日本臨床細胞学会雑誌
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43 巻, 4 号
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  • 米国で行われている方法を例にして
    武井 英博
    2004 年 43 巻 4 号 p. 243-248
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    穿刺細胞診 (FNAB) は, その正確な診断には患者 (病変) の診察, 穿刺手技, スライド作成が完壁に行われなければならない.米国はこの点でたいへん優れたシステムを有しており, これは日本の臨床にも応用可能であると考え, ここに紹介する.
    米国では, 表在臓器のFNABは, 患者の診察から最終診断まで, 経験豊富な病理医が行うのを理想と考えている.これは病理医が, 穿刺後, その場で染色しadequacyの判定が可能であるというマジックハンドをもち, その細胞像から病変のtriageが可能で, さらに患者フォロー (治療) のために仮診断を臨床医に伝えることができるという最大の利点に基づいている.
    穿刺は, 陰圧による吸引力よりも針先端が組織を削る作用 (cutting effect) のほうが重要であり, これは針を上下方向へ素早く動かすことによって可能となる.また, 腫瘤内のさまざまな方向への穿刺によりサンプリングエラーを最小限に抑えることができる.
    乳腺, 甲状腺, 顎下腺といった代表的な表在臓器は, それぞれ, 独特の疾患へのアプローチの仕方があり, 実際のFNABで中心的な役割を果たす病理医はこれらの知識の習得が必須である.
  • 山下 学, 竹上 勉, 小坂 健夫, 朝倉 善史, 中野 万里子, 黒瀬 望, 寺畑 信太郎, 斎藤 勝彦, 松能 久雄, 野島 孝之
    2004 年 43 巻 4 号 p. 249-255
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:消化管間質腫瘍 (Gastrointestinal stromal tumor, GIST) を捺印細胞所見に加え, 臨床病理学的, 免疫組織化学的および分子生物学的に検討した.
    方法:GISTと診断された手術摘出材料から捺印細胞の得られた9例を対象に, 腫瘍部捺印細胞像を検討し, 併せて腫瘍の大きさ, 分裂像数, 転移・浸潤の有無c-kit (CD117), CD34, asmooth muscle actin, desmin, S-100蛋白による免疫染色, また, c-kit遺伝子exon 9~11の解析を行った.
    結果:(1) 臨床病理学的検討: 臨床的に明らかな悪性型が4例, 予後不明な3例と偶然発見された2例の良悪不明型が5例であった.(2) GISTの捺印細胞所見:(1) 多少の好中球およびリンパ球を背景に, 腫瘍細胞は紡錘形~多辺形を呈し, 裸核様孤立散在性あるいは集塊状に出現していた.(2) 悪性型では, 主に壊死を伴った腫瘍性背景に腫瘍細胞は孤立散在性に出現し, 腫瘍細胞集塊の結合性は疎であった.核には, くびれなどの不整形や大小不同性を示すものが多かった.また, 核小体は小型円形で1, 2個の好酸性を示すものが多かった.(3) 良悪不明型では, 腫瘍性背景に孤立散在性の腫瘍細胞とともに比較的結合性の強い集塊および結合性の疎な集塊が出現しており, 一部では, 比較的きれいな背景に腫瘍細胞は集塊状に出現する傾向が強く, 集塊辺縁のほつれや核不整の少ないものもあった.(3) 免疫組織化学的検討: パラフィンブロック薄切標本の染色結果によりCajal型, Cajal型と神経分化や筋分化が混じる混合型の4グループに分類できた. 悪性型4例中3例がCajal型であり, 良悪不明型はすべて混合型であった.(4) Gkit遺伝子解析: 全例にc-kit遺伝子のexon 9~11になんらかの変異を認めた. exon 11の部分欠失は悪性型3例, 良悪不明型1例に存在した. exon 9のアラニン, チロシンの挿入は悪性, 良悪不明型のそれぞれ1例に認められた. 点突然変異は悪性型2例以外すべてに存在した.
