日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
Print ISSN : 0387-1193
ISSN-L : 0387-1193
24 巻 , 4 号
選択された号の論文の28件中1~28を表示しています
  • 植田 健治, 佐野 裕作, 平田 守男, 山内 一弘, 戸倉 純, 赤沢 憲治
    1985 年 24 巻 4 号 p. 593-602
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    閉径後婦人の腟スミアに出現する細胞は, 乾燥, 萎縮, 変性など, いわゆる老人性変化が著しく, また悪性細胞に類似した異型細胞や, ホルモンの影響をうけた良性異型細胞など, 細胞判定が非常に困難でfalse positiveやfalse negativeの一因となることがある. それら閉経後スミアのうち組織診およびestrogen proliferative test (EPT) により確定診断の得られた43例について, 傍基底型癌細胞clustered malignantcellを中心にして, 細胞形態的検討を行った. 43例の内訳は, A群false positive 9例, B群false negative 7例, 対象として陰性16例, 陽性11例である.7項目の観察結果,
    1) 悪性所見: 核の大小不同が強く, 狭い細胞質, 核のはみだし, 裸核, 特に核線を引いた裸核細胞が多く出現する.
    2) 良性所見: 核の大小不同は少なく, 細胞径も小さい. 細胞質は豊富で, 平行性, 規則的配列, 裸核状で核線を引いた細胞は少ない.
    3) 共通所見: 核小体は一部の癌細胞を除いて, 良, 悪性ともに認められることがある. 紡錘形核も共通だが良性異型にやや多い. 核径が10-13μぐらいの大きさのもの.
    上記の結果に基づき, 再検討した結果, A群の9例のうち6例は陰性, B群7例中5例は陽性とすべき細胞であった. 100%の正診には至らなかったが, 閉経後スミアにおける悪性細胞の形態的解析の限界と考えられる.
  • 福田 耕一, 秦 宏樹, 佐竹 公一, 増淵 一正, 長村 義之, 渡辺 慶一
    1985 年 24 巻 4 号 p. 603-609
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    前回のHataの報告では酵素抗体法間接法を用い, 婦人科悪性腫瘍におけるCEAの局在を光顕れべるで観察し, その臨床細胞学的意義を明らかにしたわけであるが, 今回は酵素抗体法直接法を用いることで電顕れべるでのCEAの局在を観察した. PLP (Periodate Lysine Paraformaldehyde) 固定の組織標本, 捺印細胞標本を用い子宮頸部腺癌と体部腺癌の免疫細胞化学的鑑別を中心にCEAの局在を観察したわけであるが, 同時に頸部扁平上皮癌におけるCEAの局在もあわせて観察した.
    組織学的に光顕れべるでの観察では頸部腺癌においては腫瘍組織にびまん性にCEA陽性部位が観察されたのに対し, 体部腺癌では変性部位や化生部位に限局してCEA陽性部位が観察された. このことから電顕れべるで腫瘍細胞のどこにCEA陽性部位, すなわちCEAの局在を認めうるかというのが, 今回のおもな研究目的であった. すなわち体部腺癌では腫瘍細胞のmicrovilliを中心としたapical portionにのみCEA陽性部位を観察したのに対し, 頸部腺癌ではapical portionのみならず, 細胞のbaso-lateral membraneを含め全周性にCEA陽性部位を観察できた. このことより超微形態学的に頸部腺癌と体部腺癌の両者のCEA局在の相違を明らかにし両者の免疫細胞化学的鑑別を可能とした. また頸部扁平上皮癌では細胞膜の全周性に, またperinuclearspace, それに細胞質のvesicleにもCEAを観察できた.
  • 大村 剛, 跡部 一朗, 武井 成夫, 片山 進, 渡辺 肇, 平川 舜, 秋間 道夫, 野口 昭二, 林田 和郎, 熊谷 清, 坂井 義太 ...
    1985 年 24 巻 4 号 p. 610-619
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    卵巣類中腎腫の粘液をムチン性腫瘍と対比して, 塗抹細胞標本, 組織標本を作製し, 細胞組織化学および超微形態学的に検討した. 類中腎腫の細胞ではAlcian Blue (AB)-Periodate Acid Schiff (PAS) 染色で細胞質縁AB陽性, 細胞質内部はPAS陽性にそれぞれ鮮明に染めわけられるのに対し, ムチン性腫瘍では細胞質内外ともに, 同一の染色態度がみられた. 卵巣類中腎腫の粘液染色陽性物質は, ムチン性腫瘍に存在する粘液と混同されていたが, 今回の成績より, 類中腎腫の管腔内AB陽性物質は, 細胞質内部で粘液顆粒として合成され細胞外に分泌される本来の粘液ではなく, 細胞遊離縁微絨毛の表面に存在する糖蛋白すなわちGlycocalyx (Bennet, 1963) であることが確認された. 卵巣上皮性腫瘍に観察される上皮性粘液は細胞質内部で粘液顆粒として合成され細胞外に分泌される真の粘液と, 細胞遊離縁に存在し酸性基をもつ糖蛋白に分類して, その局在を明確にすべきである.
