日本臨床細胞学会雑誌
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23 巻 , 1 号
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  • 佐々木 功典, 荻野 哲朗, 長嶺 由啓, 高橋 学
    1984 年 23 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Flow cytometryによって信頼すべきDNA解析を行うためには, 使用する螢光プローブのDNAへの結合機序を詳細に知っておく必要がある.螢光プローブとしてはDNAにintercalationするpropidiumiodideが, 高頻度に使用されているが, そのDNAとの結合機序はほとんど研究されていない。著者らはcalfthymusDNAとsyrian hamster spleen cellとを用いてPIの結合機序をspectrophotorneterとflow cytometerとにより調べ, 細胞核DNA解析のための至適PI濃度およびRNAse処理の影響についても合わせて検討した.
    DNAに結合したPIの吸収波長スペクトルのpeakは494nmから540nmに移動し, 525nrnにisosbeticpointをみとめた.488nmでの励起では, DNAに結合したPIの量子収率は24倍に増加した.DNA上には2種類のPI結合部位があるが, 一つはPI低濃度の場合にみられ結合定数は大きくK=3×107/Mであり, 他方はK=8×105/Mであった.細胞核としてはK=3.5×106/Mであった.FCMのための至適PI濃度は50μg/mlであり, この濃度では核DNA上の結合部位は飽和状態になると考えられた.低濃度PIでの染色では, わずかな濃度変化によってG1/G0peakが大きく変動した.Spleencei1ではRNAse処理によってCV (coefaentofvariation) はやや改善するものの, G1/G0peakの位置の移動はみられなかった.
  • 麻薙 薫, 堀内 文男, 中村 泰久
    1984 年 23 巻 1 号 p. 9-15
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    眼科領域における穿刺吸引細胞診の報告はわずかである.細胞診による眼瞼, 眼窩腫瘍の悪性度, 病理組織像の推定のため本研究を行った.
    142例の眼瞼, 眼窩腫瘍患者のうち, 視診または触診で確認しえた腫瘍には, 直接または経皮的に穿刺吸引細胞診を行った.球後腫瘍には, 安全のため手術時施行した.22G前後の注射針を5~10ccの注射筒につけ腫瘍を穿刺し細胞を吸引し, Papanicolaou染色およびGiemsa染色を行い鏡検した。また各症例につき細胞診断と組織診断とを対比検討した.
    病理組織診断は93例になされた.組織学的に悪性腫瘍と診断された46例の細胞診において, 疑陽性以上の異型細胞は93.5%に認められ, 組織像の推定は84.8%に可能であった.組織学的に良性と診断された47例では, 誤陽性はなく, 細胞診陰性で, 良性腫瘍と正診できたものが87.2%であった.
    本法は, 手技が簡便であり, 患者に対する危険性, 患者の苦痛が非常に少なく, 腫瘍の良性, 悪性の診断のみならず, 組織像をも推定可能であり, 治療方針決定など, 臨床的に有効な検査法であると考える.
  • 藤岡 浩, 本間 敏明, 内田 義之, 斎藤 武文, 長谷川 鎮雄, 大塚 俊通
    1984 年 23 巻 1 号 p. 16-23
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    乳酸脱水素酵素 (以下LDH) を, 酵素組織化学的方法を用いて測定し, 肺癌の細胞診に応用した.LDHを, 正常細胞と腫瘍細胞の判別の指標として利用できる可能性について, 剥離細胞の気道内での変化も考え, 喀痰標本と擦過標本の比較を中心に観察し, 合わせてLDHアイソザイム, 血清LDHの測定を行った.染色は, 乳酸を基質としてニトロブルーテトラゾリウムを還元し, 不溶性の色素ジホルマザンとして沈着させ, 観察するとともに尿素阻害試験を加え, 失活の程度を比較観察した.LDH染色上正常細胞については, 喀痰細胞, 気管支擦過細胞に差がみられたが, 染色性はほぼ同様であり, 尿素阻害試験上抵抗性を示した.腫瘍細胞は, 気管支擦過細胞が喀痰細胞より染色性が強く, 尿素阻害試験上抵抗性を示さなかった.嫌気性代謝のためLDH-M分画が優位であり, 気道内の変化によって影響を受けることは, 比較的少ないと考えられ, 細胞内LDHを喀痰細胞診に応用できる可能性を示唆した.
  • 山本 玲子, 竜田 正晴, 春日 井博志, 岡野 弥高, 和田 昭, 田村 宏
    1984 年 23 巻 1 号 p. 24-32
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    ヘパリン処理を施した細径穿刺針 (22ゲージ) を用いて, 20例の膵疾患患者 (良性膵疾患5例, 膵癌15例) に超音波映像下に膵穿刺を施行した.
