日本臨床麻酔学会誌
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22 巻 , 4 号
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  • 斎藤 克, 望月 純子, 前原 大介, 田口 雅之, 天野 完, 西島 正博
    2002 年 22 巻 4 号 p. 163-166
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    精神疾患を合併し経腟分娩を試みた73症例について,硬膜外麻酔(硬麻)が分娩時および分娩後の精神状態に与える影響をレトロスペクティブに検討した.73症例中, 18症例(25%)が多弁,興奮状態,攻撃性の亢進などのいわゆる"錯乱分娩"となった.硬麻分娩60症例中"錯乱分娩"は12症例(20%)とバランス/局所麻酔13症例中6症例(46%)に比べその頻度は有意に低かった(p<0.05).しかしながら11症例(15%)は分娩時麻酔法にかかわりなく産褥1ヵ月以内に症状の再燃・増悪を認めた.精神疾患合併症例の分娩管理には硬麻が有用であるが,産褥期の精神症状の増悪・再燃予防には寄与しない.
  • 水野 好子, 内藤 嘉之, 阿部 世紀, 種田 絵美, 大塚 祐史, 岩森 繁夫
    2002 年 22 巻 4 号 p. 167-171
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    2000年の当院麻酔科管理症例のぅち,20歳未満と心臓大血管手術症例を除いた3,432例を対象とし,高血圧の頻度,術前治療の有無と方法,周術期血圧の関連を検討した.高血圧合併頻度は18%,このうち術前治療群は66%であった.治療群の入院時血圧は収縮期140±18mmHg,拡張期80±13mmHgで,両値とも非治療群より有意に低かった.臓器障害/心血管病合併率は治療群が非治療群より有意に高かった.全身麻酔症例では,降圧薬1剤投与群は非治療群より手術室入室時拡張期血圧が有意に低かったが,術中血圧変動や降圧薬投与には差はなかった.高血圧患者の麻酔では,術前治療のいかんにかかわらず,その術中血圧管理に細心の注意を要すると考えられた.
  • 野口 いつみ, 笹尾 真美, 田中 利加子, 高野 宏二, 関田 俊介, 雨宮 義弘
    2002 年 22 巻 4 号 p. 172-177
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    三叉神経痛(第2枝領域)の患者では,眼窩下神経ブロックが奏効しない場合には上顎神経ブロックやガッセル神経節ブロックが行われることが多いが,重篤な合併症の危険がある.われわれは大口蓋神経ブロックが奏効した2症例を経験した.症例1は79歳女性であり,症例2は66歳男性であった.眼窩下孔での眼窩下神経アルコールブロックでは効果は不十分であったが,大口蓋神経アルコールブロックを行ったところ,痛みは著明に軽減した.経口腔内法による大口蓋神経ブロックは重篤な合併症が少なく,手技が容易であり,麻痺部位が狭いという利点がある.眼窩下神経ブロックの効果が不十分な症例において,施行されるべきブロックと思われる.
  • 角田 博, 中村 久美, 片川 智子, 三牧 三郎
    2002 年 22 巻 4 号 p. 178-181
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    全身麻酔後に披裂軟骨脱臼をきたした症例を短期間に2例経験した.第1例は術前合併症のない53歳男性の鼓室形成術で,挿管は容易であった.術後嗄声が続き,CTと喉頭ファイバースコピーで左披裂軟骨内側脱臼と診断した.術後16病日に直達鏡下に整復術を施行した.2年後同患者に再度全身麻酔を施行したが,披裂軟骨脱臼は完治しており,術後再発もなかった.第2例はうつ病と高血圧を合併した69歳女性の開腹術で,挿管困難はなかった.術後5病日に左披裂軟骨内側脱臼と診断され,14病日に整復術を施行したが,嗄声は全快しなかった.両症例とも挿管したのは同一の研修医であったが,挿管手技に問題はなかった.
  • 野口 貴志, 志賀 洋介
    2002 年 22 巻 4 号 p. 182
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 野口 貴志
    2002 年 22 巻 4 号 p. 183
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
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