リハビリテーション医学
Online ISSN : 1880-778X
Print ISSN : 0034-351X
ISSN-L : 0034-351X
33 巻 , 4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 宮 秀哉
    1996 年 33 巻 4 号 p. 222-227
    発行日: 1996/04/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    脳卒中発症後に初めて独歩可能となった男性片麻痺患者18例を対象として,独歩開始時から8週間のcomputer-assisted gait trainingプログラム(CAGT)による歩行訓練を行い,独歩開始時と8週後に最大歩行速度(MWS),両足圧中心移動距離(SP),随意的前後方向の重心移動距離と足長との比(FB%),随意的左右方向の重心移動距離と両足外縁間距離との比(LR%),等運動性膝伸展筋力(IK)を測定した.独歩開始時にMWSの決定因は非患側IKであり,8週後の決定因はLR%と発症から独歩開始までの期間であった.MWSの利得の決定因は発症から独歩開始までの期間とLR%の利得であった.
  • 東條 恵
    1996 年 33 巻 4 号 p. 228-231
    発行日: 1996/04/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    痙直型脳性麻痺(CP)股関節周囲筋群の痙縮評価の1つとして,臨床的かつ簡便な評価法としてfast stretch (F)によるspasms-angle (s-a)の計測が使えると考えているが,今回この方法で19名を対象に,同一検査者による3回測定時の測定差(平均測定差±SD)を検討した.結果は,straight leg raising (SLR) s-aで5.70±3.92(最小値0~最大値17)度,hamstrings (HAM) s-aで3.96±2.80(0~13)度,abduction (ABD) s-aで3.85±2.54(0~10)度,spreading-out (S-O) s-aで5.93±3.72(0~24)度であった.測定回数の90%以上が11度以内の差であった.Fによs-aは同一検査者であれば測定差の少ない信頼性の高い方法といえた.
  • 木村 格, 鯨井 加代子, 安藤 和正, 関 晴朗
    1996 年 33 巻 4 号 p. 232-236
    発行日: 1996/04/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    本研究は,発症1ヵ月以内の急性期に入院し,同一施設で均質の治療と医学的リハビリテーションを受けた連続75例の脳血管疾患患者を対象にして,福祉サービス内容が把握できている2地域に退院した症例の3年後の予後を調査し,2地域間での比較から,地域における福祉とリハビリテーション・サービスのあり方について検討したものである.地域の福祉サービスの実際の担い手である保健婦や看護婦,ヘルパー数がより多く,理学療法士や作業療法士などのリハビリテーション専門職を有する地域において,脳血管疾患の再発や循環器疾患などの合併症の発生,寝たきり状態の症例数がより少ない傾向がみられ,日常生活活動や患者と家族の満足度にもやや高い傾向がみられた.スタッフの充実は地域リハビリテーション・システムを構築し,効率的に施行するうえでの重要な要因の1つと考えられた.
  • 有田 元英, 里宇 明元, 千野 直一
    1996 年 33 巻 4 号 p. 237-241
    発行日: 1996/04/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    膝関節屈曲筋力測定における体位(座位,背臥位,腹臥位)の影響について検討した.Chattecx社製KIN-COMTRにより,20~23歳の健康女性10名を対象に膝屈曲筋の求心性,遠心性収縮時のピークトルクと平均トルクを各体位で測定した.平均トルクは3体位間で有意差が認められ,座位で最大であった.各体位で遠心性トルクは求心性トルクより有意に大きかった.さらに被検者1名の座位と腹臥位の膝屈曲トルクを1週間隔で8回測定したところ,両体位のトルクの変動係数はほぼ同程度であった(±10%以内).以上から体位の設定が容易な座位は,筋力を発揮しやすく,かつ測定値の再現性があり,有用な体位であると結論された.
feedback
Top