  • 太田 博明, 野沢 志朗, 塚崎 克己, 栗原 操寿, 小松 遵至
    1985 年 24 巻 4 号 p. 620-631
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    著者らが樹立した悪性黒色腫培養細胞 (GAK) およびnude mouse移植腫瘍細胞を用いて, 電顕的観察を行うとともに, premelanin反応, dopa反応, dopa-premelanin二重反応を電顕レベルで行い, melanogenesisを中心として検討し, 以下の結果を得た.
    1. Melanogenesisの種々の段階のmelanosome (MS) が多数観察され, 本腫瘍細胞の旺盛なmelanin生成能が確認された.また悪性黒色腫の神経原性を示唆するといわれている軸索体様構造物も観察された.さらにpremelanin反応を行い, MSばかりでなく, melanogenesisのより初期の生成物であるpre-MSも増強した電子密度を呈することから明確に観察し得た.またdopa反応にてmelanin生成酵素であるtyrosinase活性をpre-MSおよびcoated vesicleにみいだし, 従来, 生化学的検索や立体構造的解析にておもに証明されていたGERL様構造物にもtyrosinase活性をみいだした.
    2. 本腫瘍細胞は悪性黒色腫の神経櫛由来を反映して上皮性とも非上皮性ともいえない電顕所見を呈した.
    3. 悪性黒色腫の細胞診断学上の特徴所見の1つである核内空胞は電顕的に細胞質の核内陥凹として観察された.この成因は核が著しい凹凸不整形を呈し, 深い陥凹を有するために生ずるものと考えられた.
  • 千綿 教夫, 杉下 匡, 石田 禮載, 藤井 雅彦, 田中 博志, 恩田 威一, 天神 美夫
    1985 年 24 巻 4 号 p. 632-637
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮癌集団検診において, 細胞診上に明瞭なkoilocytesがみられ, colposcopy下のpunch biopsyによって組織学的にcondyloma acuminatumが確認され, かつ細胞診上にgiant cellsが認められた11例について検討を行った.
    condyloma acuminatumの細胞診上に出現するgiant cellsには, 核の異常は少なく細胞質のみ大型となった巨細胞 (細胞質巨細胞) と, 同時に核も大型となった巨細胞 (核巨細胞) とが存在した.
    細胞質巨細胞では, 細胞質はeosinophilic, amphophilicに染色され, 単核, 2核, あるいは多核で, 表層細胞型の細胞が多く, 核巨細胞では, 細胞質はcyanophilicに染色され, 核は単核, 2核, 多核で大型となり異型を呈し, クロマチンは細顆粒状, 粗顆粒状, 均一変性状で, 中層細胞型あるいは労基底型の細胞が大部分であった.
    dysplasiaを伴わないcondyloma acuminatum単独例では, 細胞質巨細胞のみ, あるいは異型の軽度な核巨細胞であったが, dysplasia moderate合併例では, 核巨細胞が著明となり核の異型も強くみられた.
    酵素抗体法PAP染色を5例に行い, dysplasia moderate合併例1例中1例, dysplasia mild合併例3例中3例, condyloma acuminatum単独例3例中1例が陽性であった.
    condyloma acuminatumの細胞診所見として, giant cellsは特異的な染色性, クロマチン構造を呈することもあり, 有力な補助的所見となりうるものと思われた.
  • 土岐 利彦, 及川 直弘, 田勢 亨, 上原 茂樹, 和田 裕一, 矢嶋 聰, 伊東 和枝, 東岩井 久, 伊藤 圭子, 遠藤 のり子
    1985 年 24 巻 4 号 p. 638-642
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮頸癌検診で発見された異型上皮のなかで, 免疫ペルオキシダーゼ法によって, 組織切片中にpapillomavirus antigenの証明された症例の細胞像を検討した.
    対象は, HPV陽性異型上皮80例で, 初回スクリーニング時のパパニコロ染色標本を検索した. HPV感染に特徴的な, koilocyte, dyskeratocyte, condylomatous parabasal cellの3種類の細胞の出現を中心に検討を加え, 以下の結果を得た.
