日本農村医学会雑誌
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51 巻 , 4 号
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  • 水野 樹, 湧田 暁子, 松岡 裕士, 岡原 正幸, 松木 美知子, 森田 翼, 阿河 直子, 合田 吉徳
    2002 年 51 巻 4 号 p. 619-623
    発行日: 2002/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    上部消化管内視鏡検査は, 侵襲的で呼吸・循環に影響を与える。今回, 上部消化管内視鏡検査を施行する健常成人16人を対象に, 血圧, 脈拍数, 経皮的動脈血酸素飽和度 (SpO2 ) の変化を検討した。血圧は, 内視鏡挿入1分後に有意に上昇した。脈拍数は, 内視鏡挿入1分後に増加傾向を示した。脈拍圧積は, 内視鏡挿入1分後に有意に上昇した。SpO2は, 有意な変動を認めなかった。上部消化管内視鏡検査においては循環動態に変動をきたすため, 厳重なる循環管理の必要性がある。
  • 高野 康二, 高島 賢治, 福村 浩一, 細谷 晶志, 前田 益孝, 椎貝 達夫
    2002 年 51 巻 4 号 p. 624-628
    発行日: 2002/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    人工呼吸器などの生命維持管理装置の安全性を確保する目的で, 当院では1991年12月よりME機器を中央管理している。1995年はじめから1999年末までの5年間の中央管理記録および技士による病棟巡視点検記録をもとに, 人工呼吸器に生じる異常を分析した。異常の発見動機は51%がME技士による病棟巡視で, 中央管理部での定期点検, 返却時点検で34%, 修理依頼時には15%であった。人工呼吸器の異常は, このようにすべての動機で発見されたが, 加温加湿器の異常は病棟巡視と修理依頼時のみで発見され, 定期点検, 返却時の点検では発見されていない。人工呼吸器の異常の原因をみると人的ミスは少なく, 機i械的要因が2.9倍高かった。1997年より加温加湿器の機種を統一したところ, 異常発生件数が激減した。人工呼吸療法における患者の安全を高める方法として定時病棟巡視と中央管理による定期点検, 返却時点検がきわめて有用である。また人的ミスを起こしにくい機種選定も重要である。
  • 小谷 和彦
    2002 年 51 巻 4 号 p. 629-632
    発行日: 2002/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    在宅医療における処置や治療 (一般的な投薬は除く) に関わるケア・対処がどのような状況にあるかを推測するため, 在宅ケアに積極的に取り組んでいる全国各地の医療機関を収載した一書籍内にある, ケア内容についてのアンケートの回答を集計した。その結果は次のようであった:(1) ケア内容の種類とその実施率;多種におよぶケア項目が挙げられていたが, 点滴, 膀胱・尿カテーテル, 注射, 経管 (経鼻・経胃・経腸) は, それぞれ8割以上の医師が実施していた。中心静脈栄養, リハビリも多く認められた。(2) 診療施設形態 (病院・診療所) 別にみたケア内容;点滴, 注射, 在宅酸素の実施は, いずれも病院で行う在宅ケアより診療所での実施率が高かった。(3) 診療医師の年代別にみたケア内容の実態;様々なケア項目の実施率には年代間で大差を認めなかった。今回の調査で, 本邦での在宅医療の一線レベルにおけるケア内容の実施状況を概観し得た。居宅で比較的多く行われるケア内容はニーズや有用性の高いケアと思われるが, これらの実施には, 診療機関の有する性格・機能が影響する様子も認められた。
  • 片桐 健二, 脇田 郷, 横井 武, 杉本 東, 田原 裕文, 羽賀 達也, 池内 政弘, 金山 均, 大橋 孝司, 池戸 昌秋
    2002 年 51 巻 4 号 p. 633-650
    発行日: 2002/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    農協の系統組織に所属する厚生連勤務医が職場環境と医療情勢をどのように考えているかを愛知県厚生連9病院の医師を対象にアンケート調査を行った。平均勤続年数5年未満の者が多く, 日本の農業の現状と農村医学についての理解は不十分であるが, 厚生連での診療業務遂行と処遇には概ね満足している。先端医療技術として脳死臓器移植には理解を示すが, クローン人間生産には反対であり, カルテの開示, EBM, クリニカルパス, DRG/PPS, 医療情報システムの導入など情報開示や医療の標準化に関する事項の取り組みには前向きである。医療ミスの経験は67%に上り, リスクマネージメントの必要性を痛感している。医療訴訟の増加の原因として患者の権利意識の向上を一番にあげるとともに, 医療がサービス業であるとの認識も深めつつある。多くの医師の組織帰属意識は大学医局にあり, 大学病院の変革に関心を抱いている。平成16年から義務化される臨床研修制度については制度の不備を問題視しているが, 自病院での受け入れ体制を整えつつある。高齢者医療の改革を支持し, JAと連携して介護事業に取り組むことを必要としている。厚生連で生涯勤務する希望者が多い。わが国の農業政策と医療政策に市場原理が反映され, 国民のニーズが多様化する状況のなかで, 以上の厚生連勤務医の意識をもとに今後の厚生連医療のあり方を考察した。
  • 2002 年 51 巻 4 号 p. 651-678
    発行日: 2002/11/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
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