日本農村医学会雑誌
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49 巻 , 5 号
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  • 椎貝 達夫, 藤澤 忠光, 佐藤 納穂子, 小谷野 知美
    2001 年 49 巻 5 号 p. 711-718
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 吉川 和利
    2001 年 49 巻 5 号 p. 719-728
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    中山間地域居住者 (19歳から74歳, 38名) のうち男子を対象に超音波法による脛骨部の音波速度 (m/sec) の測定値, 体格や体組成について, 農業への従事程度を要因にした分散分析および年齢を共変量とした共分散分析を施した。この被験者の身体計測値を日本人の標準値と比較したとき, 短身で体脂肪率が低く, 中山間地域在住者の特徴的な傾向と考えられた。超音波骨密度測定装置 (オムロンSound Scan 2000) による測定値は, 全体の平均が3950.7m/sec., SD112.4m/sec.であった。10歳刻みの平均値はオムロン社の報告値と同等か, やや大きい値となった。分散分析によると身長のみ, 農業従事効果が有意であった。体重や骨強度, LBMについては分散分析の結果, 農業従事効果は有意でなかった。共分散分析のための準備的分析を行ったが, 年齢と体脂肪率の農業従事水準群別相関係数は有意でなかった。共分散分析の結果, 身長を除き, いずれの身体計測値についても農業従事効果は有意とはならなかった。また, 結果として年齢による調整効果も存在しなかった。この理由に, 本来, 存在すべき, 共変量 (年齢) との相関性や被験者の規模などの問題が存在していることが考えられた。また, LBM, 体重, 骨強度では共分散分析のF値の有意性が分散分析より降下したが, 若年世代において体組成の充実が十全ではないことも原因と考えられる。
  • 岡本 昭彦, 石突 正文, 磯辺 靖, 斎藤 則夫, 富永 雅巳, 尾澤 英彦, 谷沢 泰介, 菅田 安男, 望月 智之, 原 憲司, 坂井 ...
    2001 年 49 巻 5 号 p. 729-732
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    頸椎症性脊髄症に対して宮崎式脊柱管拡大術を施行し, 術後6か月以上経過を観察した35例 (平均観察期間;1年10か月) の手術成績を検討した。JOAスコアは3~15点, 平均8.7点から11~17点, 平均12.5点に改善した。平均改善率は49%であった。術前のJOAスコアと術後JOAスコアの問には強い相関がみられた (r=0.60, p<0.01)。手術時年齢と術後JOAスコアにも有意な相関がみられた (r=-0.45, p<0.01)。罹病期間, 脊柱管前後径は術後JOAスコアと有意な相関を示さなかった。
  • 松宮 直樹
    2001 年 49 巻 5 号 p. 733-739
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    院外心肺停止の治療には, 市民, 消防機関, 医療機関の救命処置の連携が必要不可欠であり, これらの質の向上が救命率の向上につながる。本研究では院外心肺停止事例を共通の用語と定義で記録するUtstein styleを用いて土浦協同病院周辺地域で発生した心肺停止症例を分析し, 治療上の課題と対策を求めた。症例は555例, 心原性心停止が206例 (37%), 非心原性心停止が309例 (56%), 原因不明が40例 (7%) であった。422例 (76%) が救急治療室で死亡, 133例 (24%) が心拍再開して集中治療室に入院した。125例が入院中に死亡, 6例が社会復帰できる状態で退院, 2例が植物状態で転院した。
    Utstein styleに従った分析では, 目撃された心原性心停止125例のうち35例 (28%) が心拍再開したのに対し, 目撃されなかった心原性心停止69例で心拍が再開したのは6例 (8.7%) であった (p<0.01)。目撃された心原性心停止患者のうち初期心電図所見が心室細動であった26例では12例が心拍再開し (p<0.05), 5例が社会復帰した (p<0.05)。バイスタンダー心肺蘇生が行われた目撃された心原性心停止14例中10例が心拍再開し, 4例が社会復帰したのに対し, バイスタンダー心肺蘇生が行われなかった心原性心停止111例中, 心拍再開したのは25例, 社会復帰したのは1例であった (p<0.01)。