    結論:GISTにおける捺印細胞像の特徴により, 悪性度推定が可能であると考える. 今後, 症例を積み重ね, 臨床病理学的, 免疫組織化学的所見に加えて, c-kitの遺伝子解析を行うことにより, GISTの生物学的特性をさらに明らかにする必要があると思われる.
  • 田中 綾一, 斎藤 豪, 伊東 英樹, 水元 久修, 野田 雅也, 西村 誠, 工藤 隆一
    2004 年 43 巻 4 号 p. 256-260
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮頸部細胞診所見は, 術前に子宮内膜癌の予後をある程度予測できる手段となる可能性がある. 今回, 子宮頸部細胞診所見と子宮内膜癌の予後不良因子との相関関係を確認することを目的とした.
    方法:当科にて子宮内膜癌と診断し, 子宮全摘術およびリンパ節郭清術を施行した55例を対象とし, Bethesda system 2001を用いた子宮頸部細胞診所見と子宮内膜癌の予後不良因子との関係についてレトロスペクティブに検討した.
    成績:子宮頸部細胞診所見の内訳はNormal: 22例, Atypical glandullar cells of undetermined significance (AGUS): 6例, AGUS, favor neoplastic (AGUS-FN): 8例, Adenocarcinoma (AD): 19例であった.子宮頸部細胞診にてADであった症例ではNorma1の症例と比較し組織型が類内膜腺癌以外 (21.1% vs 0.0%), FIGOの進行期がII期以上 (63.1% vs 4.5%) およびIII期以上 (42.1% vs 4.5%), そして筋層浸潤が1/2を超えるもの (78.9% vs 27.3%) の頻度が有意に高い結果となった.一方, 組織分化度との相関関係は認められなかった.
    結論:子宮内膜癌症例において子宮頸部細胞診がADである場合, その症例はhigh risk群に入ると認識する必要がある.
  • 卜部 理恵, 篠原 道興, 北野 玲, 堀田 裕之, 井出 良浩, 中村 正光, 竹ヶ原 幸夫, 本間 三恵子
    2004 年 43 巻 4 号 p. 261-265
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:過去10年問の当科における10代女性の子宮頸部細胞診を前期7年間と後期3年間の2期に分けて検討し, その意義を考察した.
    方法:平成6年1月から平成15年12月に当科を受診した10代女性で性交歴のないものを除き, インフォームドコンセントの得られた症例で, 計203名を対象とし臨床的事項, 細胞診, 性行為感染症の有無などを検討した.
    成績:class III以上の所見は203名中11名にみられ, 有所見率は54%であった.前期では有所見者は120名中1名, 0.8%にすぎなかったのに対し, 後期では83名中10名, 12.1%に認められた.有所見者ではクラミジア, 尖圭コンジローマなどほかのSTDとの合併例が高率にみられた.
    結論:最近の3年問では10代女性で子宮頸部スメアで高率に異常がみられ, 急速に異形成が増加していると考えられた.産婦人科を受診した女性では, たとえ10代でも積極的に細胞診を採取する必要があると考えられた.
  • 清水 恵子, 則松 良明, 小椋 聖子, 岩佐 葉子, 桜井 孝規, 森谷 卓也, 桜井 幹己
    2004 年 43 巻 4 号 p. 266-271
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮内膜癌は近年増加傾向にあり, 内膜増殖症を細胞診で指摘することは早期発見に繋がると考えるが, その精度はいまだ満足できるものではない. 今回, 細胞診疑陽性であった無排卵性周期に伴うホルモン不均衡内膜症例の検討を行い, 若干の知見を得たので報告する.
    方法:細胞診疑陽性, 組織診非増殖性内膜であった65例のうち, endometrial glandular and stromal breakdown (以下Breakdownとする) とdisordered proliferative phase (以下Disorderedとする) であった33例を用い, 細胞像を検討した.
    成績:Breakdown症例では, 間質細胞凝集像が著明なものが多く腺管の断片化を伴っており, 経過観察により異常細胞集塊が消失した. Disordered症例では, 単純型増殖症と同様の細胞像であった.
