日本臨床麻酔学会誌
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3 巻, 3 号
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  • 宮崎 東洋
    1983 年 3 巻 3 号 p. 271-277
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 天羽 敬祐
    1983 年 3 巻 3 号 p. 278-284
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 相川 直樹
    1983 年 3 巻 3 号 p. 285-293
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 藤田 俊夫
    1983 年 3 巻 3 号 p. 294-297
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 喜多 薫
    1983 年 3 巻 3 号 p. 298-300
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 麻酔科開業の問題点
    野村 正規
    1983 年 3 巻 3 号 p. 301-303
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 浅山 健
    1983 年 3 巻 3 号 p. 304-307
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 三川 宏
    1983 年 3 巻 3 号 p. 308-310
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • Shigeo Kuwahara
    1983 年 3 巻 3 号 p. 311-316
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 胸郭フレームの影響について
    堀口 良二, 坂倉 幸子, 藤田 典己, 栗岡 孝明, 小西 邦彦, 宗行 万之助
    1983 年 3 巻 3 号 p. 317-322
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    15症例で仰臥位, フレームのない腹臥位, Hall 型フレーム, シーネ, Mackay 型フレーム, ジャックナイフ位における肺胸郭コンプライアンス, 中心静脈圧の変化を調べた. 仰臥位から腹臥位に体位変換すると肺胸郭コンプライアンスは有意に減少し, 中心静脈圧の上昇も有意であった. これは胸腹部の圧迫によるものであろう. 腹臥位にしたときの各種フレームの影響をみると, 肺胸郭コンプライアンスは Mackay 型フレーム, ジャックナイフ位で有意に減少した. 中心静脈圧は Hall 型フレーム, Mackay 型フレーム, ジャックナイフ位で有意に減少した. フレームの使用により腹部の圧迫が解除されたためであろう. 以上より Hall 型フレームの使用が望ましいと結論する.
  • 柴田 茂治, 安井 豊, 谷口 繁, 桑田 雪雄, 古川 公一郎, 鈴木 智之, 星 秀逸
    1983 年 3 巻 3 号 p. 323-328
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    岩手県高次救急センターが開設されてから20ヵ月間に1982例が入院, 治療された. 死亡数は291例 (14.6%) であった. DOA (dead on arrival) は119例 (6%) で, 内訳は外傷群33例, 非外傷群86例であった. DOA 119例のうち17例は死体検案で, 残りの102例に心肺蘇生術が行われた. 蘇生後5時間以上生存したのは (蘇生成功例) 24例 (23%) で, このうち5日以上の生存は9例 (8.8%), 意識清明で退院出来たのは僅か3例 (2.9%) であった. 蘇生不成功は78例 (76%) で, このうち8例が2時間から4時間生存し, 70例 (68%) は全く蘇生出来なかった. DOA例は心停止時の目撃者がほとんどいなく, 直ちに一次救命処置を受ける機会も少なく蘇生率は非常に悪かった.
  • 経皮, 血管内酸素電極, 及び Swan Ganz カテーテルを用いて
    河西 稔, 松浦 正司, 長谷川 順一, 貝沼 関志, 難波 芳道, 三宅 聰行, 竹島 登
    1983 年 3 巻 3 号 p. 329-336
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    大量一側肺洗浄時, Swan-Ganz カテーテル, 橈骨動脈カニューレ留置, 経皮, 血管内酸素電極を患者 (3症例) に装着し, 肺洗浄中の呼吸•循環系の変動を経時的に測定, 検討した. 結果は, (1)経皮, 血管内酸素電極は, いずれもPaO2の変化を鋭敏にとらえた. (2)生食水を洗浄肺から排液していくとPaO2は, 最低値を示した後に回復する傾向があり注入を開始すると500ml位までは低下, その後上昇し, その高さは注入量に依存していた. 排液を開始すると直ちに低下をはじめた. (3)換気側肺にPEEP (10cmH2O) を負荷すると, PaO2の上昇は強く抑圧された. (4)洗浄液排液時より注入時に心拍出量は約500ml/分低下するが, これは, 体循環系の心拍出量の低下というよりも, 肺循環系の変化を反映したものと思われる.
