リハビリテーション医学
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最新号
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教育講演
原著
  • 八幡 徹太郎, 高橋 友哉, 染矢 富士子, 立野 勝彦
    2006 年 43 巻 12 号 p. 820-827
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/29
    ジャーナル フリー
    本研究は脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血 (SAH) の急性期加療中における短期ADL帰結予測を目的とし,SAH発症2~4週における意識レベル,頭部CT所見,運動障害の程度,尿便意に対し予測因子の有効性を分析した.対象は,SAHの診断で脳神経外科的初期治療をうけ,脳血管攣縮等の時期を乗り切った後に経過が安定していた150例である.予測事項は次のI群ないしII群とした.I群;発症3カ月時のバーセル指数≥85点.II群;発症3カ月時のバーセル指数≤80点.I群の有効な予測因子は「発症4週以内に尿便意正常化」であり,II群は「発症4週で重度の運動障害」であった.「発症2週でJCS 3桁」「発症4週でJCS 20~30もしくはapallic」は予測因子としては低感度だがII群予測に特異的な因子と考えられた.本研究結果は,急性期加療中のSAH患者に対する回復期以降のリハビリテーション方針を論議するのに有用と考える.
  • 猪飼 哲夫, 辰濃 尚, 宮野 佐年
    2006 年 43 巻 12 号 p. 828-833
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/29
    ジャーナル フリー
    バランス機能は歩行能力に影響する因子の一つと考えられる.そこで歩行能力の代表的な評価法である最大歩行速度 (Maximum Walking Speed: MWS) と各種バランス検査を,若年者群と高齢者群で検討した.身長は若年者群ではMWS, Functional reach (FR),タンデム肢位での重心動揺,Timed Up and Go test (TUG) と相関したが,高齢者群では関係は認められなかった.若年者群ではMWSは,タンデム肢位外周面積,TUGと相関したが,これは身長の影響によると考えられた.高齢者群ではMWSは,FR,タンデム肢位総軌跡長,TUGと相関した.高齢者では歩行能力は静的・動的両者のバランス機能に影響されることが示唆された.
短報
  • 徳永 誠, 渡邊 進, 平野 照之, 平田 好文, 橋本 洋一郎, 山永 裕明
    2006 年 43 巻 12 号 p. 834-838
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/29
    ジャーナル フリー
    脳梗塞の地域連携クリティカルパス(パス)を作成するにあたり,急性期5病院とリハビリテーション(リハ)13病院の間の診療情報提供書を充実させる目的で,それぞれが相手の診療情報提供書に望む記載項目は何かについてアンケートを行った.急性期病院とリハ病院に同じ質問をした14項目のうち4項目では必要という回答がリハ病院で有意に多かった.記載要望が多かった項目の大部分は現在記載されているという結果であったが,急性期病院からリハ病院に望む「Barthel Indexの項目別点数」,リハ病院から急性期病院に望む「患者家族への説明内容」と「modified Rankin Scale」については,現在記載しているという回答が半数未満であった.急性期病院とリハ病院の間の診療情報提供書を充実させるには,お互いがどういう情報を求めているのかをまず知る必要がある.そして,地域全体でこの問題に取り組むには,地域連携パス作成がその良い機会になると思われる.
報告
地方会
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