リハビリテーション医学
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33 巻, 10 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • Opinion or Science?
    John V. Basmajian
    1996 年 33 巻 10 号 p. 691-700
    発行日: 1996/10/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
  • 椿原 彰夫, 千野 直一, 近藤 国嗣, 岡島 康友
    1996 年 33 巻 10 号 p. 701-709
    発行日: 1996/10/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    片麻痺患者の骨格筋に生じる生理学的変化を調べるために,歩行可能な脳卒中患者24名ならびに健常者10名における大腿部MRI検査を行った.使用したプログラムは脂肪/水抑制画像で,各筋のピクセル値を計測した.さらに,12名の患者については歩行訓練を開始する前にもMRI計測を行い,初回MRIと歩行能力獲得後のMRIとの比較を行った.歩行可能な左片麻痺患者では,全ての筋における脂肪抑制画像ピクセル値(PV1)ならびに水抑制画像ピクセル値(PV2)に増加が認められた.しかし,右片麻痺患者では,PV1に統計学的有意な増加が認められた筋は,大腿直筋,大腿二頭筋,大内転筋のみであった.訓練による効果を捉えるには,PV1の方がPV2よりも鮮明であった.麻痺側に関しては,訓練によるPV1の減少が膝関節伸筋に認められた.一方,非麻痺側では,全ての筋におけるPV1と膝関節伸筋のPV2が歩行訓練終了後に減少する傾向を示した.これらの結果から,骨格筋内の水分および脂肪含量は低活動によって増加すると考えられた.さらに,増加した水分および脂肪含量は,麻痺側・非麻痺側ともに通常のリハビリテーションプログラムによって減少することが示唆された.
  • 高橋 守正
    1996 年 33 巻 10 号 p. 710-718
    発行日: 1996/10/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    明らかな感覚障害のない脳血管障害患者の体性感覚刺激によるP300を分析し,脳血管障害病変が体性感覚認知にどのような影響を与えているかを検討した.健常者群に対し,再現性,慣れ現象による振幅の減衰,頭皮上電位分布,刺激側による差を検討したうえで,患者群における刺激側による差を検討した.健常者群においてP300は慣れ現象は認めず,頭頂部中心に広く分布し,刺激側で差を認めなかった.患者群の患側刺激と健常者群の同側刺激を比較すると,左片麻痺群,右片麻痺群ともに潜時が延長し,さらに左片麻痺群では健側刺激より患側刺激のほうが潜時が延長していた.以上から,脳血管障害が体性感覚認知に影響を与え,さらに病巣側によってその過程に何らかの違いがあると考えられた.
  • 千田 富義
    1996 年 33 巻 10 号 p. 719-724
    発行日: 1996/10/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
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