    ヘパリン処理を行うことによって良好な細胞標本と病理組織標本を得ることができ, 細胞学的診断とともに病理組織学的診断の併用が可能となった.本法によって膵穿刺を施行した20例中15例の膵癌はいずれも正しく診断されており, 偽陽性はなかった.また, 本法は膵悪性疾患のみならず膵炎等の良性病変の診断にも有効で信頼性の高い方法と考えられる.
  • 杉田 直道, 窪田 与志, 生水 真紀夫, 三輪 正彦, 寺田 督, 西田 悦郎
    1984 年 23 巻 1 号 p. 33-39
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    妊娠ラットの膣内吸引Smear像, ならびに組織を作製し, 正常性周期各期における像と比較検討した.
    その結果妊娠第1日目はいわゆる発情期 (Estrus) に近い像で, 多数の精子と無核表層細胞が大部分を占め, 午後より角質層は剥離し白血球がしだいに多くなり, 2日目にはいわゆる発情間期 (Diestrus) に類似した像を呈した.しかし4~5日目以後, 膣上皮の増殖とともに腔腔に面する上層部より細胞の円柱化, 粘液形成化 (Muci丘cation) が起こり, 一般のDiestrusとは全く違った像を呈した.妊娠末期にMucificationはPeakに達し, その幅も7~10層になり細胞像でも円柱形粘液細胞の大きな集団として認められた.
    一般に妊娠初期ラットでは, そのSrnear像がいわゆるDiestmsに類似しているといわれるが厳密にはかなりの違いがあり, とくに粘液形成化が最も重要な点と思われた.ただし正常周期群においてもlate-Diestrusより粘液細胞は出現しており, 妊娠群との質的な差はあまり認められなかった.
    粘液形成化発生はEstrogenをBaseにしたProgesteroneの作用によると推定されるが, 副腎性Androgenによっても発現しており, また下垂体系のホルモンの関与を主張する報告もあり, そのメカニズムはいまだ判然としていない.
    今回方法において塗抹前の固定法を試みたが, 保存の良い細胞が多数採取されており臨床的にも応用されるものと思われた.
  • 岩崎 勇, 岩瀬 裕郷, 長坂 宏一, 石川 昌文, 久賀 克也, 佐藤 重明
    1984 年 23 巻 1 号 p. 40-44
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    肝嚢胞腺癌はまれな腫瘍で, 現在まで約30例が報告されているにすぎない.今回, われわれは肝左葉に原発した肝嚢胞腺癌を経験した.
    症例は65歳の女性で食思不振, るいそうを主訴とし, 血管造影, エコー, CT, 穿刺細胞診により肝嚢胞腺癌と診断された.肝左葉切除のため開腹したが, 右葉に転移を認めたため切除不能であった.その後全身衰弱し, 死亡した.死後2時間で剖検し, 穿刺細胞診, 腹水細胞診, 捺印細胞診では乳頭状腺癌の像が得られた.これらの細胞につき, 種々の細胞化学的, 電顕的検索を行った.組織学的には高柱ないし立方上皮よりなる粘液性乳頭状腺癌で, 肝嚢胞腺癌と診断された.
  • 西 国広, 園田 文孝, 永井 義丸, 林 逸郎, 勝田 弥三郎, 野村 雍夫, 田代 英哉, 仁保 喜之, 木村 暢宏, 植木 祐司, 山 ...
    1984 年 23 巻 1 号 p. 45-49
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    症例は65歳の女性で, 右乳腺の原発性悪性リンパ腫 (非ポジキンリンパ腫, びまん性, 大細胞型) で根治乳房切断術を受け, 7年後左乳腺に再発, その2年後に白血性となり全経過9年にて死亡し, 剖検された例を報告する.乳腺腫瘤のスタンプ細胞像は, メイギムザ標本では細胞径20~35μ, 好塩基性原形質, N/C大, くびれ状の核 (cleaved) を有し, 核網は繊細緻密でやや堅固でリンパ芽球~ リンパ胚球に類似, パパニコロウ標本では, 細胞径10~15μ, 円形~ 類円形で核縁はうすく均等に肥厚し, 核網は繊細網状で小型核小体を1~ 数個有していた・PAS染色は陰性・酸フォスファターゼ染色は穎粒状に散在性で弱~ 中等度陽性であり, B細胞由来が推定された.
