日本植物病理学会報
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41 巻, 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 都丸 敬一
    1975 年 41 巻 3 号 p. 233-235
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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  • 堀 真雄
    1975 年 41 巻 3 号 p. 236-238
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 浅田 泰次
    1975 年 41 巻 3 号 p. 239-241
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1975 年 41 巻 3 号 p. 242-306
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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  • 解離多糖質の重合度
    大内 昭, 富永 時任
    1975 年 41 巻 3 号 p. 307-313
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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    endo-PTEの作用にともなって,プロトペクチン質画分から溶離した多糖質の重合度を,粘度測定法およびゲル濾過法で測定した。本実験では,該多糖質の主成分である0.2, 0.3および0.4M画分を供試し,重合度が既知の標準物質をマーカーに用いた。
    粘度測定法にしたがえば,供試3画分の平均重合度は一定でなく,0.2M画分で約33, 0.3M画分で約96,および0.4M画分で約125と測定された。これらの値から,各画分の分子量はおよそ6×103, 2×104および2.5×104程度と推計された。Sephadex G-100カラムを用いるゲル濾過法によれば,0.2および0.3M画分の糖質はいずれも,より高分子の成分と低分子の成分とに分れ,多分散な多糖質であることが判明した。すなわち,0.2M画分の糖質は重合度が約50あるいはそれ以上と考えられる成分のほかに,約15∼45程度の成分を含み,0.3M画分では約30∼40程度の成分が少量見出された。なお,0.4M画分の糖質は該カラムで遅滞しなかったので,その重合度は約50あるいはそれ以上と推定された。
    各糖質における重合度の相違から,endo-PTEのat randomな作用性を推測し,これまでに得られた実験結果から,細胞壁成分の可溶性化は供試酵素のat randomなtrans-elimination作用にもとづくと総括した。
  • 岡崎 博
    1975 年 41 巻 3 号 p. 314-320
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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    コロジオン膜被覆スライドガラス上にFusarium oxysporum f. raphaniの厚膜胞子懸濁液を滴下してその発芽率を調べた。厚膜胞子はpH4.0∼7.0の範囲では90%前後の高い発芽率を示した。厚膜胞子は,塩類溶液中の密度が2×104個/ml以下のときは90%以上の発芽率を示したが,9×105個/ml以上になると発芽率は1%以下に低下した。厚膜胞子の密度が高いときに生じる発芽率の低下は塩類溶液にグルコースを添加すると回復し,その添加効果は0.1mM以上であらわれた。
    気相の酸素濃度が5%以下になると,塩類溶液中における厚膜胞子の発芽は減少しはじめた。この酸素の影響は培地にグルコースを添加すると緩和された。しかし気相を窒素で完全に置換すると,厚膜胞子の発芽率は培地中のグルコースの有無にかかわらず著しく低下した。
    Fusarium oxysporum f. raphaniの菌糸懸濁液を入れたペトリ皿の気相で厚膜胞子の発芽試験を行うとき,発芽培地として塩類溶液を用いると,発芽は著しく阻害された。一方,この発芽阻害はグルコースを添加した塩類溶液を用いると認められず,飢餓培養した菌糸を用いると増大し,菌糸懸濁液にグルコースを添加すると消失した。
    以上の結果をもとにFusarium oxysporum f. raphaniの菌糸が産生する揮発性物質,およびそれらの産生におよぼす炭素源の濃度について論じた。
  • I) Pellicularia sasakiiの細胞膜透過性におよぼすハイメキサゾールの影響
    中西 逸朗, 高日 幸義, 富田 和男
    1975 年 41 巻 3 号 p. 321-328
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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    Pellicularia sasakii(イネ紋枯病菌)に対するハイメキサゾールの作用機構について検討した。P. sasakiiの生菌体をハイメキサゾール溶液に24時間浸漬すると菌体の乾燥重量が減少した。乾燥菌体重の減少度はハイメキサゾール50ppm以上の濃度で濃度が高くなるにつれて顕著であった。一方,加熱処理した菌体をハイメキサゾール溶液に浸漬しても乾燥菌体重の減少は認められなかった。ハイメキサゾールとの接触によって菌体から漏出する蛋白量はハイメキサゾールの処理濃度が高くなるにつれて増加し,乾燥菌体重の減少と密接な関係にあった。ハイメキサゾール250ppm溶液に菌体を浸漬し,蛋白の漏出量を経時的に観察した結果,菌体から漏出する蛋白量は処理後8時間まで直線的に増加し,それ以後24時間までほとんど増加しなかった。また,菌体をハイメキサゾール溶液に1時間浸漬し,その後引きつづいて蒸溜水に23時間浸漬した場合,菌体がハイメキサゾールと直接接触している最初の1時間内に菌体から漏出する蛋白量は少ないが,処理菌体を蒸溜水に移した後には,前処理したハイメキサゾールの濃度に応じて多量の蛋白が菌体から漏出した。さらに,ハイメキサゾールは乾燥菌体重の減少を起こすよりも低濃度で,菌体によるグルコース摂取を阻害した。ハイメキサゾールはP. sasakiiにより急速に吸収され,1時間以内にほぼ平衡状態に達した。ハイメキサゾールを含有したショ糖加用ジャガイモ寒天培地にP. sasakiiを培養すると,10ppm, 100ppmで菌糸の伸長がある程度抑制された。この場合,P. sasakiiの菌糸に多数の膨化した部分が誘起され,ある場合には菌糸が破裂して細胞内容物が細胞外へ漏出しているのが観察された。
  • 1975 年 41 巻 3 号 p. 335
    発行日: 1975年
    公開日: 2009/02/19
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