生理心理学と精神生理学
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29 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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特集
  • 入戸野 宏, 片山 順一
    29 巻 (2011) 1 号 p. 1-4
    公開日: 2012/06/27
    ジャーナル フリー
  • 玉越 勢治, 溝部 光希, 箕浦 菜々子, 片山 順一, 八木 昭宏
    29 巻 (2011) 1 号 p. 5-12
    公開日: 2012/06/27
    ジャーナル フリー
    聴覚情報は時間統合窓 (temporal window of integration: TWI) に基づいた統合処理を経て,聴覚記憶に一次保持される。TWI が刺激オンセットごとに形成されるか否かを検討するため,刺激間間隔(ISI)の変化 (22 ms) に伴うミスマッチ陰性電位 (MMN) を記録した。標準刺激は持続時間22 ms の3 つのトーンバースト群 ( 無音部は22 ms) によって構成された。標準刺激のISI を異なるブロックで操作した (66, 88, 110, 132, および198 ms)。もしTWI が各オンセットに対して形成されるなら,標準刺激のISI が長い条件でもMMN が惹起すると考えた。その結果,すべてのISI 条件でISI が縮む変化にのみMMN が出現し,伸びる変化には出現しなかった。これらの結果はTWI の持続時間はブロック間で可変であり,一方でブロック内では標準刺激のISI に基づいて固定されることを示している。これより短い聴覚記憶ではTWI が柔軟に駆動されていることが示唆された。
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  • 杉本 史惠, 野村 亜弓, 片山 順一
    29 巻 (2011) 1 号 p. 13-19
    公開日: 2006/06/27
    ジャーナル フリー
    本研究は,プローブ刺激に対して反応を求めない無関連プローブ法を用いて,コンピュータゲーム課題に対して配分された注意容量を評価できるか検討した。8 名の大学生がゴーカートゲームを行っている間に,ゲームの操作への干渉を防ぐため, 電気プローブ刺激を参加者の両肩に呈示した。標準刺激が.80 の確率で一方の肩に,逸脱刺激が他方の肩に.20 の確率で呈示された。ゲーム課題が簡単な場合に比べ,難易度が高い課題を行っている場合に,逸脱刺激に対して生じた後期陽性波(P300) の振幅は減衰した。本研究は,複雑な作業環境において情報の入力や行動に干渉することなく,精神作業負荷を評価するための有用な方法を提案する。
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  • 板垣 俊, 開 一夫
    29 巻 (2011) 1 号 p. 21-32
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
    とりわけ日本では,“○”(マル)と“×”(バツ)はそれぞれ“良い”・“悪い”ことを示す記号として受け入れられている。これらの記号と意味の結びつきは,日本人が日常生活で過剰に経験してきたものである。本研究では,これらの結びつきに関わる神経プロセスが特異的なものかどうかについて着目した。この問題を検討するために,結果の“良い”・“悪い”について感度を持つ事象関連脳電位 (ERP) 成分であるフィードバック関連陰性電位 (FRN) に注目し,2 種類のギャンブル課題を行った。記号課題では,“○”と“×”をそれぞれ,利得/損失(整合条件)および損失/利得(非整合条件)に対応させた。図形課題では,意味的に関連のないひし形と六角形を用いて,それぞれ利得/損失(ひし形利得条件),および損失/利得(六角形利得条件)を設けた。その結果,どの課題・条件でも利得と比較して,損失の結果に対してFRN が出現した。さらに,整合条件のFRN は他の条件と比較して振幅が低下した。これらの結果は,経験によって獲得した知識としての記号と事象の結びつきが,結果の評価過程に影響を及ぼすことを示唆している。
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  • 川本 大史, 入戸野 宏, 浦 光博
    29 巻 (2011) 1 号 p. 33-40
    公開日: 2012/06/27
    ジャーナル フリー
    人は他者から受け入れられているかどうかに対して敏感に反応する。社会的排斥は個人の感情や行動に多様な影響を及ぼす。しかし,集団から受け入れられていると感じる状況において他者から選択されなかったときに,排斥と類似した反応が生じるかは不明である。本研究では,そのような小拒絶に対する認知過程について,コンピュータ上で簡単なキャッチボールを行うサイバーボール課題を用い,事象関連電位(event-related potential: ERP)を測定することによって検討した。その結果,投球後約200 ms 後に,参加者に投球されたとき(受容試行)と比較して,投球されなかったとき(小拒絶試行)に,陰性のERP 成分であるfERN が惹起された。fERN は予測より悪かった事象に対して生じることが知られている。本研究の結果から集団の中で他者から選択されないことはネガティブに知覚されることが示唆された。
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  • 守谷 大樹, 入戸野 宏
    29 巻 (2011) 1 号 p. 41-51
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
    ポジティブ気分が注意焦点の範囲を拡大させ,ネガティブ気分が注意焦点の範囲を縮小させることが知られている。しかしながら,その効果が生じる情報処理過程はまだ明らかでない。本稿では,気分が注意焦点の範囲に及ぼす効果について,行動反応や電気生理学的指標を用いて検討した研究を概観する。はじめに,気分の定義と誘導法・測定法についてまとめる。次に,行動反応を指標として,ポジティブ気分やネガティブ気分がどのように注意焦点の範囲を変化させるかを検討した研究について概観する。そして,事象関連電位を指標とし,これらの効果が生じる情報処理段階を検討した研究を紹介する。最後に,気分と注意の相互影響過程を理解するための,今後の研究における方向性について展望する。
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  • 木村 元洋
    29 巻 (2011) 1 号 p. 53-71
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
     Näätänen, Gaillard, & Mäntysalo(1978)による聴覚ミスマッチ陰性電位(auditory mismatch negativity: 聴覚MMN)の発見以降,同等の発生機序や機能的意義をもつ事象関連脳電位(event-related brain potential: ERP)成分が,他の感覚モダリティにおいても存在するのか否かについて長い議論があった。近年,様々な研究を通し,視覚におけるミスマッチ陰性電位(visual mismatch negativity: 視覚MMN)の存在が確認されるとともに,この成分が視覚事象の予測に関係したERP 成分であることが示されている。本論文では,視覚MMN の基礎的特徴,および視覚MMN 研究から示されてきた予測に関する知見について概観する。また,他の予測研究との関係や,今後の予測研究における視覚MMN の役割についても議論する。
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