日本植物病理学会報
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64 巻, 3 号
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  • 曵地 康史, 江上 浩, 小栗 幸男, 奥野 哲郎
    1998 年 64 巻 3 号 p. 147-152
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    オキソリニック酸(100μg/ml)に耐性を示すBurkholderia glumae R1とR2をそれぞれオキソリニック酸含有ジャガイモ半合成寒天(PSA)培地とB. glumae Pg-4 (Pg-4)に浸漬接種後オキソリニック酸種子処理したイネ苗から分離した。R1は500μg/mlオキソリニック酸含有PSA培地で増殖し,EDTA含有PSA培地でも増殖した。一方,R2はEDTA含有PSA培地でオキソリニック酸に対して感受性を示したことから,R2の耐性化は細胞膜の薬剤透過性の減少によるものであることが示唆された。R1を浸漬接種したイネ種子を育苗したところ,オキソリニック酸を種子処理した苗では,浸種後R1は著しく増殖し,苗に激しい苗腐敗症の発病が認められた。一方,種子処理を行わなかった苗ではR1の著しい増殖は認められず,発病は軽微であった。Pg-4を浸漬接種しオキソリニック酸による種子処理をしたイネ種子を育苗したところ,苗腐敗症の発病は軽微であったが,オキソリニック酸耐性株の菌数は総B. glumae菌数の10%を占めた。未発病苗を圃場に移植し,出穂期にオキソリニック酸を処理し,その後Pg-4接種を行ったところ,オキソリニック酸耐性株はイネ体のみならず,収穫もみからも検出されなかった(検出限界:1×102cfu/g)。以上の結果から,B. glumaeオキソリニック酸耐性株は育苗時に出現するが,耐性株が多量に感染した種子をオキソリニック酸による種子処理した苗でのみ,耐性株は著しく増殖し,イネ苗腐敗症の発病をひきおこすこと,および耐性株の圃場における生存は困難であることが明らかとなった。
  • 中島 一雄, 大津 善弘, Maitree PROMMINTARA
    1998 年 64 巻 3 号 p. 153-159
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    カンキツグリーニング病は,熱帯地域のカンキツ類に最も大きい被害をもたらしている。我々は,PCR法の適用により,タイ国ナン市のグリーニング病病原体(GO; Liberobacter sp.)感染カンキツ樹において発現していた7種の症状,すなわち黄色斑紋(タイプI),葉脈に緑色を残した穏やかな黄化(タイプII),葉脈に緑色を残した激しい黄化(タイプIII),新葉の黄緑化(タイプIV),葉脈黄化(タイプV),葉脈のコルク化(タイプVI),および不明瞭な症状(タイプVII)の葉からGOの16S rDNAを検出できた。タイプI, II, III, V, VIの症状を呈した葉からは多量のGO DNAを検出できた。また,媒介昆虫ミカンキジラミ1匹からもGOのDNAを検出することもできた。タイのカンキツ産地6ヵ所から採集された7種のGO株の16S rDNA断片の塩基配列を解析した結果,これらの配列は全く同じであり,タイ株はL. asiaticumインド株と類似していることが明らかになった。
  • 鈴木 俊二, 小宮 友紀子, 三井 友宏, 露無 慎二, 久能 均, Timothy L.W. CARVER, Ralph L. NICHO ...
