【目的】線量表示機能を有していない移動形X線透視装置に対して,リアルタイム線量計を利用することで,移動形X線透視装置の面積空気カーマ積を推定することを目的とした.【方法】移動形X線透視装置のCアームにリアルタイム線量計を装着した.面積空気カーマ積を電離箱線量計で算出し,リアルタイム線量計との相関を検討した.管電圧を60 kVから110 kVまで10 kVごとに変化させ,ファントム厚は5 cmから20 cmまで5 cm間隔で変化させた.また,照射面積は,168.1 cm2から75.5 cm2の5段階に変化させた.【結果】リアルタイム線量計の値をx軸,面積空気カーマ積をy軸として両者の関係を示した結果,y=36.181x+0.2188の1次回帰式となり,相関係数はr=0.99を示した.【結語】線量表示機能を有していない移動形X線透視装置に対して,移動形X線透視装置のCアームにリアルタイム線量計を装着することで,面積空気カーマ積を推定できることが確認された.