蘇生
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26 巻 , 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • Yukio Ikeda
    2007 年 26 巻 1 号 p. 1-9
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    A large body of evidence suggests that oxygen free radicals may be important in either the primary or secondary pathophysiological mechanisms underlying stroke. The aim of this review is to provide an overview of the present clinical usefulness of biomarkers of oxidative injury in stroke patients. Measurement of biomarkers of oxidative injury for stroke should be used to provide biochemical evidence of antioxidant effectiveness. Exploration of the relationship between antioxidant profile and early outcome of stroke might provide new insights into the pathogenesis of stroke and open new therapeutic possibilities.
  • 星野 正己, 原口 義座
    2007 年 26 巻 1 号 p. 10-17
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    【方法】人工膵 (AP: 日機装社製) を用いた血糖管理施行90例をAP開始後早期 (入院約3日後: E期) と約1週後 (入院約10日後: L期) の2期に分け, 血糖値と予後の関連を検討した。1日平均血糖値 (BGm) 150, 175, 200mg/dLを基準点とし基準点以下, 以上の症例を比較した。即ち各々BGm150以下の群 (150b群) と150以上の群 (150a群) , 175b群と175a群, 200b群と200a群に分け2群間で死亡率と死亡率関連要因を比較した。
    【結果】死亡率はE期は200b群は200a群に比べ (29%vs56%, p<0.05) , L期は175b群は175a群に比べ (28%vs50%, p<0.05) 低かったが, 他の要因に有意差はなかった。
    【結語】BGmを早期で200以下, 10日後で175以下を目標とした血糖管理が予後を改善する可能性が考えられた。
  • 片山 俊子, 美馬 裕之, 山口 由紀, 伊藤 辰哉
    2007 年 26 巻 1 号 p. 18-21
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    急性重症膵炎の経過中, 腹部コンパートメント症候群と考えられる病態を呈した症例を経験した。この症例は来院時すでに発症後3日以上経過しており, ICU入室後, 蛋白分解酵素と抗生物質の動注療法およびCHDFを開始した。腹部緊満が著明で, 腹腔内圧として膀胱内圧を測定したところ15-20mmHgと上昇, 腹部コンパートメント症候群を認めた。CHDFによる水分管理などで対処したが, 十分に膀胱圧を減少させることはできなかった。その後多臓器不全が進行し, 第24病日に永眠された。本症例は治療開始が遅く, 肝機能も来院時すでに悪化していた。それに加え腹腔内圧の上昇も多臓器不全の進行に関与したと考えられた。
  • 古宮 かおり, 五十嵐 孝, 平林 由広, 瀬尾 憲正
    2007 年 26 巻 1 号 p. 22-24
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    特発性食道破裂は, 食道と縦隔が交通するため縦隔が汚染され, 重篤な経過をたどる死亡率の高い疾患である。今回, 我々は3例の特発性食道破裂を経験した。症例は全例男性で年齢は53-72歳であり, 発生起点は全て嘔吐により, 左胸腔内への穿破型であった。発症から手術までの時間は5-10時間で, 穿孔部縫合閉鎖術, 胸腔ドレナージが行われた。術中は2例で呼吸循環動態は安定していたが, 1例は術前からのショック状態が術中も遷延した。術後は1例で肺炎, 1例でDICを発症したが全症例とも約1か月で軽快退院した。食道破裂は時に急速に重篤な状態に進行することがあり, 迅速で適確な全身管理が必要である。
  • 西山 友貴
    2007 年 26 巻 1 号 p. 25-27
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
    航空機内でドクターコールを4同経験した。 (1) 70歳代の男性, トイレで気分不良となる。便通が迷走神経反射を誘発, 脱水が加わり起立性低血圧, 徐脈になったと判断。機内にペンライトがなかった。 (2) 60歳代の男性, 意識低下, チェーンストークス様呼吸, 縮瞳, 脈拍触知不能, 直ちに心肺蘇生行うも反応しなかった。気管挿管の道具無く, 客室乗務員の補助も得られなかった。 (3) 15-20歳のアジア系女性の呼吸困難と不穏, ヒステリーによる過呼吸症候群と判断。 (4) 40-50歳の日本人男性の気分不良。脱水と気圧低下によるものと判断。これらの症例を経験し, 医師は要請に応じるべきであり, 客室乗務員のさらなる訓練, 教育が必要と思われた。
  • 貝沼 関志
    2007 年 26 巻 1 号 p. 28-33
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    病院前救護, ERの発展と多様なICUを有する施設も多い状況のなかで各科に属するcritical care physicianの連携が一層求められていると考えて日本蘇生学会への提言をまとめた。藤田保健衛生大学病院Surgical ICU (外科系集中治療室) は2004年6月1日に開設し, 筆者はチーフとして専従している。critical care physicianとは「生命危機にあるいかなる病態においても蘇生を施行しつつ急性期診療のできる医師」であって, critical careを行うすべて医療従事者への開放系の中心となる医師集団である。critical care physicianの連携はon-the-jobとoff-the-jobの両面で求められる。日本蘇生学会は当初は麻酔科の指導者たちが中心に立ち上げた学会であった。今後は, 救急科, 集中治療, 麻酔科専門医を中心とした急性期診療の従事している医療従事者を太い絆で連携する大規模な学会になっていくことが望まれる。
  • 山内 正憲
    2007 年 26 巻 1 号 p. 34-37
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    3種類のバックボードのX線画像への影響について比較・検討した。バックボードに固定した健常ボランティアとX線試験撮影用の腰椎型アクリル製ファントム (腰椎ファントム) に, 単純X線撮影および単純CT撮影を行った。溝や取っ手など部分的な構造差, ヘッドイモビライザー, 金属部品が単純X線画像に影響を与えることが明らかとなった。側面撮影はバックボードへの体の固定が有利であった。単純CT画像には固定ベルト金属部分の影響しかなかった。バックボードに患者を固定したままのX線撮影では, 金属部分をはずし, X線吸収差のある部分はバックボードをはずしてから再度撮影することが重要である。
  • 望月 利昭, 吉野 篤人, 佐藤 重仁
    2007 年 26 巻 1 号 p. 38-41
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
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