    救急救命士が出動した心停止症例では46例中17例 (37%) が心拍再開し, 2例 (4.3%) が社会復帰した。一般救急隊員のみが出動した心停止では, 116例中17例 (14.7%) が心拍再開し, 4例 (3.4%) が社会復帰した。救急救命士の出動の有無は, 院外心肺停止患者の心拍再開率と関連したが (P<0.05), 社会復帰率とは関連しなかった。
    これらの結果は, 当院周辺地域の院外心肺停止の救命率の向上にはバイスタンダー心肺蘇生の施行率を高めるための市民への心肺蘇生の啓蒙と救急救命士の充足と救命技術の質の向上が必要であることを示している。
  • 横田 素美
    2001 年 49 巻 5 号 p. 740-749
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    消化器系悪性新生物 (以下, がん) のうち食道がん, 胃がん, 結腸がん, 直腸がん, 膵臓がんの死亡率を部位別・性別に出生コホート分析し, さらに全都道府県をブロックに分けて, がん死亡の今後の動向と地域的特徴を見出すことを目的として検討した。女の食道がんと直腸がんおよび男女の胃がんは, 後から生れた者ほど死亡率は減少しており, 地域差もほとんど見られなかった。男の食道がんは, 高齢者では死亡率の減少が認められたが, 50歳代以下では, 後から生れた者ほど死亡率は増加していた。男女の結腸がんと膵臓がんおよび男の直腸がんは, 30歳代から40歳代以上では, 後から生れた者ほど死亡率は増加していた。特に, 結腸がんでは北海道の男および東海と中国・四国の女が, 直腸がんでは北海道の男が, 膵臓がんでは北陸・東山の男が, それぞれ全国および他の地域の男女に比べ死亡率の増加する年齢範囲が広かった。
  • 江角 幸夫, 富村 耕太郎, 深田 靖彦
    2001 年 49 巻 5 号 p. 750-757
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    島根県内で実施した健康診断受診者14,738人を対象に, 6項目の除外基基準により抽出した標本1,814人について, 血清酵素活性3項目 (AST, ALT, 筆GT) の加齢による変化を性別に調べた。
    ASTの平均値を性別に年代間比較したところ, 男性, 女性とも加齢とともに活性値は緩やかに上昇し, それぞれ70歳代 (29IU/l), 70歳および80歳代 (26IU/l) が最も高値であった。ALTでは男性は50歳代 (34IU/l) まで加齢とともに活性値は上昇するが, 60歳代になると有意に低値となった。女性では50歳代 (21IU/l) で最高を示したが, 全体的に大きな変動はみられなかった。
    γ-GTでは男性が女性に比べ高値を示した。男性は40歳代 (50IU/l) をピークに山型を示したが, 女性では大きな変動は認めなかった。また飲酒者と非飲酒者の比較を行ったところ, 男性では2群に差がみられ, 飲酒者の活性値が非飲酒者より高値であった。女性では2群の差は殆ど認められなかった。
  • 前田 益孝, 小林 隆彦, 岡戸 丈和, 遠藤 健一, 椎貝 達夫
    2001 年 49 巻 5 号 p. 758-761
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    我々は通常の導入基準では透析を導入せず, 死に至ったと思われる症例で種々の理由により透析を導入でき, 順調な臨床経過をたどった2症例を経験した。症例1は97歳, 女性。緩徐に進行する腎不全のため透析を要する時期となったが, 痴呆の妹との二人暮らしであり, 透析を断念せざるを得ない状況であった。しかし, 隣人の一人が通院介助を引き受けたため透析を導入でき, 順調な臨床経過をたどった。症例2は87歳, 男性。尿路結石症による慢性腎不全のため外来加療中であったが, 尿毒症性肺水腫をきたし, 入院となった。患者本人は透析を強く拒否したが家族の救命への希望が強く, 四肢を抑制の上, 血液透析を導入した。患者は全身状態の改善とともに透析療法を受け入れるに至った。これら2症例のように高齢腎不全患者では透析の導入の是非に関し苦慮することが多く, 若干の考察をまじえ報告する。
  • 2001 年 49 巻 5 号 p. 762-771
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 49 巻 5 号 p. 772-787
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2011/08/11
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