リハビリテーション医学
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43 巻 , 9 号
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会長講演
原著
  • 花村 美穂, 園田 茂, 坂本 利恵, 長 由希子, 平山 良子, 才藤 栄一
    2006 年 43 巻 9 号 p. 614-619
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/26
    ジャーナル フリー
    外傷性脳損傷による高次脳機能障害患者109名の帰結と入院中の評価との関係を検討した.評価は,入退院時FIM,FAM障害適応項目を用いた.帰結は5 段階に分類し,5:就労·就学5 名,4:在宅自立29 名,3:施設訓練21 名,2:在宅で要介護15 名,1:転院39 名であった.FIM運動合計は入院時52 点から退院時63 点へ,FIM認知合計は19 点から22 点へ,FAM障害適応は2.1から3.3へと改善した.重回帰分析による帰結予測は,入院時FIM運動項目の寄与率が42.1 %と高かった.CARTによる帰結のパーティションの結果と実際の帰結との一致率は,退院時データを用いた予測で55.0 %で,FIM運動合計73 点以上かつFAM障害適応4点以上であれば就労または在宅自立となる可能性が高かった.帰結には,FIM運動項目が大きく関わるとともに,FIM認知項目,FAM障害適応(メタ認知)の関与が明らかとなった.
短報
  • 佐藤 貴子, 町田 隆一, 大塚 功, 原 寛美
    2006 年 43 巻 9 号 p. 620-624
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/26
    ジャーナル フリー
    急性期脳卒中リハビリテーションでのラクナ梗塞の治療成績について調査した.対象は2004 年1 月から2005 年5 月までに当院へ入院し,リハビリテーション科へ入院あるいは経過で転科し,急性期リハビリテーションを実施した急性期ラクナ梗塞患者51例で,電子カルテより後方視的に調査した.その結果,患者全体の平均在院日数は31.9±15.6日であった.入院時のmotor FIM平均は41.0±18.4 点で退院時のmotor FIMの平均は68.7±19.9 点,motor FIM gainの平均は,27.7±15.3 点で,motor FIM gain/dayは1.3±0.9であった.ADLは,入院時は82%がmodified Rankin Scale(mRS)4以上の症例であったが,退院時はmRS3以下86%の歩行獲得率であった.退院時の転帰は51 例中43 例(84%)が自宅退院,残り8 例が回復期リハ病棟へ転院という結果であった.今回の調査から,ラクナ梗塞では早期にリハビリを処方し離床開始を実施することで約1 カ月の入院期間で歩行獲得および自宅復帰までが十分可能であると推察された.
報告
第43回日本リハビリテーション医学会学術集会
シンポジウム
地方会
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