The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
Online ISSN : 1881-8560
Print ISSN : 1881-3526
ISSN-L : 1881-3526
52 巻, 6 号
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報告
第51回日本リハビリテーション医学会学術集会 特別講演
第51回日本リハビリテーション医学会学術集会 サテライトシンポジウム
第51回日本リハビリテーション医学会学術集会 パネルディスカッション
教育講演
短報
  • 春山 幸志郎, 川上 途行
    2015 年 52 巻 6 号 p. 352-357
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/04
    ジャーナル フリー
    目的:脳卒中患者におけるTimed Up and Go test(以下TUG)と運動イメージ能力を反映したimagined TUG(以下iTUG)の時間差の指標が転倒予測に有用か否かを明らかにすること.方法:脳卒中患者47 名の自宅退院後6 カ月間の転倒発生を追跡調査した.ベースラインとして対象者の年齢,性別,疾患名,麻痺側,罹病期間,転倒歴,歩行補助具の有無,MMSE,TUG,TUGとiTUGの時間差(delta time)を退院時に評価した.転倒および評価結果からロジスティック回帰分析を実施し,転倒予測因子を抽出した.結果:追跡可能であった対象者は33 名であり,転倒率は48.5 %であった.解析の結果,delta timeのみが有意な因子であり(p<0.01),転倒予測のためのカットオフ値は0.88 %であった.結論:脳卒中者における自宅退院後6 カ月間の転倒発生はdelta timeにより識別可能であった.
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