  • 高折 益彦, 佐々木 義仁, 奥坊 剛士
    1983 年 3 巻 3 号 p. 337-342
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    70歳以上の手術例を対象として, 全身麻酔下における輸液を, Na濃度-130mEq/l (H群), -77mEq/l (M群), -15mEq/l (L群) と3種の異なる輸液剤にて麻酔導入前より麻酔終了4時間目までの間行なった. この間の輸液量は平均2,500mlであった. 体水分バランスにおいては各群間に差が認められなかったが, H群においてやや浸透圧利尿効果が認められた. M, L群ともに血清Na濃度の低下が認められたがH群では変化が認められなかった. 一方NaバランスではM群で+100mMで, H群の+171mMとの間に著しい差を認めなかった. 各群ともKバランスは同程度に負のバランスを示した. 以上のことから老人の場合も一般成人同様の輸液剤を用い, 同等の基準にしたがって輸液管理を行なうことが望ましいと決論した.
  • 百瀬 隆
    1983 年 3 巻 3 号 p. 343-349
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    気管内挿管時に血圧が異常に上昇することはしばしば経験されることであり, その対策としてニトログリセリン (TNG) の点滴静注法を検討した. TNG (2μg/kg/min) 投与群は無投与群に比して血圧, 特に収縮期圧の上昇が有意に抑制された. 血漿カテコールアミン含量 (CAT) は挿管により両群ともに上昇し, その上昇程度はTNG投与群が無投与群に比べて有意に大きかった. 血漿レニン活性は両群ともに上昇傾向を示したが, その差は有意ではなかった. TNG静注はCATの上昇を伴うものの気管内挿管時の血圧管理に有用と判断された. 副作用としては一過性に心拍数が増加する以外特記すべき症状は認められなかった.
  • 長谷川 洋機, 高地 哲夫, 石神 敏子, 鈴木 龍夫, 寒河江 久太, 〓島 雅博, 田辺 進
    1983 年 3 巻 3 号 p. 350-354
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    二重管式人工呼吸回路に吸気温度自動制御タイプの加温加湿器を付加したシステムの有用性について検討した. 一回換気量, 呼吸数を変化させたときの吸気温度の変動幅は, ±0.3°C以内と良く制御できた. 設定吸気温度および換気条件を変化させたときの吸気温度の変動幅も±0.2°C以内と安定し, また外気温度の変動による吸気温度への影響もほとんどなかった. 回路内貯留水量は, 呼吸数が減少すると僅かに増加する傾向にあったが, 本システムの回路は呼気熱を利用して吸気側を保温する二重管方式のため, 従来回路に比して十分低値であった. したがって本システムは, 吸気温度を正確かつ簡単に制御でき, しかも回路内貯留水量も少ないことがわかった.
  • 薬物およびSGB併用療法の治療成績とその予後
    目時 隆, 樋口 比登実, 新原 信子, 世良田 和幸, 加々美 建一, 八代 亮, 増田 豊, 細山田 明義, 堀内 和之, 岡本 途也
    1983 年 3 巻 3 号 p. 355-360
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    突発性難聴は急激に発症する原因不明の感音性難聴であり, 難治性疾患とされている. 発生原因が不明であるため種々の治療法が試みられているが, その多くのものが内耳の循環代謝改善を目的としている. 著者らの教室では, 本症に対し積極的にSGBを施行している. そこで過去8年間に教室で経験した突発性難聴(122例130耳) について, 薬物およびSGB併用療法の成績とその予後を検討した.
