The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
Online ISSN : 1881-8560
Print ISSN : 1881-3526
ISSN-L : 1881-3526
48 巻, 5 号
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第47回日本リハビリテーション医学会学術集会
シンポジウム
第47回日本リハビリテーション医学会学術集会
パネルディスカッション
原著
  • 竹内 直行, 生駒 一憲
    2011 年 48 巻 5 号 p. 341-351
    発行日: 2011/05/18
    公開日: 2011/06/10
    ジャーナル フリー
    目的:健側運動野への低頻度反復経頭蓋磁気刺激は,両側運動に関与する脳梁機能を低下させ脳卒中後運動麻痺を改善させる.そのため刺激後に両側運動悪化が懸念され評価を行った.方法:慢性期脳卒中患者(10 名,63.5±8.6 歳)の健側運動野に1 Hz反復経頭蓋磁気刺激を行い,両側運動機能測定と脳波コヒーレンス解析にて大脳皮質間機能結合を評価した.結果:刺激直後に麻痺側手指加速度は増大し両側運動協調性は低下した.麻痺側運動機能の改善は1週間後も継続し両側運動協調性は刺激30 分後に正常化した.健側運動機能は刺激前後に変化を認めなかった.両側運動協調性と脳波コヒーレンスは両側半球間と補足運動野.障害側運動野にて正の関連を認めた.結論:反復経頭蓋磁気刺激にて麻痺側機能は改善するが,両側運動協調性は一過性に低下する.補足運動野.障害側運動野の機能結合が強いと両側半球機能結合低下による両側運動障害の影響は少ない.
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