    1998 年 64 巻 3 号 p. 160-167
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Blumeria gyaminis (Syn: Erysiphe graminis)分生子を2種の疎水性人工膜(疎水性処理をしたセルロース膜およびプラスチック)上で発芽させ,発芽胞子からの滲出物に含まれるセルラーゼ,ペクチナーゼ活性を検定した。分生子を人工膜上で1, 6および16時間培養し,それぞれ第一次発芽管,付着器発芽管,成熟付着器を形成させた。その人工膜を10mM Tris-HCl (pH 7.0)緩衝液で洗い滲出物を回収した。回収液を陰イオン交換カラム,陽イオン交換カラムに通した。前者のカラムから各濃度のNaClで溶出した画分をCMCプレート法,PNPC法で検定したところセルラーゼ活性を示したが,PYAプレート法によるペクチナーゼ活性は認められなかった。このように,セルラーゼは人工膜上で接種後16時間までに発芽胞子から放出された。また,接種後1および6時間までに放出された滲出物は弱いセルラーゼ活性を示したが,ペクチナーゼ活性は認められなかった。一方,分生子柄上から直接採取した未発芽胞子を同じ緩衝液で洗った回収液中にはこれらの酵素活性は検出されなかった。しかし,未発芽胞子を1M NaClで洗った洗浄液にはペクチナーゼ活性のみが認められた。この結果は,ペクチナーゼは分生子表面に強く結合していることを示唆している。さらに,分生子磨砕物中に両酵素活性が認められ,両酵素が胞子に構成的に存在することが示された。この報告はうどんこ病菌の分生子がセルラーゼ,ペクチナーゼを生産し,セルラーゼが形態形成に伴って放出されることを直接的に示す最初の報告である。
  • 加藤 雅康, 佐藤 章夫, 高橋 賢司, 島貫 忠幸
    1998 年 64 巻 3 号 p. 168-174
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1987年から1993年にかけて日本全国のジャガイモおよびトマトからPhytophthora infestansを分離し,その交配型(A1, A2)を調べた。北海道で1987年から1993年にジャガイモから分離した772菌株では,A2型菌の割合は1987年の54%から1993年の97%へ増加した。北海道東部では1987年と1988年にすでにA2型菌が高頻度で分布しており,1989年以降A1型菌は全く認められなかった。北海道西部では1987年にはA1型菌が優占していたが,その後A1型菌の割合が減少した。A2型菌の分布は北海道では西方向に広がったと考えられた。北海道以外で1988年から1990年にジャガイモから分離した539菌株では,A2型菌の割合は1988年に72%, 1989年に96%, 1990年に87%であった。1988年に西日本ではすでにA2型菌の割合が高かったが,関東地方と東北地方ではA1型菌が広く分布していた。しかし,関東地方や東北地方でも1989年と1990年にはA1型菌の割合は減少した。北海道以外ではA2型菌の分布は北東方向に広がったと考えられた。北海道西部と東北地方北部では1990年にはA1型菌とA2型菌が一緒に分離される圃場がいくつかあった。そのような圃場は北海道では1990年以降まれとなった。A2型菌の割合が非常に高いので交配による卵胞子形成の可能性は日本の多くの地域では低いと考えられた。トマトから分離したP. infestans 11菌株のうち,A1型は7菌株,A2型は4菌株で,ジャガイモから分離したP. infestansよりA1型菌の割合が有意に高かった。
  • 高山 智光, 水谷 純也, 田原 哲士
    1998 年 64 巻 3 号 p. 175-178
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    定量的生物検定法である液滴法を用いてホウレンソウ地下部由来のAphanomyces cochlioides遊走子誘引物質cochliophilin Aの最低活性濃度を決定しようと試みた。Cochliophilin Aを溶解させたフッ化炭化水素FC-72の液滴を用いて誘引活性を検討した結果,液滴に誘引される遊走子数の変動は液滴注入から60∼90秒で落ち着いた。この時間帯の後に,有意な誘引が観察される最低活性濃度は3.0×10-9Mであった。さらに興味深いことには,液滴のcochliophilin Aの濃度が0.03ppm (1.1×10-7M)以上の場合,誘引された遊走子が,多くは液滴の表面で自己集合を起こして,宿主植物の根において形成されるものと同様の集積塊を形成した。このように液滴法によって誘引現象のみならず集積塊形成のメカニズムを解明できる可能性が示唆された。
  • 笹谷 孝英, 野津 祐三, 小金澤 碩城
    1998 年 64 巻 3 号 p. 179-182