    末梢血, 骨髄にみられたリンパ腫細胞は, スタンプの細胞像とほぼ同様であった.末梢血中の腫瘍細胞の免疫学的所見は, E-ロゼット形成能 (ERFC) 92%, Ia様抗原 (OKI1) 85.9%, B1抗原73.3%, 表面免疫グロブリン (S.Ig) 33%(κ-5%, λ-28%), 細胞内免疫グロブリン (C.Ig) 陰性, 以上より本症例のリンパ腫細胞はERFC陽性B細胞性リンパ腫と思われた.
  • 横山 繁生, 林田 蓉子, 山下 裕人, 森内 昭, 手島 英雄, 望月 祐一, 辻 浩一, 田代 隆良
    1984 年 23 巻 1 号 p. 50-56
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    肺胞蛋白症の1例で, 生検, 喀痰検査と同時に肺洗浄液の細胞学的, 組織化学的検索, 生化学的分析および電顕的観察を行う機会を得たので報告する.症例は53歳の男性で塵肺症認定患者である.レ線上, 両肺野にびまん性顆粒状ないしは小結節状陰影がみられ, 抗生剤, 抗結核剤の投与にもかかわらず改善せず肺胞蛋白症の疑いで生検, 喀痰検査が行われた.喀痰中には好酸球とシャルコー・ライデン結晶が多数出現し, 軽度から高度の異型を示す扁平上皮化生細胞も少数認められた.背景にはPAS陽性で, ライトグリーンに染まる細顆粒状物質が散見された.生検では肺胞内は好酸性細顆粒状物質で満たされ, このなかに組織球または剥離肺胞上皮と思われる細胞が少数みられた.気管支には扁平上皮化生, 好酸球浸潤, 珪肺結節などを認めた.肺洗浄液沈渣の電顕的観察では, 多数のミエリン様構造物とオスミウム好性球状構造物が存在し, 球状構造物の一部にミエリン様構造物を形成していた.またII型肺胞上皮由来の1amellarbodyがミエリン様構造物で取り囲まれる像も観察された.肺洗浄液の生化学的分析では, 飽和レシチンに富むリン脂質が大半を占め肺surfactant類似物質であった.
  • 山本 美智子, 森下 由美子, 小倉 泰子, 村上 稜子, 田仲 俊雄, 井竹 裕美子, 一岩 真由美, 藤井 正子, 妹尾 恵子, 田村 ...
    1984 年 23 巻 1 号 p. 57-64
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    われわれは転移性肺腫瘍の細胞診的診断について報告した.他臓器に比し肺への高頻度の転移にもかかわらず, 一般に気管支上皮と無関係に, または末梢肺野に出現する場合が多い.したがって, 経気管支鏡的に転移巣から直接に組織, 細胞を採取し, 悪性と判断し, さらに原発巣を推定することは相当困難である.1年間に150例以上の肺腫瘍の気管支鏡検査が行われているわれわれの施設で, 昭和56年, 57年の2年間に気管支鏡可視範囲に露出した4例の転移性肺腫瘍を経験し得た.これらの比較的まれな転移様式を示した症例のX線所見, 内視鏡所見, 細胞および組織所見と原発巣を対比して報告する.1: 45歳女の乳房原発症例.中葉気管支入口部の閉塞のため無気肺を呈す.捺印標本で一見小細胞癌様の細胞を認めた.II: 48歳男の結腸原発症例.右下肺野の腫瘤影と右下幹に表面不整な隆起を示す.ブラッシング標本で高円柱状の細胞を認めた.III: 68歳女の甲状腺原発症例.左中肺野の円形腫瘤影と左B4a入口部に半球状の隆起を示す.捺印標本で非常に均一な類円形の核をもつ細胞を認めた.IV: 77歳男の腎原発症例.右下肺野の腫瘤影と右B10入口部に花野菜状の腫瘤を示す.捺印標本には淡明な胞体をもつ細胞を認めた.
  • 手島 英雄, 和氣 智徳, 林田 蓉子, 横山 繁生
    1984 年 23 巻 1 号 p. 65-69
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    62歳, 女性, 多数の異型組織球様細胞を伴った胸腹水の出現を初発症状とし, 入院後30目の経過で死亡した症例の胸腹水細胞診所見について述べる.胸腹水に認められた細胞の大部分は未分化細胞と分化した組織球様細胞で, 2~3核の多核細胞も散見された.各型の細胞ともに, 核異型が認められ, 粗顆粒状, 濃染性クロマチンを示し, 小型で明瞭な核小体をもつ.核分剖像も認められ, これら細胞による赤血球あるいはリンパ球の食食像を認めた.