    1) 3種の細胞の出現頻度は, koilocyte46例 (58%), dyskeratocyte29例 (36%), condylornatousparabasal cell56例 (70%) であった. 各細胞の出現パターンに, 一定の傾向は認められなかった.
    2) 出現細胞によって各症例を分類すると,(a) ほとんどコンジローマ性細胞,(b) コンジローマ性細胞優位で異型上皮細胞混在,(c) 異型上皮細胞優位でコンジローマ性細胞混在, の3群に大別され,(a)-(c) の症例数は, ほぼ同じ割合であった.
    3) 2核細胞は50例 (63%) に認められた.
  • 久保田 浩一, 河西 十九三, 石川 てる代, 岩崎 秀明, 武田 敏, 高見沢 裕吉, 石川 明, 小石川 裕子, 北田 満子, 鴻池 勝 ...
    1985 年 24 巻 4 号 p. 643-647
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮癌集団検診を受診した14,445名中, 細胞診上, koilocytotic atypiaを示した症例は26例 (0.18%) であった. 集検細胞診ではclass IIb 16, class IIIa 10例であった. そのうち, 10例については細胞診, コルポ診, 組織診による精密検査を施行し, その一部は酵素抗体法 (peroxidaseantiperoxidase technique, PAP法) により, papilloma virusのcapsid antigenの検出を試みた.
    年齢別頻度では30歳以下, 1.6%, 60歳以上, 0.46%と高く, 50歳代では0.073%と低かった. 精検時の細胞診再検でkoilocytotic atypiaが認められた症例は4例 (40%) と低く, 細胞診によるHPV感染の診断には不確実性があると考えられた. コルポ診では10例中5例に白斑を認め, そのコルポ診断はmild dysplasia2例, sq. metaplasia3例であった.
    組織診ではsq. metaplasia8例, mild dysplasia1例, moderate dysplasia1例でそのうち, 組織学的にkoilocytosisを認めたのは10例中7例 (70%) であった. 組織でkoilocytosisが認められた7例中, PAP陽性を示したものは3例 (43%) であり, コルポ診下の狙い組織診およびPAP法はHPV感染の診断上, 重要な検査法と考えられた.
  • 永井 達夫, 阿部 庄作, 板橋 孝一, 牧村 士郎, 常田 育宏, 川上 義和
    1985 年 24 巻 4 号 p. 648-656
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    20メチルコラントレン気管支粘膜下注入により実験的に気管支異型化生上皮と上皮内癌を作製し, 両者の核構造を超微形態学的に比較検討した. 上皮内癌は核不整が強く, 比較的大型の核小体を有する細胞が数多く認められた. また, 核膜周辺部にperichromatin granuleが多数観察された. 高度異型化生上皮では, 表層の細胞は核不整が強いが, 中層および基底層の細胞は不整の程度は軽度であった. また上皮内癌に比較しperichromatin granuleの出現頻度は少なく, 核小体の肥大も明らかでなかった.
    以上の結果から, いくつかの類似する所見を認めたものの, 核輪郭の不整の程度, perichromatingranuleの出現頻度, 核小体の肥大などの点で異型化生上皮と上皮内癌との間に差があることが示唆された.
  • 小六 哲司, 斉藤 孝久, 安田 眞也, 岩本 和彦, 平 紀代美
    1985 年 24 巻 4 号 p. 657-660
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    昭和50年7月から昭和57年12月までの期間に岩見沢労災病院を受診した延べ12,000名のじん肺症患者のなかより発見された54名の肺癌合併者のうち, 42名 (77.8%) を喀痰細胞診により診断した. 扁平上皮癌合併者については, 喀痰細胞診の陽性率は87.1%であり, 特に肺門部扁平上皮癌合併者では, 89.5%の陽性率であった.
    またI期, II期の早い時期での診断も可能であった. しかし腺癌, 小細胞癌, 大細胞癌の合併を喀痰細胞診で早期に発見することはできなかった.
    以上の結果より, じん肺症や肺結核などの慢性肺疾患があり, 症状や胸部写真では発生する肺癌の診断の難しい人々や, 職業性の肺癌, 特に, 扁平上皮癌の発生の多い職種に従事する人々については, 年数度, 定期的, 経年的な喀痰細胞診の実施が, 肺癌の早期診断に有効であると考える.
  • 加藤 一夫, Shigeyuki SUGIE, Naoki YOSHIMI, Masashiro YAMAZAKI, Masayoshi T ...
    1985 年 24 巻 4 号 p. 661-666
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    肺癌手術摘除材料74例のタッチスメアをアゾ色素法でアルカリフォスファターゼ染色をした.