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    BYMVとClYVVは血清学的に似ているため,ポリクローナル抗体を用いたELISAでは両者を識別できない。そこで,BYMVあるいはClYVVに対するモノクローナル抗体(MAb)を2種類混ぜた3重抗体間接ELISA (TAS-ELISA)で,両ウイルスを特異的に検出する方法を検討した。その結果,MAb-4G8とMAb-4H9の混合ではBYMVのみを,MAb-1C8とMAb-2D6の混合ではClYVVのみを特異的に検出できた。また,MAb-5F2を用いたTAS-ELISAでは両ウイルスをともに検出することができた。また,これらの抗体はレタスモザイクウイルス,エンドウ種子伝染モザイクウイルス,パパイア輪点ウイルス,ジャガイモYウイルス,ダイズモザイクウイルス,カボチャモザイクウイルス,ズッキーニ黄斑モザイクウイルスとは反応しなかった。
  • 園田 昌司, 田中 功二, 加藤 久晴, 高野 純一, 西口 正通
    1998 年 64 巻 3 号 p. 183-186
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ポティウイルスのHC-Proはアブラムシ伝搬に関わるヘルパー成分であり,自らのC末端をポリプロテインから切り放すプロテアーゼ活性をもち,ウイルスの遠距離移行,複製および病徴の発現にも関与している。このように様々な機能をもつHC-Proのウイルス抵抗性因子としての可能性を知る目的で,SPFMV-SのHC-Pro遺伝子のcDNAをアンチセンス方向にタバコに導入した。T1植物を用いたサザンおよびノーザンブロット解析により遺伝子の導入と発現が確認された8系統中,正常な形態と生育を示す2系統のT2植物を用いてウイルス抵抗性検定を行った。SPFMV-Sはタバコに感染しないので,同じポティウイルスに属すPVYを接種源として用いた。その結果,低い接種濃度では病徴の発現が遅延しウイルス抵抗性が認められた。
  • シャルマ アルン, 尾崎 武司, 池上 正人
    1998 年 64 巻 3 号 p. 187-190
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Tabacco leaf curl geminivirus (TLCV)のAC1遺伝子とAV1遺伝子の間の領域(1R)を含む1.1kbpの塩基配列をもとに構造解析と分子系統解析を行った。IR中にはTLCVに特徴的な反復配列ATTGGTACCAが存在し,その配置は他の旧世界型ジェミニウイルスと似ていた。TLCVのIRの塩基配列を,双子葉植物に感染しかつタバココナジラミによって伝搬される22種類のジェミニウイルスのIRと比較したところ,旧世界型ジェミニウイルスに分類され,相同性の高かったtomato leaf curl virusのオーストラリア分離株およびイスラエル株でもそれぞれ57.1%および56.5%であった。以上の結果から,TLCVは,他のジェミニウイルスの系統でなく,独立した種であると考えられる。
  • 藤原 淳, 高村 寿勇, Parimal MAJUMDER, 吉田 尚史, 小島 峯雄
    1998 年 64 巻 3 号 p. 191-193
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    A. tumefaciensの染色体上にある病原性遺伝子acvBの機能を明らかにするために本研究を行った。イントロンを持つβ-glucuronidase (GUS)レポーター遺伝子をT-DNA領域に含むバイナリーベクターをA. tumefaciensのA208菌(病原性,acvB+), B119菌(非病原性,acvB-),およびM3菌(非病原性,chvA-)に導入した。これらの菌株とタバコBY2細胞およびBY2細胞のプロトプラストと共存培養を行い,T-DNAの宿主植物の核内への移行をGUS遺伝子の一過性発現で調べた。A208菌は細胞壁の存否に関係なくT-DNAを宿主細胞の核内へ移送することができ,B119菌は細胞壁がないプロトプラストの核内へは移送できるが,細胞壁をもつ細胞中へは移送できなかった。M3菌は細胞壁の存否に関係なくT-DNAを宿主植物の核内へ移送することができなかった。以上の結果より,acvB遺伝子産物はT-DNAの宿主細胞壁の通過に関与していることが示唆された。
  • 斎藤 宏昌, 斎賀 睦幸, 大木 理, 尾崎 武司
    1998 年 64 巻 3 号 p. 194-197
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    C. figareiのキュウリモザイクウイルス(CMV)に対する全身抵抗性が系統により高温条件で打破されることを明らかにした.pepo系(P)と黄斑系(Y)を高濃度接種(2.0mg/ml)して異なる温度条件で全身感染の有無をみたところ,24°Cでは両系統とも局部感染にとどまったのに対し,36°CではPのみが全身感染して病徴を現した.そこで,ティッシュプリント法とノーザン法によりCMV-RNAの蓄積をみたところ,36°C条件のP接種区では病徴を現した上葉でRNAが検出され,全身感染の成立が確認された.さらに,PとY以外の4系統について調べたところ,SOとMY-17でも高温時に全身感染することが分かった.系統の全身感染性とサブグループとの間には相関は認められなかった.
