生理心理学と精神生理学
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23 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 苧阪 満里子
    23 巻 (2005) 1 号 p. 1-3
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • 苧阪 直行, 苧阪 満里子
    23 巻 (2005) 1 号 p. 5-10
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    閉眼時に聴覚的に提示されたゲラゲラなどの擬態語によって喚起される笑いの表情は高次視覚野である舌状回 (LG) と上前頭回の前運動野 (PM) ・補足運動野 (SMA) を選択的に活性化することがfMRIを用いた実験で明らかになった.LGは笑い顔の視覚認知とかかわり, PM/SMAは笑い顔の行為的生成とかかわっており, 刺激と反応のカップリングが同時に脳内に表現されていることが示された.脳はLGおよびPM/SMAに笑いのモジュールをもつことがわかった.無意味綴りによるコントロール課題下ではそのような活性化は生じなかった.一方, ズキズキなどの認知的な痛みを含意する擬態語は前部帯状回 (ACC) を選択的に活性化した.以上の結果は, LG・PM・SMAはポジティブな情動である笑いと, ACCはネガティブな情動である痛みのイメージ形成にかかわることを示している.擬態語がトップダウン的に関連脳内情動モジュールを選択的に活性化し, 擬態語がシャープな脳内情動空間の探索手段となることが判明した.
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  • 大塚 結喜, 苧阪 直行
    23 巻 (2005) 1 号 p. 11-18
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    言語性ワーキングメモリの個人差に影響を与えていることが知られている前部帯状回 (anterior cingulate cortex : ACC) と前頭前野 (prefrontal cortex : PFC) 間の脳内ネットワークに対する加齢の影響を検討した.機能的磁気共鳴画像法 (fMRI) を用いて, 言語性ワーキングメモリの個人差を測定するリーディングスパンテスト (RST) を遂行中の若年者と高齢者の脳活動を比較した.その結果, 高齢者はACCとPFCの信号変化の時系列相関が若年者よりも有意に低く, ACCとPFCの間の機能的結合性が加齢の影響で弱くなっていることが示された.以上の結果から, 高齢者の言語性ワーキングメモリが衰退する原因はACCとPFCの間のネットワークが加齢の影響で劣化していることにある可能性が示された.
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  • 澤木 梨沙, 寺尾 敦, 室橋 春光, 宮本 環
    23 巻 (2005) 1 号 p. 19-28
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, No-go試行に先行するGo試行の連続回数により操作した異なる認知的文脈において, 低・高AD/HD症状群問の行動抑制時における脳活動を比較した.認知的文脈の違いに関わらず, 高AD/HD症状群における尾状核の活動の低さが示された.先行するGo試行の連続回数が少ないときにのみ高AD/HD症状群における前頭前野の活動の低さが示され, 先行するGo試行の連続回数が多いときにのみ前部帯状回の活動の低さと前補足運動野の活動の高さが示された.これらのことから, AD/HD症状の程度により行動抑制に関わるいくつかの認知処理に違いがあること, そして, それぞれの違いは異なる認知的文脈において顕在化することが示唆された.
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  • 廣瀬 信之, 苧阪 直行
    23 巻 (2005) 1 号 p. 29-37
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, 弱い時空間的表象が弱い後続刺激によってオブジェクトレベルでマスクされるオブジェクト置き換えマスキング (OSM) の脳内メカニズムを, 反復経頭蓋磁気刺激 (rTMS) を用いて検討した.OSMは, 先行ターゲットと後続マスクが同一オブジェクトであると知覚される際のオブジェクトレベル表象内の情報更新過程を通じて生じると考えられている.ターゲットからマスクへの運動信号がオブジェクト連続性を媒介していると想定して, V5/MT+をrTMSのターゲット部位とした.V5/MT+に対してrTMSを施行した後にOSMが減少した.しかしながら, 比較のためのコントロール刺激 (Sham刺激) を行った後にはOSM量に変化は認められなかった.以上の結果より, OSMの生起にはV5/MT+の正常な機能が関与していることが示唆され, V5/MT+に対するrTMSは知覚されるオブジェクト連続性を阻害することでOSMを減少させたと結論づけた.
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  • 関口 貴裕, 小山 幸子
    23 巻 (2005) 1 号 p. 39-51
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    脳磁図 (MEG) は, ヒトの脳内で発生した神経活動を非侵襲的に計測することのできる手法である.MEGは, 優れた時間, 空間分解能を有しており, 大脳皮質の活動の時空間的な特性を調べることが可能である.本稿では, 読みの神経機構についてMEGを用いて検討した最近の研究を概観した.まず, 左大脳半球における上側頭部の活動と, 事象関連脳電位N400成分の関係について論じた.ついで, 左・上側頭部の機能について, 読みの二重ルートモデル (文字の音韻変換に語彙的ルートと非語彙的ルートの2つを仮定するモデル) の枠組みから考察を行なった.その結果, 近年のMEGによる研究から, 読みのメカニズムとして二重ルートモデルが妥当であり, 左・上側頭部の活動が, そのうちの非語彙的な処理に関与することが示された.最後に, MEGを用いた読みの研究の今後の方向性について考察した.
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