    肺腺癌33例は全例中等度以上のアルカリフォスファターゼ活性を示した. 腺癌のうち乳頭型, 腺管型, 乳頭腺管型, および細気管支肺胞上皮型で, 特に活性の差は認められなかった.
    扁平上皮癌29例中, 中等度以上のアルカリフォスファターゼ活性を示したのは6例のみで, 腺癌と比して有意に少なかった (P<0.01).
    腺扁平上皮癌5例では, 腺癌細胞のみにアルカリフォスファターゼ活性を認めた.
    大細胞癌6例では弱い活性を認め, 小細胞癌1例では活性を認めなかった.
    以上の結果より, アルカリフォスファターゼ染色は, 肺腺癌の細胞診断に有用であることが示唆された.
  • 横田 勝正, 信田 重光, 池口 祥一, 山田 喬, 佐藤 豊彦, 小平 正, 増渕 秀子, 中沢 芳子
    1985 年 24 巻 4 号 p. 667-672
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    獨協医科大学内視鏡センターと栃木県がん検診センターにおいて, 上部消化管内視鏡検査を行う際に, 口腔より下咽頭部に誘導管を留置し, 食道癌発見のためのスクリーニング法として内視鏡検査終了後, 誘導管を通して食道ゾンデを挿入し, その先端についているスポンジによる擦過細胞診を行った. 昭和49年7月より昭和59年10月までに2,787例にこの方法を行ったところ, 早期食道癌5例を発見し, 食道胃重複進行癌の1症例でその見落とし予防に役立った.
    早期食道癌は大きさ1.0×1.3cm (Ce) 1例, 3.0×1.5cm, 1.5×1.0cm, 2.0×2.5cm (Im) の3例, 約1.5cm (Ea) 1例であり, Imの1例がsm癌であるが, ほかはすべてm癌であった. 食道ゾンデによる細胞診で現在まで陰性例中にその後食道癌が発生したという経験はない. 被検者はこの両施設に何らかの症状で来院し, 検査を勧められた症例であるので, これをHigh risk groupと考えると, 2,787例中5例0.18%において早期食道癌が発見されたことになる. X線による消化器集検で食道癌の発見される頻度0.005~0.013%よりみればわれわれが行っている食道ゾンデによるスポンジ擦過細胞診はその約10倍の頻度で, 早期食道癌発見のために極めて有効なものと考える.
  • 山本 友喜人, 阿部 仁, 古川 純子, 安村 和彦, 長村 義之, 渡辺 慶一
    1985 年 24 巻 4 号 p. 673-679
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    乳腺細胞診における光顕, 電顕レベルでの酵素抗体染色法の応用を報告した.現在までに得られた結果は以下のごとくである.
    1) 乳癌細胞は, Carcinoembryonic antigen (CEA) の局在様式の変化により, 容易に良性細胞と識別できる可能性が示唆された.
    2) 種々のいわゆる乳腺特異マーカーのうち, Pregnancy-associated α-2 glycoprotein (PAG) は, 免疫組織細胞化学的に, 乳腺に特異性を有している可能性が示唆された.
    以上より, 乳腺腫瘍の酵素抗体法は, 補助診断法として有用であると考えられた.
  • 小俣 好作, 望月 敬司, 千野 正彦, 井口 孝伯, 飯田 龍一, 渡辺 秀夫, 山本 雅博, 古家 正道, 浅尾 武士, 田中 昇
    1985 年 24 巻 4 号 p. 680-685
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    超音波検査による8,976名の甲状腺癌集団検診において, 496名の穿刺吸引細胞診が施行され, 男性14名 (0.22%), 女性19名 (0.69%) に甲状腺癌を発見した. 癌の最大径の平均は11.9±4.2mmであり, その半数以上が10mm以下の小型癌であった.
  • 斎藤 泰紀, 今井 督, 薄田 勝男, 菅間 敬治, 佐川 元保, 永元 則義, 佐藤 雅美, 須田 秀一, 橋本 邦久, 仲田 祐, 佐藤 ...
    1985 年 24 巻 4 号 p. 686-698
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    喀痰細胞診により発見し切除した, 気管支原発早期扁平上皮癌25例の喀痰細胞所見について検討した. 全例胸部X線写真上無所見で, 4例は上皮内癌, 21例は浸潤が気管支壁内に限局していた.浸潤の著明な11例, および喀痰細胞診疑陽性で扁平上皮癌の発見されない境界症例12例と所見を対比し, 計量可能な所見については数量的に扱った.
