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飯嶋 哲也
2003 年 23 巻 9 号 p.
207-211
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
フリー
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中塚 秀輝, 佐藤 健治, 佐藤 哲文, 森田 潔
2003 年 23 巻 9 号 p.
212-217
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
フリー
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明石 学, 柴田 康之, 洪 淳憲, 堀場 清, 小松 徹
2003 年 23 巻 9 号 p.
218-226
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
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入田 和男
2003 年 23 巻 9 号 p.
227-233
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
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チームによるエラー防止
佐相 邦英
2003 年 23 巻 9 号 p.
234-239
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
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石山 忠彦
2003 年 23 巻 9 号 p.
240-242
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
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永納 和子, 佐藤 恵理, 赤坂 徳子, 間中 哲, 山中 郁男, 遠藤 昌江
2003 年 23 巻 9 号 p.
243-247
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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10年前に導入したType & Screen(T&S)と最大手術血液準備量(MSBOS)の10年目の状況について予定手術を対象に調査した.導入直後に比べて総手術件数に対する輸血申込率は減少し,T&Sでの申込の割合が増加した.交差適合試験単位数も減少したが,導入直後に著明に減少した交差適合試験単位数/輸血血液単位数比(C/T比)には,ほとんど変化がなかった.MSBOSが有効に機能していないことが-因と考えられた.T&S申込のなかに,赤血球不規則抗体検査が健康保険の診療報酬請求で査定される症例があった.
血液をさらに有効に利用するには,T&SおよびMSBOS設定の定期的な見直しと術者への啓発が必要である.
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ヘモキュープラズマローヘモグロビンTMによる灌流排液中のヘモグロビン濃度測定
横山 武志, 山下 幸一, 小松 郷子, 北岡 智子, 真鍋 雅信, 西山 友貴
2003 年 23 巻 9 号 p.
248-251
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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経尿道的前立腺切除術(TUR-P)の対象症例は高齢者が多く,呼吸・循環器系の予備能が乏しい.したがって出血量の評価は重要であるが,灌流液の使用により困難となる.われわれは低濃度ヘモグロビン(Hb)測定装置ヘモキュープラズマローヘモグロビン
TM(Low HemoCue)を用いてTUR-P 24症例の灌流排液中のHb濃度を測定し,0.03g・l
-1以下であった2症例を除く22症例について出血量を算出した.平均出血量は374±1,104ml (range: 28~1,486ml)で,出血量と手術時間,および前立腺切除量との間にはよい相関は認められなかった.Low HemoCueを用いればTUR-Pにおける術中出血量が簡便に評価できる.
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岡田 幸作, 鈴木 夕希子, 岡林 和弘, 丸山 一男
2003 年 23 巻 9 号 p.
252-255
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
フリー
モルヒネくも膜下投与による呼吸抑制に対して,ナロキソンとドキサプラムの持続投与により治療した症例を経験した.症例は48歳の女性で,全身麻酔と硬膜外麻酔併用下に左肺上葉切除術が施行された.手術終了後,集中治療室で硬膜外カテーテルのくも膜下迷入が判明した.患者は呼吸抑制状態にあり,くも膜下モルヒネの総投与量は3.2mgと推測された.このため,ナロキソンのボーラス静注を数回くり返した後に,0.2~0.4mg・h
-1で持続投与を開始した.持続投与開始後より徐々に呼吸状態は改善し,術後1日目に一般病棟に転棟した.ナロキソンの持続投与時間は約16時間で総投与量は5.7mgであった.
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杉原 玄久, 永納 和子, 山中 郁男, 佐藤 恵理, 赤坂 徳子
2003 年 23 巻 9 号 p.
256-260
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
フリー
開院以来14年7ヵ月の間に,術前,術中の状態からは術後に抜管できないことを予測し得なかった症例を6例経験した.これらの症例は手術中のさまざまな原因により,呼吸状態が悪化し術後に呼吸管理(1日~2日間)が必要となった.術前の呼吸状態にまどわされることなく,常に患者の呼吸状態に注意し,早期発見,早期
対処が重要である.
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西木戸 修, 田尻 治, 舘田 武志, 田中 麻香, 大橋 弥生, 山中 郁男
2003 年 23 巻 9 号 p.
261-263
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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胸腔鏡下右肺上葉切除術後に片側性肺水腫を発症した1例を経験した.症例は81歳,男性.術中,分離肺換気(OLV)を3時間30分間行ったが特に問題はなかった.術後1日目に胸部レントゲン写真で右中下肺野にスリガラス様陰影と,胸部CTで右肺中下葉に気管支壁および小葉間隔壁肥厚を認めた.再膨張性肺水腫と診断し,水分制限,利尿薬の投与を行った結果,術後15日目に胸部レントゲン写真のスリガラス様陰影は消失した.術中の分離肺換気による短時間の肺虚脱でも再膨張性肺水腫が発生する可能性があり注意が必要である.
