生理心理学と精神生理学
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30 巻 , 3 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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原著
  • 広重 佳治
    原稿種別: 原著
    30 巻 (2012) 3 号 p. 217-225
    公開日: 2013/07/14
    [早期公開] 公開日: 2012/06/14
    ジャーナル フリー
    本研究は軽度断眠(部分断眠)が睡眠のホメオスタシス調整を駆動するか否かを実験的に検証した。5名の参加者(19~25歳)は,4夜の自宅睡眠の観測後,睡眠実験室にて連続4夜の睡眠ポリグラフを受けた。就床時刻は第1夜,第2夜および第4夜を午後11時,第3夜を午前2時とした。起床時刻はいずれも午前7時であり,したがって第3夜は総就床時間が5 時間に制限された。レム睡眠関連の睡眠変数の点から実験夜をとおして第1夜効果(ストレス夜)の順応が見られたが,これと対照的に第3夜ではノンレム睡眠と脳波δ帯域パワが睡眠初期の3時間に有意に増えた。第3夜は眠気を除いて出眠後の睡眠感にも改善がみられた。本研究は不眠症改善に適用される睡眠制限療法にホメオスタシス調節が関与する可能性を支持する基本的証拠を提供するものと思われる。
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  • 満石 寿
    原稿種別: 原著
    30 巻 (2012) 3 号 p. 227-242
    公開日: 2013/07/14
    [早期公開] 公開日: 2013/02/14
    ジャーナル フリー
    視覚刺激(人工観葉植物)と嗅覚刺激の対提示が,心理的・生理的反応に及ぼす影響について検討した。具体的には,統制群,視覚刺激群,嗅覚刺激,視覚・嗅覚刺激群を設け,心的ストレス課題における心理的(課題前後)・生理的反応の時系列的変化(課題前・課題中・課題後)を検証した。 その結果,人工観葉植物・嗅覚刺激の対提示群において,心的ストレス課題中の心臓血管反応は他の群に比して有意に低い値で推移した.これは,人工観葉植物のみの提示に比して人工観葉植物と嗅覚刺激の対提示の方が,心的ストレス緩和をより促進する可能性を示唆するものであった。
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  • 木原 健, 武田 裕司
    原稿種別: 原著
    30 巻 (2012) 3 号 p. 243-254
    公開日: 2013/07/14
    [早期公開] 公開日: 2013/04/15
    ジャーナル フリー
    視覚探索課題を用いた先行研究より,脳活動において,比較的低い周波数帯域(22-34Hz)の位相同期の増強がトップダウンによる注意の空間定位に関与している一方,比較的高い周波数帯域(36-56Hz)の位相同期はボトムアップによる注意の定位に関係していることが示されている。ただし,これらの周波数帯域の同期活動が,時間的な注意に対するトップダウンとボトムアップ制御に関与しているかは不明である。本研究では,注意の瞬き課題中の,低周波数帯域と高周波数帯域の同期活動を観察した。注意の瞬き課題では,注意のトップダウン制御によって後続標的の見落としが生じると考えられている。実験の結果,注意の瞬きが生じなかった試行で,低空間周波数帯域の同期活動の減弱が観察された。したがって,22-34Hz の周波数帯域の同期活動は,空間的注意だけで無く,時間的注意においても重要な役割を果たしていることが示された。
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評論
  • 宮田 洋
    原稿種別: 評論
    30 巻 (2012) 3 号 p. 255-261
    公開日: 2013/07/14
    [早期公開] 公開日: 2012/06/14
    ジャーナル フリー
    I.P. Pavlovの86年の生涯と約60年におよぶ研究が,16編の資料に基づいて年譜の形式で70項目にわたって概観されている。Pavlovの研究には3つのテーマがあり,第1は1873-1883年に行われた膵臓及び心臓の神経支配の研究である。第2は1886-1901年に行われた消化腺活動に関する研究で,この研究に対して1904年にノーベル生理学・医学賞が授与された。最後の研究は1902-1935年にわたり行われた条件反射による大脳両半球の働きについての研究である。年譜には,Pavlovの研究に対して欧米・日本で行われた生理学および心理学的関連の事項61項目が対比されている。
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