    その結果, 薬物療法とSGBを併用した治療法による成績は良好であり, 発症14日以内の新鮮例で80%に有効であった. これに対し, 発症後14日を経過したものでは予後不良であった. さらに5周波数による平均聴力損失値が80dBをこえる高度難聴では軽度なものにくらべ聴力の回復は悪いこと, 発症時めまいを伴った症例は予後不良であることが認められた. 突発性難聴の聴力回復に関連すると考えられる治療開始までの期間, 聴力損失の程度, めまいの有無, 聴力型について考察を加えた.
  • 石原 弘規, 長尾 博文, 磯崎 健一, 宮田 章正, 松木 明知, 尾山 力
    1983 年 3 巻 3 号 p. 361-366
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    弘前大学医学部附属病院での1万余に及ぶ麻酔症例をマイクロコンピューターを用いてファイル化した. データ入力は, 必要項目をコード化して入力するが, 出力時にはコード化した内容を表示するようにした. また任意の3項目までの条件を指定し, 条件を満す症例を検索できる. 従来の方法に比し, 入力時の誤り発見, 特殊麻酔症例や合併症の検索, さらに同時に作製した統計処理プログラムにより, 種々の観点からの麻酔症例の検討が容易かつ短時間のうちに行なえた.
  • 金子 伸一, 野口 純一, 比嘉 正祐, 浅野 慎吾, 川添 太郎, 小野 章, 小岩 重典
    1983 年 3 巻 3 号 p. 367-371
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    ヒスタミンH2受容体拮抗薬であるシメチジンを, 麻酔前投薬として200mg, 400mg, 及び1000mg経口投与し, 麻酔導入時の胃液量, 胃液pHを測定して, シメチジン非投与群と比較検討した. シメチジン投与群は非投与群に比較し, 胃液pHは有意に上昇し, 胃液量は, 200mg投与群では差がなかったが, 400mg, 1000mg投与群では有意に減少した. 胃液の誤嚥による重篤な肺炎を起こす危険性が高いと言われている胃液pH 2.5以下で, 且つ, 量が25ml以上の例は, シメチジン非投与群. では50%であるが, シメチジンの投与量を増加させるにつれてこれらの例数は減少し, 1000mg投与群では0%になった. シメチジン経口投与は, 麻酔前投薬として有効であると考えられる.
  • 大谷 育子, 高谷 哲夫, 山崎 陽之介, 滝口 守, 中村 武志, 薮田 ゆき子, 加藤 秀一, 天野 道之助
    1983 年 3 巻 3 号 p. 372-376
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    帝切時, 胎児により多くの酸素を供給することを目的として高濃度酸素を投与した場合, 臍帯動静脈血の酸素分圧はどのように変化するか? 脊髄麻酔にて帝切術を施行する際, 母体の吸入酸素濃度を変え (21%, 50%, 90%), 臍帯動静脈, 及び母体の血液ガスを測定した.
    術前, 術中とも, 特に問題の無い症例32例について検討した結果, 母体のPaO2が250mmHgまでは, 臍帯静脈PO2はほとんど変化せず, 250~400mmHgの間で直線的に上昇し, 400mmHg以上では, もはや上昇せず, むしろ低下する症例がみられた.
  • 無敵 剛介, 篠崎 正博, 徳富 康男, 山下 徳次郎, 後藤 俊介, 河野 一造, 戸次 鎮昭
    1983 年 3 巻 3 号 p. 377-387
    発行日: 1983/07/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    ATAC-450を用い, またミラーカテ先トランスジューサーを用いた中心静脈圧波拡大記録装置, さらに Catheter oxymeter による循環動態諸量を2分毎に測定, 演算, 記憶させ, 術中循環動態の経時的変化を高圧系ならびに低圧系の循環生理学的観点により追究し, 術中循環管理の要因となる輸液の投与量とその速度, また昇圧剤の投与量と速度などの決定に際し, 極めてインパクトな情報の選択と新しい定量的情報の分析による決定因子の設定など高次元の循環管理を迅速且つ的確に推進できる可能性を見出した.
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