    その結果, 早期扁平上皮癌においては, 異様な形の扁平上皮癌細胞は少なく, 細胞異型は概して軽度で, 扁平上皮化生細胞と鑑別困難な異型細胞も少なからず出現していた. 全体として, 小型類円型のオレンジGに好染するN/C比のやや高いものから, 多辺形でやや大型のオレンジGに淡染するN/C比の低いものまで, 角化した異型細胞が優勢で, ライトグリーン好性のいわゆる旁基底型細胞は少なかった. また, 多核細胞の出現が目立った.
    これらの細胞所見に影響を与える因子として, 表層へ向かっての細胞の分化・成熟傾向と, 表面における一部の細胞の変性・膨化・扁平化, および異常な細胞分裂が重要であると考えた.
  • 椎名 義雄, 依田 さつき, 飯島 淳子, 沢田 好明, 武田 敏
    1985 年 24 巻 4 号 p. 699-704
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Papanicolaou標本において, chlamydia感染に特有な星雲状封入体 (nebular inclusion=NI) は, その乏しい形態学的特徴のため, ルチーンのスクリーニングでしばしば検出できないことがある.それを補うために, chlamydia感染細胞の核形分析を行い, 非感染細胞および異型上皮由来のdyskaryoticcellと比較した.30例より得られた461個のchlamydia感染細胞はすべて酵素抗体 (PAP) 法でchlamydial inclusionの存在を確認した.
    その結果は,
    1) chlamydia感染細胞の核径および核縁不整は非感染細胞と異型上皮由来のdyskaryotic cellの中間であった.
    2) 最も強い核異型は, chlamydia感染修復細胞にみられたが, このような異型上皮に類似の核異型を示したのは30例中わずか1例であった.
    実際のスクリーニングでは軽度の核肥大・クロマチンの増量・核縁下整を伴う多数の異型化生細胞を認めたとき, その標本はchlamydia感染が強く疑われるため, 注意深くNIを捜すべきと思われる.
  • 上原 俊彦, 野田 定, 金子 義晴
    1985 年 24 巻 4 号 p. 705-709
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    悪性顆粒細胞腫は, 軟部組織に発生するまれな悪性腫瘍である. 腰痛と下腹痛を主訴とした, 53歳女性の子宮体部原発悪性顆粒細胞腫の1例を報告した. 症例は子宮腫瘍の診断で, 腹式単純子宮全摘術と両側付属器摘除術を行った. 摘出子宮の後壁には濃紅色から赤褐色をした, 半球状の腫瘍が多数みられ, 腫瘍割面は淡黄色を呈した. 病理組織学的所見では, 腫瘍は多形性の著明な細胞よりなり, 細胞質は比較的豊富でdiastase resistant PAS positiveの顆粒を有し, 核, 核小体は肥大し, 多核巨細胞やmitosisも多く, 腫瘍周辺の間質内脈管には浸潤増殖が強く, 予後不良が推測された. 捺印細胞診ではbackgroundはnecrosisによりやや汚く, 腫瘍細胞は孤立散在性, 細胞の形は不規則な多稜形を示し, 境界不明のものも多く, 細胞質には顆粒を有し, 核は大小不同が著明で偏在し, 核小体は肥大し, 多核巨細胞では核小体の際立って大きいものも認められた.この腫瘍とはclear cell carcinoma, uterine sarcomaとの鑑別を要すると思われた. 組織発生については種種の説があるが, なお不明である.
  • 田中 勲, 新田 俊美
    1985 年 24 巻 4 号 p. 710-714
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    腟塗抹や腹水中に特徴ある細胞が出現した卵巣clear cell carcinomaの組織, 細胞像を対比, 検討した結果, 多彩な組織像を反映する細胞所見が以下のごとく得られた.
    1) 多形淡明細胞が敷石状配列を示す組織のsolid clear cell patternを反映した淡明泡沫状胞体と類円形核をもつ細胞集団. 2) 組織で一層の細胞が円形に並びなかに液を入れたcystic patternを反映した細胞集団-mirror ball pattern. 3) 胞体の空胞内に類円形エオジン好性物質を入れたtargetoid patternを反映した細胞-PAS陽性, ライトグリーン好性小体封入細胞. 4) 乳頭状増殖しpapillaeのcoreがPAS強陽性に染まる組織像を反映した細胞集団-中心のライトグリーン好性, PAS染色陽性amorphous bodyのまわりに並ぶ細胞集団. 4) の所見はまれでほかの卵巣の乳頭状嚢胞状腺癌でもほとんどみられず, 明細胞癌clear cell carcinomaを診断するうえで特徴的で役立つと考える.
