日本農村医学会雑誌
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38 巻 , 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 末永 隆次郎, 今村 禎子, 前田 勝義, 山田 統子, 高松 誠
    1989 年 38 巻 4 号 p. 895-907
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    現在, 農産物のほとんどに出荷規格が設けられており, 農家は収穫作業のほかに, この出荷規格にそっての調整作業 (選別, 箱詰作業など) をしなければならず, 余分な労働負担を強いられていると考えられる。そこで, イチゴ農家についてイチゴの出荷規格による調整作業に伴う農家の労働負担および出荷規格に対する意識調査を実施し, 解析した。イチゴの出荷規格は, 品質で3段階, 等級 (大小) で6段階, さらには等級に応じての重量で3段階に分けられ, 非常に煩雑となっている。出荷に際しては出荷締切り時刻が設けられており, 収穫量の多い時には, 作業時間が長く, 朝早くからの作業になる。とくに2月, 3月には2Lから2Sの各等級のものが比較的満遍なく出荷され, 調整作業時間のみで5時間を超え, イチゴ作業時間のうちの60%以上を占めていた。また, 1パック分を選果・選別するのに要する時間は, 等級が小さいほど時間がかかっていた。イチゴの出荷規格や調整作業時の作業姿勢の変化および心拍数やフリッカー値の変動からイチゴの調整作業は精神神経的に負担の強い作業と示唆された。なお出荷規格に対する意識調査では, 出荷規格による選別の必要性は84.3%の者が認めているが, 現状ではますます調整作業が厳しくなっており, 出荷規格の簡略化を64.0%の者が望んでいた。農家の労働負担を軽減し, さらには消費者に利益をもたらすためにも出荷規格の簡略化が必要と思われる。
  • 安藤 満, 田村 憲治, 浅治 信治, 松島 松翠, 川島 一祐
    1989 年 38 巻 4 号 p. 908-914
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    浮遊粒子状農薬散布後は, ハウス内に高=濃度の浮遊粉じんが検出される。とくに吸入性の粒子状農薬の気中濃度の減衰はきわめて緩やかである。吸入された農薬により引き起こされる健康影響を検出するため, 吸入暴露チャンバー内でメチダチオン (スプラサイド) の粒子状農薬を動物に暴露した。暴露農薬粒子は2.16μmの平均粒径を持っていた。
    浮遊粒子状農薬に暴露された動物は, 肺胞マクロファージと肺胞上皮細胞内にかなりの量の粒子を保持していた。メチダチオン粒子の吸入後, 肺胞上皮細胞と毛細血管内皮細胞に著しい障害が起こった。さらに肝細胞の空胞変性もみられた。メチダチオン粒子の吸入後, 肝細胞質のグルタチオンペルオキシダーゼ活性は著しく低下した。
    浮遊粒子状メチダチオン暴露は肝細胞における過酸化脂質の生成を著しく促進した。肝細胞における過酸化脂質濃度の上昇は暴露の初期に著しい。血清トランスアミラーゼ (GOT) 活性はメチダチオン粒子暴露後著しく変動した。GOT活性も暴露の初期に著しく上昇した。
  • 福澤 陽一郎, 岸本 拓治, 多田 學
    1989 年 38 巻 4 号 p. 915-923
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    近年の生活環境の変化に伴い肥満対策が健康上重要な課題となっている島根県下の山間農村と離島漁村の女性を対象に, 肥満者と非肥満者別の健康診断とアンケート調査の結果から肥満と健康の関連, 肥満の背景・意識, 対策の現状について検討した。
    地域, 年代を問わず肥満が循環器疾患, 筋・骨格系疾患と関連しており, 高令化社会にとって肥満対策は重要な課題となっている。
    肥満した時期, その背景, 肥満に対する意識に離島漁村と山間農村の地域差, 30~49才と50~69才の年代差がみられる。
    保健所や町村で実施されている健診などの活動が肥満への関心を高めるきっかけとなっているが, 今後の肥満対策の課題としては,「間食をひかえる」「食事の工夫」「運動」が効果をあげるよう地域特性に即した工夫や動機づけが必要である。
  • 瀧原 博史, 植野 卓也, 城甲 啓治, 城嶋 和孝, 酒徳 治三郎, 中山 純
    1989 年 38 巻 4 号 p. 924-927
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    膀胱尿道異物は, 小郡第一総合病院泌尿器科において, 過去7年間に3例 (泌尿器科外来総受診患者の0.1%) 経験され, 2例が外来にて内視鏡下に経尿道的に摘出され, 1例は入院のうえ, 観血的に摘出された。患者はすべて男性で, 年令は24才, 42才, 56才であった。2例は尿道異物で, 1例は膀胱異物であった。異物の種類は, 電気コード, ボールペン, ビニールキャップであった。侵入経路は3例とも経尿道的で, 2例が自慰によるもので, 1例が就寝中に他人により挿入されたものであった。1例は尿道鏡下生検用鉗子にて摘出, 2例目は膀胱高位切開術にて摘出, 3例目は膀胱鏡下, 異物鉗子を用いて摘出した。本邦における本症の治療法の検討から, 明らかに以前の観血的治療が減り, 内視鏡を中心とした非観血的治療法が中心となっていくことが示唆された。
  • 若月 俊一
    1989 年 38 巻 4 号 p. 928-932
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 内田 昭夫
    1989 年 38 巻 4 号 p. 933-939
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 松島 松翠
    1989 年 38 巻 4 号 p. 940-943
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 坂東 玲芳
    1989 年 38 巻 4 号 p. 944-947
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1989 年 38 巻 4 号 p. 948-958
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1989 年 38 巻 4 号 p. 959-983
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
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