日本農村医学会雑誌
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43 巻 , 6 号
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  • 登内 真
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1177-1185
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    私は昭和23年に東京医学歯学専門学校を卒業し, インターン生活を1年送った後, 昭和24年4月, 母校第一外科の川島外科に入局し, 24年9か月大学生活を送った。川島教授は, 人格高潔, 真の教育者であると共に, 外科医として最高の技術をそなえておられた先生であった。
    この間, 私は医師としての基礎的教育と外科医としての手術手技の指導を受けた。また研究面では主として肝・胆・膵疾患の研究に携わった。
    其後, 昭和48年10月1日, 恩師川島健吉名誉教授の後任として土浦協同病院院長として赴任し, 満21年を経過した。
    赴任後, 常に念頭にあったのは, 川島先生の名声を傷つけないように心掛け, 先生の教えである患者に対する思いやりと, 後輩の育成及び健全なる病院経営であった。
    このように私の医師生活45年間を回顧すると大学時代, 土浦協同病院時代に区別することができる。
    [I 大学時代]
    大学時代, 専門として修業したのは, 腹部外科, 胸部外科であるが, 特に力を入れたのは, 肝・胆・膵疾患についてである。その主なものをあげると,(1) 胆道鏡の開発,(2) 肝・胆・膵の悪性疾患に対する治療,(3) 胆石症, 特に苺様胆嚢の成因に関する研究であった。
    [II 土浦協同病院時代]
    土浦協同病院時代には地域の農民, 並びに住民の最も必要とする医療をめざした。そのためには本格的医療完結型病院即ち, 専門化別のセンターの集合体を構築するよう努力した。
    (1) 農村健康管理センターの増改築,(2) 周産期センターの設立,(3) 救命救急センターの設立,(4) 茨城県地域がんセンターの設立,(5) サンテーヌ老人ケアハウスとの協力,(6) エイズ問題である。
    医師生活45年を回顧して, 大学時代指導していただいた恩師, 一緒に研究に励んだ後輩の顔が目に浮かびます。
    土浦へ赴任してからは, 病院経営の全責任を託してくれた, 茨城県厚生連の会長始め, 役員の方々, また, 私と一緒に病院発展に全力を尽してくれた全医療人に心から感謝します。
    日本農村医学会に入会してからはあらゆる問題に胸襟を開いて相談してきた友人方がおります。これらの友人と将来共に生きる喜びをわかち合いたいと思っています。
    最後に申したいことは, 今の若い人達は, それぞれ, 斬新な創造力があります。これらの人々のエネルギッシュな先見性, 創造的意見を尊重し, 活性化した学会・医学をめざしたいと思っている。
  • 山本 肇
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1186-1194
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    The different kind and operational modes of lasers irradiation have been compared to determine their effectiveness in inhibiting the formation of an in vitro incipient caries-like lesion.
    It is clearly indicated from these experiments that the acousto-optically Q-switched Nd: YAG laser might prove to be the most effective for clinical application.
    Laser irradiation was found not only to prevent but also cure incipient enamel caries without cutting lesions and restoring. This irradiation could also prevent the secondary caries at restoration margins with closing the space by fusion between the cavity margins and resinous restorations.
    The Nd: YAG laser was effective for treating sensitive root surfaces by closure of dentinal tubule apertures, and also for endodontic treatment by promating additional secondary dentin formation on pulp chamber walls.
  • 張 自寛
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1195-1202
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    This report discusses (1) achievements of public health and medical services activities since the founding of the People's Republic of China, (2) three major health and medical issues that must be tackled, and (3) the public health policies and measures of the Chinese government.
    The achievements of public health and medical services activities of Chinese government up to the present have been outstanding. For instance, the infant mortality rate has been reduced to less than one-tenth, and the life expectancy at birth has been greatly extended. Furthermore, the numbers of medical facilities, beds, and persons engaged in public health and medical services have increased greatly. In particular, there has been a remarkable decrease in the incidence of infectious diseases. One of the factors contributing to this decrease has been the introduction of periodic vaccine inoculations, which almost 100% of infants have received by the age of twelve months.
    The three major issues in public health and medical services that must be confronted are:(1) softening the impact of the switch to a market economy, (2) coping with the challenges of an aging society, and (3) reducing the gap in levels of health and medical services available in cities and rural areas.
    The Chinese government has established seven strategies for a public health policy geared to the new era of reform and liberation. These measures stress the prevention of diseases, as well as the promotion of health and medical activities with the full participation of all people in the nation, giving greater weight to rural areas. In addition, the government has decided to promote the establishment of financial resources for public health and medical care, reform of the medical insurance system, adjustment and improvement of medical care service systems, and the establishment of new laws governing medical care.