  • 上坊 敏子, 植松 伊豆美, 蔵本 博行
    1985 年 24 巻 4 号 p. 715-720
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    clear cell carcinomaについては, 卵巣原発のものは比較的多く報告されているものの, 子宮内膜原発のものはまれである.われわれは, この子宮内膜に発生したclear cell carcinomaを経験したので, 細胞像, 組織像ならびに臨床経過を報告する.
    症例は75歳で, 主訴は不正出血である.内膜細胞診では集合性は著明であるが, 重積性を呈することは著しくなく, honey-comb状に出現する.ときに腺管様構造を有するものもみられる.個個の細胞では, 細胞質は豊富で明るく, PAS陽性顆粒も存在している.ときに空胞をもつものも認められる.核はほぼ円形ないし類円形で, 軽度の大小不同があり, クロマチンは微細顆粒状で, 核小体は1~2個みられる.組織所見では, 明るい細胞質を有する腫瘍細胞がsolid patternやtubularpatternを呈している.
  • 井上 由之助, 上田 外幸, 山崎 正人, 井上 正樹, 田中 善章, 西野 照代, 斉藤 淳子, 阿部 良人, 谷澤 修, 桜井 幹己
    1985 年 24 巻 4 号 p. 721-724
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    膣原発腺癌は極めてまれな疾患であり, diethylstilbestrolなどの非ステロイド系エストロゲンと関連があるとされるclear cell carcinomaを除くと, その報告も少ない. 症例は47歳で, 組織学的には中等度分化型の類内膜型腺癌であり, 膣壁擦過細胞診では, 腫瘍性背景のなかに大小不同を有する少数の小型癌細胞が比較的散在性にみられ, 癌細胞はN/C比大で核小体も認められるが染色質の増加は著明ではなく, 捺印細胞診でも極めて類似した腺癌細胞が認められた.
  • 中口 竹紀, 小野 勲, 田代 昭男, 相馬 雅行, 石渡 千恵子, 石渡 勇, 向井 万起男
    1985 年 24 巻 4 号 p. 725-731
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮中胚葉性混合腫瘍 (mixed mesodermal tumor: MMT) は悪性度の高いまれな疾患である. 最近, われわれは末梢血液像および骨髄像で白血病, 癌, 肉腫 (特に横紋筋肉腫) などが疑われ, 病理解剖の結果, 横紋筋肉腫 (多形性型と胞巣状型とが混在) と腺癌からなる子宮MMTと診断された1症例を経験した.本症例では胞巣状型横紋筋肉腫像と腺癌像の鑑別が特に難しく, peroxidase-antiperoxidase (PAP法) によるanti-myoglobin染色を施し免疫酵素組織学的に鑑別した.尿, 胸腹水細胞診のPapanicolaou (Pap.) 染色標本ではN/C比が大, 核染色質が粗大凝集した小型異型細胞が散在し肉腫を示唆する所見と, 細胞質がやや豊富で核小体の著明な異型細胞が乳頭状集塊を形成し腺癌を示唆する所見とがみられた. この散在する小型異型細胞はPAP法によるmyoglobin染色に陽性であり横紋筋肉腫の混在が細胞診のうえでも推定された.また, 骨髄および末梢血捺印標本でも同様の小型円形細胞 (20μm) や多核有尾細胞が散在し, これらの細胞はPAP法によるmyoglobin染色に陽性であった.また, 多核円形細胞もみられたが, この細胞はmyoglobin染色陰性であった.
  • 今川 義弘, 松井 弘, 川浪 昌敏, 白浜 豊子, 大渕 正敏, 長岡 正矩, 森 敏尚
    1985 年 24 巻 4 号 p. 732-736
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮頸部に限局した, 一部に扁平上皮性分化を伴った, Adenoacanthomaの1例を経験した.
    46歳主婦で, 接触小出血と子宮膣部の小ビランがあり, 細胞診でクリーンな背景に, 高度の異形成とコンパクトな立体的集積を示す異常細胞群が認められた.また, ところどころに, 扁平上皮化生細胞由来の異型細胞が石垣状に散在するのが注目された. 子宮体部腺癌も否定できない高分化の子宮頸部腺癌と推定され, バイオプシーが要請された.
    パンチ組織診で, 一部に扁平上皮化生部位のある高分化性の腺癌が認められ, 続いて行われた広汎子宮全摘術での摘出標本で, 病変は子宮頸部に限局した子宮頸部癌であり, 組織診で, 腫瘍構築内の腺癌胞巣の一部より扁平上皮としての分化を示す細胞群への移行像を伴った, 乳嘴性発育傾向をもった高分化腺癌型の組織像を認めた.
