどのような価値と意味を与えうるのかを究明しようとするものである. 2. それには今後, 体育は, 従来の人間を対象とした個別科学の枠内にのみとどまる弊を改め, たえずその本質を問いつづけることによって, 体育独自の存在領域を確立しなければならない. それは, 体育が「学」や「教育」を契機としつつ, なお, これを全体として越えなければならない範疇のものであることをも意味する立場にほかならない. かくしてはじめて体育は, 人間理性の「実践原理」を体得した行動的人間の育成を可能ならしめるものとして, 光彩を放ちうるものと主張する.
  • 松浦 義行, 中村 栄太郎
    原稿種別: 本文
    1977 年 21 巻 5 号 p. 293-303
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    幼児期から児童期前半にかけての基礎運動能力の発達の特徴を明らかにするため, 幼稚園児及び低学年小学生(男子259名)に体格, 身体機能及び運動能力の領域から選ばれた14項目の測定を実施した. そして, 得られた結果に因子分析の手法を適用して基礎運動能力を因子として抽出し, 抽出された因子とその構成諸要素の全分散に対する貢献度を手掛りとして, 基礎運動能力の実態の検討を試みた. その結果, 1)この時期(4〜8歳)における基礎運動能力は加齢にともない直線的に増大する. 2)運動能力を基礎運動能力領域と特殊運動能力領域からなると仮定すると, 運動能力中に占める基礎運動能力領域の割合は加齢にともない減少する. 3)加齢にともなう因子の複雑度の減少から推察すると, この時期における運動能力の発達は未分化の状態から次第に分化への方向をとる. 4)基礎運動能力を構成する諸要素の加齢にともなう変化を検討すると, 体格や年齢の要素は, 低年齢層で基礎運動能力因子に対してかなり大なる貢献度を示したが, 加齢にともないそれらの貢献度は減少した. 一方, 静的筋力, 上・下肢の瞬発筋力の要素の貢献度は加齢とともに増大した.
  • 原稿種別: 付録等
    1977 年 21 巻 5 号 p. App4-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1977 年 21 巻 5 号 p. Cover11-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1977 年 21 巻 5 号 p. Cover12-
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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