  • 矢田 純一
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1203-1208
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 山根 洋右
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1209-1220
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    農山村開発事業は, 1988年第4次全国総合開発計画において「多極分散型国土の構築」の一環である農村活性化のための基本施策として提起された。特に, この施策における総合保養地域整備法 (リゾート法) は, 1990年代の農業・農村に大きな影響を与えたと考えられている。本宿題報告では, 全国を縦断する研究ネットワークにより, 全国の農村でどのような変貌がみられるのか, 農業動態, 健康問題, 環境問題に焦点を当て調査研究し, あわせて農業・農村の変貌に対応した農村医学の諸課題について検討した。
  • 渡部 眞也
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1221-1222
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1223-1225
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1226-1227
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1228-1229
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1230-1231
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1232-1233
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 桂 敏樹, 野尻 雅美, 中野 正孝
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1234-1240
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    精神的健康を増進し老年期うつ病を予防するために千葉県A町の中高年住民を対象に健康習慣とうつ状態の関連を検討した。
    分析では単変量解析に加えて他の健康習慣および交絡因子 (性, 年齢) の影響を取り除いて各習慣とうつ状態との関連の強さを比較検討するため多変量解析も行なった。
    単変量解析による結果, オッズ比が1よりも有意に大きい習慣は睡眠時間の不足 (6時間以下), 朝食を摂らないこと, 栄養の偏りであった。
    性別に分析した結果, 男でオッズ比が1よりも有意に大きい習慣は栄養の偏り, 睡眠時間の不足, 朝食を摂らないことであった。一方, 女でオッズ比が1よりも有意に大きい習慣は睡眠時間の不足, 栄養の偏りであった。
    多変量解析による結果, 相対危険が1よりも有意に大きい習慣は睡眠時間の不足, 栄養の偏りであった。
    性別に分析した結果, 男で相対危険が1よりも有意に大きい習慣は栄養の偏りであった。一方, 女で相対危険が1よりも有意に大きい習慣は睡眠時間の不足, 栄養の偏りであった。
  • 吉川 隆志, 山本 真, 稲葉 秀一, 牧村 士郎, 寺井 継男
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1241-1246
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    1984年から1994年4月まで当科にて在宅酸素療法を施行した71例における予後の検討と, さらに右心カテーテル検査を行った症例につき, 肺循環動態と予後との関連につき検討した。右心カテーテル検査を施行した25例についてPaO2とPPAは有意に負の相関を呈し, 肺高血圧症の成因として低酸素性肺血管攣縮が大きく関与していることが推定された。またPPAが20Torr以上の肺高血圧症は80%, 25Torr以上は52%と, 多くの症例で右心負荷状態にあると考えられた。右心カテーテル検査中酸素吸入前および吸入時に検査しえた17例について酸素吸入前PPAは25.7Torrであり, 酸素吸入時23.5Torrと有意に低下した。一方PARは243dynes・sec・cm-5から225dynes・sec・cm-5と軽度低下傾向を示したが有意な変化ではなかった。予後との関連については肺線維症, 結核後遺症は慢性閉塞性肺疾患に比し有意に予後が不良であった。肺性心を合併した症例のMSTは4.6年で, 肺性心を合併しない症例のMSTの6.5年に比し有意に予後不良であった。HOT施行時のQOLの指標として在宅率を用い, 在宅率の良し悪しを90%以上, 90%未満の2群に分け両者を比較したところ観察期間, 動脈血ガス分析値, スパイロメトリーに関して両群に有意な差は認められなかった。今後HOT施行時のQOL, 在宅率を改善する因子の検討も予後の改善とともに重要であると思われた。
  • 中村 武夫, 棚田 成紀, 老田 義人, 松本 和興, 大栗 美保, 今木 雅英
    1995 年 43 巻 6 号 p. 1247-1251
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    急性ジクワット中毒の初期処置における経口解毒剤としての活性炭の評価に関し, 水および生理食塩水中でのジクワットの吸着特性について検討した。
    生理食塩水中からの活性炭へのジクワット吸着量は, 水中からの吸着量よりも高値であり, 活性炭によるジクワット除去に対し, 塩化ナトリウみ共存による促進効果が認められた。また活性炭へのジクワットの吸着速度についても, 生理食塩水中での値が高く, 塩化ナトリウム添加による促進効果を認めた。ジクワット吸着量と活性炭の諸物性との問には有意な相関性は認められなかった。
    活性炭へのジクワット吸着量が増大した理由は, 塩化ナトリウム共存により活性炭表面に形成された電気二重層とジクワットとの静電気的相互作用の増大に基づくことが推察された。
  • 1995 年 43 巻 6 号 p. 1252-1256
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
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