  • 井町 正士, 中山 郁男, 倉野 彰比古, 渡辺 幸生, 自見 昭司, 園田 文孝, 西 国広, 勝田 彌三郎
    1985 年 24 巻 4 号 p. 737-741
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    腹水中に成熟扁平上皮細胞を認めることは極めてまれで, 開腹時に採取した腹水に多数の成熟扁平上皮細胞を認めた報告はみあたらない.われわれは, 腹水中に多数の成熟扁平上皮細胞を認めた卵巣のEmbryonal Carcinoma C群の1例を経験した.
    症例は14歳の女性で, 腹部膨満を訴えて来院, 開腹したところ巨大な左卵巣腫瘍で約300mlの腹水を認めた.腹水の細胞診では, 白血球を中心としたきれいな背景に全く異型を認めない表層型, 中層型および傍基底型の扁平上皮細胞を無数認めた.扁平上皮細胞以外の腫瘍細胞は認めなかった.組織学的には大部分はMature teratomaであるが, 一部に未熟神経組織とEndodermal sinus tumorを認めた.9ヵ月間の化学療法後Second look operationを施行したが, Gliomatosis peritoneiを認めるのみで再発の所見はなく, 腹腔内洗浄液の細胞診で扁平上皮細胞は認めなかった.
    本症例の成熟扁平上皮細胞はImmature teratomaのなかの成熟扁平上皮成分の部分が破裂したことにより出現したと考えられ, それらの成熟扁平上皮細胞はSecond look operation時には消失していた.
  • 嘉村 敏治, 井町 正士, 松隈 敬太, 松山 敏剛, 塚本 直樹, 松村 真理子
    1985 年 24 巻 4 号 p. 742-746
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    17歳の女性の外陰部に原発した胞巣型横紋筋肉腫の1例を経験した.病巣が広汎なため化学療法を行った.一時的に病巣の縮小をみたが, 副作用のため化学療法を中断したところ, 外陰腫瘤の再増大を認めたので, 外陰切除術と鼠蹊リンパ節廓清術を施行した.
    摘出標本の組織診ではおもに細胞質の少ない類円形の細胞と結合織の隔壁よりなる胞巣状構造が認められた.捺印細胞診では, 比較的均一な円形から不正角形の細胞が孤在性あるいはシート状に配列し, 細胞縁は不明瞭, 細胞質はcyanophilicで, 明瞭な横紋は認められなかった.核は扁在し, 少数の多核細胞が認められ, クロマチンは細顆粒状で, 巨大な核小体を有するものが多かった.これらの所見は一部に一般的な肉腫の特徴を有するものの横紋が明瞭ではないので, 横紋筋肉腫の確定は困難であると思われる.患者は初発より7ヵ月の経過で死亡したが, 化学療法が一時的にせよ奏効したことは注目すべきことである
  • 小林 誠一, 三浦 弘資, 川井 俊郎, 兼子 耕, 久保野 幸子, 芳賀 美子, 羽石 恵理子, 木村 壮介, 竹田 幸一
    1985 年 24 巻 4 号 p. 747-753
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    48歳女性の心膜に発生した原発性悪性中皮腫を経験したので, 捺印細胞所見, 組織化学, 免疫組織化学および電顕的検索を行った.捺印細胞診では, 上皮様細胞と非上皮様細胞が混在し, 軽度の重積性および敷石状配列を示していた.上皮様細胞は類円形で, 比較的豊富なレース状の胞体を有し, 核は中央に位置していた.核径は7~11μ で軽度の大小不同を示し, 核縁は平滑, クロマチン増量は軽度で細顆粒状を呈し均等に分布し, 核小体は小型であった.非上皮様細胞は紡錘形で, 核の長径は10~16μ であり, クロマチン増量は中等度で細ないし粗顆粒状を呈し, 核小体は不明瞭であった.組織学的には, 腫瘍の大部分は乳頭状および管腔形成性に増殖していた.さらに, 類円形・多稜形および紡錘形の細胞が充実性敷石状に配列していたが, 線維肉腫様の像は認められなかった.腫瘍細胞はビアルロン酸産生能を有していた.PAS染色は一部で弱陽性を示しdiastaseで消化され, mucicarmine染色は陰性であった.ケラチン染色は捺印細胞ではいずれも陽性だが, パラフィン包埋切片では非上皮様細胞の大半が陰性を示した.電顕的には, 多数の微絨毛, tonofibril, tonofilament, desmosome, basallaminaなどが存在した
  • 入江 康司, 入江 砂代, 杉島 節夫, 笹栗 靖之, 森松 稔, 磯本 浩晴
    1985 年 24 巻 4 号 p. 754-759
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    針生検吸引細胞診にて確診し得た尾仙骨部脊索腫の細胞像に電顕像を加え報告した.症例は80歳.男性, 疼痛を主訴として来院.尾仙骨部に6×5cmの腫瘤を認め経皮的針生検吸引細胞診施行.細胞像は粘液様物質を背景に平面的集塊とし異型細胞を認める.細胞は多辺形~ 紡錘形, 細胞質はライトグリーン淡染性で, 細胞により2~20μ の単房ないし多房性の空胞がみられ, 大型のものは印環細胞様形態を示していた.核は中心性のものが多く, 類円形で細顆粒状クロマチンで増量は少なく, 小型の核小体が散見される.病理組織像は典型的な脊索腫で, 電顕的にも細胞質に多数の細線維とグリコーゲンがみられ, 細胞表面には貪飲小胞, 微絨毛と接着装置が観察された. 細胞内空胞の起源として,(1) cytoplasmic vacuole,(2) rough ER,(3) inteycellular spaceがあり, 印環細胞様大型空胞はcytoplasmic vacuoleに由来するものと考えられた.
