生理心理学と精神生理学
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31 巻 , 1 号
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特集 デフォルトモードネットワーク (DMN) から脳をみる
  • 苧阪 満里子
    原稿種別: 特集
    31 巻 (2013) 1 号 p. 1-3
    公開日: 2014/01/07
    [早期公開] 公開日: 2013/11/25
    ジャーナル フリー
  • 渡邊 正孝
    原稿種別: 特集
    31 巻 (2013) 1 号 p. 5-17
    公開日: 2014/01/07
    [早期公開] 公開日: 2013/11/25
    ジャーナル フリー
    安静時には認知課題遂行時より大きな活動を示す脳部位がある。“デフォルト脳部位”と呼ばれるもので,主に大脳内側部に位置する前頭連合野内側部,前帯状皮質,後帯状皮質,楔前部などの部位からなる。デフォルト脳活動は“内的思考過程”に関係していると考えられており,それは言語的になされると考えられることから,デフォルト脳活動は動物にはないと考えられてきた。しかし最近の研究では,チンパンジー,サル,ラットにもデフォルト脳活動が認められ,動物にも言語を介さない原初的な内的思考過程があるのではないかとも考えられる。最近は社会性認知,社会性行動を支える社会脳に注目されているが,デフォルト脳部位と社会脳は大きくオーバーラップしていることがヒトでも動物でも示されており,デフォルト脳活動の機能的意義は,社会性認知,社会性行動に関わる内的思考を担うことにあるのではないか,と考えられている。
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  • 中野 珠実
    原稿種別: 特集
    31 巻 (2013) 1 号 p. 19-26
    公開日: 2014/01/07
    [早期公開] 公開日: 2013/11/25
    ジャーナル フリー
    デフォルト・モード・ネットワークは,外的な処理を行っているときは活動が低下し,内的な処理を行っているときに活動増加を示す神経ネットワークである。筆者らは,映像観察時の瞬きに関連して,脳の中では,デフォルト・モード・ネットワークが一過性に賦活する一方,注意の神経ネットワークの活動が一過性に抑制されることを発見した。行動研究により,映像情報の暗黙の切れ目で,人々が一斉に瞬きをしていたことから,瞬きは連続した視覚情報の分節化と関係していることが推測される。このことから,外的に注意を向けている状態でも,瞬目に伴い,拮抗する神経ネットワークの状態を一過性に変動させることで,注意を内的に解除し,情報の分節化が行われていることが示唆される。この発見により,デフォルト・モード・ネットワークは,内的処理を担っているだけでなく,他の神経ネットワークと相互作用することで,積極的な認知処理機能を担っている可能性が考えられる。
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  • 越野 英哉, 苧阪 満里子, 苧阪 直行
    原稿種別: 特集
    31 巻 (2013) 1 号 p. 27-40
    公開日: 2014/01/07
    [早期公開] 公開日: 2013/11/25
    ジャーナル フリー
    デフォルトモードネットワーク(Default Mode Network: DMN)は脳内ネットワークのひとつであるが,様々な認知課題遂行中に活動の低下を示すため,近年神経科学の分野で注目を集めている。ブレインイメージングにおいては,認知機能の神経基盤を探るにあたって,従来の構造と機能のマッピングから,最近はネットワーク間の競合や協調に注目するように観点が変化してきていると思われる。その際にネットワークを構成する領域がどのような状況で同じ活動を示し,またどのような状況では異なったネットワークの一部として活動するかという機能的異質性の問題は近年重要性を増している。これは大きな領域や,大規模ネットワークに関して特に問題になる。脳の領域と機能の間の関係は,特に連合野は,単一の領域が複数の機能に関係しまた単一の機能はそれが高次機能になればなるほど複数の領域の協調によって遂行されるという多対多の関係にある。また脳内ネットワークと機能の間の関係も一対一とは限らず,したがってある課題において同一のネットワークに属する領域も課題の状況によっては異なったネットワークに属することも考えられる。本稿ではこの機能的異質性の問題についてDMNを中心に検討する。
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  • 豊巻 敦人, 渡辺 隼人, 柳生 一自, 室橋 春光
    原稿種別: 特集
    31 巻 (2013) 1 号 p. 41-49
    公開日: 2014/01/07
    [早期公開] 公開日: 2013/11/25
    ジャーナル フリー
    社会的認知の偏奇を中核障害とする自閉症スペクトラム障害においても安静時機能画像によるDefault mode networkを評価した検討が多くあるが必ずしも所見は一致していない。機能画像ではなく,脳波・脳磁図を用いたDefault mode networkの評価も関心が持たれてきおり,本研究では脳磁図による機能的結合の解析を行い,自閉症スペクトラム障害でDefault mode networkの異常の有無を検討した。信号源波形の位相同期性による機能的結合について自閉症スペクトラム障害ではベータ帯域において前部帯状皮質と後部帯状皮質の結合強度が低下している傾向が観察された。また内側面の局所的な結合強度の増大は,細部への注意やコミュニケーション能力と相関していた。これらのことから,脳磁図計測でも自閉症スペクトラム障害の認知特性に寄与するDefault mode networkの異常を評価出来ることが示された。
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