  • 蔵重 亮, 森 真理子, 荒木 徹, 元井 信
    1984 年 23 巻 1 号 p. 70-76
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    尿細胞診および膀胱鏡検査で診断された82歳女性の膀胱Malakoplakiaの1例を報告した.膀胱生検では組織球性肉芽が認められ, 本症に特異的なMichaelis-Gutmann小体 (M-G小体) が組織球胞体内に認められた.またM-G小体は尿沈渣中の組織球胞体内にも認められた.これらの小体は, ヘマトキシリン, PAS反応, ベルリン青染色およびコッサ法による染色性や反応性は種々であった.電顕による観察では, M-G小体は電子密度の高い多数の顆粒をもっphagolysosomeで, その量は種々で, 定型的なものは中心に濃密な芯を有し, その外側に輪状構造を有していた.これらの所見からM-G小体はphagolysosomeに取り込まれた細菌の変性物に石灰, 鉄その他の物質が沈着ししだいに形成されるものと考えられた.
    尿沈渣の細胞診は本症の診断に有力な方法であると思われる.
  • 関 晴夫, 石塚 正博, 小川 英弍, 真木 正博, 鎌田 義正, 小山 博美, 成田 粋子
    1984 年 23 巻 1 号 p. 77-83
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    症例は不正性器出血と腰痛を主訴とした52歳の婦人の中胚葉性混合腫瘍である.
    病変は子宮後壁で子宮底の近くに有茎性のポリープ状腫瘤を形成していた.組織学的に上皮性成分として分化型腺癌, 非上皮性成分として平滑筋肉腫, 子宮内膜間質肉腫, 横紋筋肉腫, 粘液腫様組織より成り, 中胚葉性混合腫瘍と診断した.筋層や脈管への浸潤は認められず, 子宮内膜のみに病変は限局していた.
  • 五十嵐 俊彦, 須藤 寛人, 古谷 元康, 岩本 久司, 高頭 秀吉
    1984 年 23 巻 1 号 p. 84-91
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    われわれは, 頸管内細胞診中に異型細胞が出現し, 円錐切除診により診断された子宮頸部微小浸潤腺癌と思われた症例を経験した,
    患者は73歳の女性で, 人間ドックのため当科を受診した.子宮腔部は扁平上皮で被われ, 綿棒による子宮頸管内擦過細胞診上, 中層型dysplasticce11が出現し, moderate dysplasiaを疑われた.鋭爬キュレットにより採取された子宮頸管内膜は微量であったので磨潰し細胞診とした.正常頸管腺細胞が多数出現し, 一部で柵状またはロゼット状配列をした異型頸管腺細胞が認められた.腫瘍背景を欠き, 大きな卵円形の核が細胞内に偏位して認められた.核クロマチンは細穎粒状でほぼ均一に分布し, 核小体は著明でなく, 細胞質は弱いエオジン好性であった.以上より子宮頸部腺癌が疑われたが, 確定診断のために子宮頸部円錐切除術が施行された.切除標本上頸管内腔6時より8時方向に幅3~8mm, 深さ1.8mmに子宮頸管腺上皮内癌を, 頸管内腔より子宮膣部に12時より8時方向にmoderatedysplasiaが認められた.以上より子宮頸管内に広く発育した頸管腺上皮内癌と診断され, 広汎子宮全摘出術が施行された.摘出子宮の頸管9時方向に一部頸管腺が悪性細胞により充実性に発育している像や, 一部幼芽状に発育している像などが認められることより, 子宮頸部微小浸潤腺癌と考えられた.
  • 森 真理子, 蔵重 亮, 吉岡 保, 本山 洋明, 小池 秀爾, 元井 信
    1984 年 23 巻 1 号 p. 92-96
    発行日: 1984/01/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    極めてまれなバルトリン腺腺癌の1例を報告し, その細胞所見を検討した.
    症例は46歳の女性で, 小豆大の肉芽腫様腫瘤が外陰部右バルトリン腺の位置に一致して認められた.開口部より圧出されたKrebsmilch様分泌物の塗抹細胞診, および腫瘍の生検により腺癌と診断されsimple vulvectomyおよび鼠径部リンパ節廓清術が施行された.
    塗抹標本では, 結合性の強い大集団が多数認められた.摘出材料の捺印標本では, さらに腺様配列を示す高円柱状の細胞集団および核腫大の著明な細胞などが認められた.
    組織学的には比較的よく分化したTubularadenocarcinomaの像を呈していた.
    本症例は極めて早期に発見され, 術後約2年経過したが再発は認められていない.
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