  • 西川 秋佳, 杉江 茂幸, 国安 徳郎, 加藤 一夫, 高橋 正宜, 下中 恵美子, 篠田 淳
    1985 年 24 巻 4 号 p. 760-765
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    多量の心嚢液貯留をきたし, 心嚢穿刺液細胞診にて多数の異型細胞を認め, 剖検により縦隔起源のembryonal carcimomaと確定し得た中年女性の症例を, 主として心嚢穿刺液細胞所見について報告する.
    症例は55歳の女性で, 嗄声と咳嗽の症状で経過中, 心タンポナーデを呈した.心嚢穿刺を施行すると多量の血性液が吸引され, 細胞診上多数の腺型悪性細胞を認めたが, 原発巣は明らかにされなかった.腫瘍細胞はおおむね腺管様ないし乳頭状配列を示す細胞集塊としてみられ, ライトグリーン好性の細胞質と比較的大小不同に乏しい類円形核を有していた.核膜は明瞭で, 肥大した類円形の核小体を1~2個認めた.また, 彎入核を有する細胞も散見された.発症後3ヵ月で死亡し, 剖検すると, 前上縦隔に6×4×4.5cm大の腫瘍があり, 心嚢へ直接浸潤していた.組織学的に, 腫瘍は乳頭状・腺管様・充実性増殖を示すembryonal carcinomaの像で, PAS反応は陰性であった.また, PAP法による免疫染色では, AFP・HCG・胎盤性アルカリフオスファターゼのいずれも陰性であった.両側卵巣に腫瘍性変化および瘢痕巣は認められなかった.
  • 奥山 隆三, 今井 俊介, 螺良 義彦, 平尾 佳彦, 岡島 英五郎, 伊藤 寛子, 中野 博
    1985 年 24 巻 4 号 p. 766-769
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    膀胱癌の大部分は移行上皮癌であるが, 扁平上皮癌と移行上皮癌との混合癌の報告は比較的少ない. われわれは, 入院時より連続して尿細胞診にてfollow upし得た膀胱混合癌の1症例を経験したので報告する.
    症例は60歳の男性で, 肉眼的血尿を主訴とした. 入院後10回にわたり自然尿および膀胱洗浄液の尿細胞診検査を行い, すべて移行上皮癌と扁平上皮癌との混合癌と細胞診断がなされた. 入院2ヵ月後の膀胱全摘手術材料での組織診断では, 強い扁平上皮化生を伴う移行上皮癌と診断されている.
    死亡後, 病理解剖が行われ, 膀胱原発の角化型扁平上皮癌と確定診断された. 剖検時, すべての転移腫瘍部 (腎, 副腎, 肺, 甲状腺, 肝, 脳, 胃, 小腸, 大腸) での捺印細胞診を行ったが, いずれも癌細胞は角化型扁平上皮癌で, 次のような細胞形態を示した.
    1) 細胞の形は円形より特殊型さらには多辺形まで種々の形態を有し, 2) また, 細胞の大きさも傍基底型より表層型まで多種であった. 3) さらに, 細胞質は核周明量や層状構造を有する多彩な染色性を示す細胞で占められ, 4) 核所見も濃染顆粒状および塊状のクロモセンターからなる核が大部分であった.
  • 1985 年 24 巻 4 号 p. 797-924
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
feedback
Top