  • チレメ アンパービンジェドウ, 菊本 敏雄, 荘 敦堯, 郡司 祐一, 江原 淑夫
    1998 年 64 巻 3 号 p. 198-201
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    軟腐病菌410菌株を使用して硫酸銅に対する耐性とデランK,クプラビットホルテ,Zボルドーおよびキンセットの本菌の生育に及ぼす影響について調べた。硫酸銅の最低阻止濃度(MIC)は供試培地により著しく異なった。PDAを用いた場合,軟腐病菌のMICは0.31∼5.0mMの範囲で,2.5mMに1つのピークを形成する分布パターンを示した。銅剤を添加したPDA平板上での軟腐病菌に対する生育阻害作用はキンセットが最も強く,以下デランK,クプラビットホルテ,Zボルドーの順に弱くなった。軟腐病菌の硫酸銅に対する耐性の程度と供試銅剤に対する耐性との間に相関性は認められなかった。
  • 夏目 雅裕, 山田 晃子, 田代 暢哉, 安部 浩
    1998 年 64 巻 3 号 p. 202-204
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ジャガイモそうか病は病原菌と病徴の多様性が報告されているが,病原菌の分類やその病徴との関連は未だ明確にされていない。我々はそうか病菌の1菌株がthaxtomin Aの他にconcanamycin AおよびBを生産することを見いだした。そこで,そうか病菌の分類と生産する毒素との間に関連があるのではないかと考えて,DNAホモロジーが調べられているそうか病菌5菌株とStreptomyces scabiesおよびS. acidiscabiesの標準菌株2菌株計7菌株について,thaxtomin Aとconcanamycins AおよびBの生産性を調べた。その結果,thaxtomin Aは7菌株中6菌株で生産が認められ,その生産性は胞子鎖がspiral型の菌株よりもrectiflexible型の菌株の方が高い傾向にあった。一方,concanamycinsはジャガイモから分離されたspiral型の胞子鎖を有する2菌株とS. scabiesでのみ生産が確認された。concananycinsのジャガイモ塊茎に対する作用は現在検討中であるが,thaxtomin Aのみを生産する菌種と,thaxtomin Aとconcanamycins AおよびBを生産する菌種が存在することは,そうか病の病徴のタイプが感染した病原菌の種類によって決まる可能性を示唆していると考えられる。
  • 田中 穣, 塩見 敏樹, 平子 喜一, 植原 珠樹, 松田 泉
    1998 年 64 巻 3 号 p. 205-207
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In 1996, a new disease of glaucidium (Glaucidium palmatum Sieb. et Zucc.), causing stunt and witches' broom, occurred in Fukushima Prefecture. Electron microscopy revealed the presence of numerous phytoplasma particles in the sieve tubes of diseased plants. The pathogenic phytoplasma was transmitted by the leafhopper, Scleroracus flavopictus, with 22 species of plants in 10 families being infected after an inoculation test with S. flavopictus. Restriction fragment length polymorphism (RFLP) analysis of PCR-amplified 16S rDNA indicates that the pathogenic phytoplasma is closely related to gentian witches' broom phytoplasma and should be assigned to Western-X disease phytoplasma group. “Glaucidium witches' broom” was proposed for the disease.
  • 松尾 和敏, 安藤 露, 大島 一里, 佐古 宣道
    1998 年 64 巻 3 号 p. 208-212
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    The nucleotide sequence of the coat protein (CP) gene of strain NK of melon necrotic spot virus (MNSV-NK) was determined. The size of the CP gene was 1170 nucleotides with 390 amino acids. Synthetic oligonucleotide primers were designed and used for reverse transcription and polymerase chain reaction (RT-PCR) to differentiate MNSV strains, NK, NH and S. The primers successfully differentiated these strains both in purified viruses and in MNSV-inoculated melon plants. MNSV-infected melon plants were collected from fields in Japan and analysed by RT-PCR. Consequently, MNSV-NK was found to be widely spread over Japan.
  • 松本 勤, 古屋 廣光, 平子 喜一, 山本 英樹
    1998 年 64 巻 3 号 p. 213-216
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Several isolates derived from the attenuated tomato strain of tobacco mosaic virus TMV-L11A were examined in regard to their degree of cross protection against a virulent virus TMV-AK1 in tomato cultivar Momotaro with resistance gene Tm-1/+ to TMV. Among four attenuated isolates tested, L11A Fukushima gave the highest degree of cross protection. The other isolates, in decreasing order of the degree of cross protection, were as follows: L11A Chiba, L11A237 and L11A. In addition, L11A Fukushima prevented appreciable symptom development even under high temperature conditions in the summer, whereas L11A and L11A237 did not.
  • 外側 正之, 野村 明子
    1998 年 64 巻 3 号 p. 217-220
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Dieback of atemoya (Annona squamosa L.×A. cherimola Mill.) occurrred in Shizuoka Prefecture, Japan, in August 1993. The fungus isolated from a dead stem was demonstrated to be the pathogen and identified as Fusarium decemcellulare Brick. The common name of dieback (“Edagarebyo”) is proposed for this new disease of atemoya.
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