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小原 伸樹, 大槻 学, 野口 聡, 服部 尚士, 横山 秀之, 村川 雅洋
2003 年 23 巻 9 号 p.
264-267
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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巨大声帯ポリープが異物となり換気不全に陥った症例を経験した.患者は72歳,男性で,呼吸困難を主訴に当院に搬送された.低酸素血症に対しただちに気管挿管をしたところ,症状は速やかに改善した.翌日,呼吸状態の改善をみて抜管したが,直後より再び呼吸困難を呈した.ただちに再挿管したが症状は改善しなかった.気管支ファイバースコープで,脱落した声帯ポリープによる気管異物が換気不全の原因と判明した.自発呼吸を温存し,セボフルラン吸入下に鎮静を図り,気管切開孔より巨大な声帯ポリープを無事摘出した.巨大声帯ポリープ患者に対し愛護的気管挿管を行わないと,ときに危機的状況が起こりうるので注意を要する.
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飯田 裕司, 松本 幸夫, 伊関 憲, 赤津 賢彦, 大槻 学, 村川 雅洋
2003 年 23 巻 9 号 p.
268-272
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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福山型進行性筋ジストロフィーは日本人に特異的な常染色体劣性遺伝の先天性筋ジストロフィーである.本邦でも発生率は10万人に対し29人とDuchenne型の1/6である.われわれは扁桃摘出術を施行された6歳の福山型進行性筋ジストロフィーを合併した男児に対し,プロポフォール,フエンタニル,ベクロニウムによる全静脈麻酔法を選択した.プロポフォールを選択することにより,悪性高熱症,術後シバリング,覚醒遅延の可能性を少なくすることができた.また,局所麻酔薬を併用することによりフェンタニルの使用量を抑え,筋弛緩モニターを使用することによりベクロニウムの投与量を適切に調節できたことにより,覚醒遅延,呼吸抑制,筋力低下もきたさず,術後経過も良好であった.
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特に体温管理の重要性
栗原 正人, 大槻 学, 服部 尚士, 伊関 憲, 田勢 長一郎, 村川 雅洋
2003 年 23 巻 9 号 p.
273-275
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
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Angelman症候群は重度精神発達遅滞,痙攣,笑い発作,巨舌,下顎の突出,体温調節異常を示す遺伝性疾患である.今回われわれは,本症候群を合併したアデノイド肥大による睡眠時無呼吸症候群の2歳女児に対するアデノイド切除術の麻酔を経験した.麻酔は5%セボフルランで緩徐導入し,セボフルラン,亜酸化窒素で維持した.巨舌であったが,気管挿管は容易であった.導入直後の直腸温が37.9°Cと高値だったため,室温の調節,ブランケットによって体温上昇を防止した.本症候群患者の麻酔管理では,気道確保や痙攣発作に対する対処のほか体温管理が重要であると考えられた.
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植田 一吉, 内田 一郎, 高階 雅紀, 上山 博史, 真下 節
2003 年 23 巻 9 号 p.
276-279
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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全身麻酔下で生検手術中に致命的な呼吸循環不全に陥った巨大前縦隔腫瘍の症例を経験した.麻酔導入時より呼吸音から左気管支の閉塞が認められた.麻酔開始1時間後より気道内圧の上昇と酸素飽和度の低下が起こり,気管狭窄部を越えてチューブを進めると換気の改善はみられたが酸素飽和度は上昇しなかった,酸素飽和度が50%台に低下したため経皮的人工心肺補助(PCPS)の準備を開始した.血圧低下と徐脈にはエピネフリンの大量投与で対応した.PCPS開始により呼吸循環動態が安定した後,心臓カテーテル検査を施行したところ右肺動脈の完全閉塞が認められた.腫瘍による圧排のために左主気管支と右肺動脈の完全閉塞が起こり,ガス交換不全に陥ったと判断した.
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近藤 和也
2003 年 23 巻 9 号 p.
280-283
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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秋田 宏樹, 尾上 公一, 鳴海 孝, 高橋 伸二
2003 年 23 巻 9 号 p.
284-288
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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開発途上国での麻酔は,電源,酸素ボンベの使用に制限があり,一般的に用いられている麻酔器や人工呼吸器の使用が難しい.今回,ネパール王国での医療協力で,小児用アンビューバックTMが破損しジャクソンリース回路で麻酔管理を行ったが,(1)酸素使用量が多い,(2)終末呼気二酸化炭素分圧が高い,(3)吸入酸素濃度が安定しないなどの問題が明らかとなった.その後,後発隊が持参したホース式リザーバー付ディスポーザブル蘇生バック(プルマネックスTM)を用いたところ,前述の問題が解消された.ホース式リザーバー付きディスポーザブル蘇生バックは,途上国での麻酔管理において有用であると考えられた.
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野口 貴志
2003 年 23 巻 9 号 p.
289
発行日: 2003/11/15
公開日: 2008/12/11
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