    結論:Breakdownを疑う症例は陰性と判定し経過観察とし, 拡張腺管主体の症例は組織生検を施行するという基準を設けることが, 誤・疑陽性率を低下させるうえで重要と考える.
  • 高橋 保, 植田 庄介, 三谷 美湖, 一圓 美穂, 森木 利昭, 大木 章, 大朏 祐治
    2004 年 43 巻 4 号 p. 272-275
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:甲状腺乳頭癌が肝臓に転移することは非常にまれである.肝腫瘍の穿刺吸引細胞診で甲状腺乳頭癌の転移が考えられた症例を経験したので報告する。
    症例:87歳, 男性.肝嚢胞腺癌の疑いで腫瘍切除術が施行され, 手術時に腫瘍の穿刺吸引細胞診が行われた.シート状, 乳頭状, 球状の上皮細胞集団が多数認められ, コロイド様物質や砂粒体もみられた.腫瘍細胞の核はすりガラス状を示し, 核溝や核内細胞質封入体も認められた.また, 隔壁性細胞質内空胞や扁平上皮様化生細胞も認められた.摘出された腫瘍は嚢胞内乳頭状腫瘍で, 壊死, 出血, 石灰沈着を伴っていた.組織像も甲状腺の乳頭癌に類似し, サイログロブリンとTTF-1の免疫染色が陽性となり, 甲状腺癌の肝転移と考えられた.
    結論:手術時穿刺吸引細胞診で甲状腺乳頭癌を疑い, 臨床への問い合わせで19年前の甲状腺乳頭癌 (pT2N1, stage III) の手術の既往が判明したまれな1例を報告した.
  • 菊地 美保, 三田 和博, 北村 和久, 平川 昭平, 益戸 功彦, 鳥屋 城男, 藤澤 俊道, 稲山 嘉明
    2004 年 43 巻 4 号 p. 276-280
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:甲状腺びまん性硬化型乳頭癌は, 若い女性に好発し, 臨床的・病理学的に通常の乳頭癌と鑑別すべき特徴を有するまれな腫瘍である. 今回われわれはその1例を経験したので報告する.
    症例:31歳, 女性. 右甲状腺腫瘤を主訴とし当院受診. 橋本病が疑われ, 甲状腺穿刺吸引細胞診が施行された. 細胞診では一般的な乳頭癌での細胞所見に加え, 多数のリンパ球が背景に出現し, 扁平上皮化生様異型細胞, 砂粒小体形成が認められた. びまん性硬化型乳頭癌が強く疑われ, 甲状腺全摘出術および頸部廓清術が施行された. 甲状腺右葉は明らかな結節を形成することなく線維化を伴ってびまん性に腫大していた. 組織学的には右葉を主体に, 線維化やリンパ濾胞形成を伴うリンパ球浸潤を背景とし, 核溝やすりガラス状核を呈する異型細胞が乳頭状, 濾胞状, 一部充実性に増生していた. 扁平上皮化生様変化, 砂粒小体形成を伴う甲状腺内微小転移巣やリンパ管侵襲を認めた. リンパ節転移が高頻度にみられた.
    結論:細胞診でも, びまん性硬化型乳頭癌の特徴とされる高度のリンパ球浸潤, 砂粒小体, 扁平上皮化生様変化がみられ, 触診所見, 画像情報等の臨床情報を加味することにより細胞診での推定は可能と考えられた.
  • 半田 幸雄, 中村 ひさ子, 小嶋 紀子, 草間 律, 江原 孝史
    2004 年 43 巻 4 号 p. 281-285
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:術前の穿刺吸引細胞診にて甲状腺硝子化索状腺腫 (hyalinizing trabecular adenoma, 以下HTA) を推測しえた症例を経験した.
    症例:53歳, 女性. 検診にて甲状腺腫瘤を指摘され, 当院を受診した. 頸部超音波検査にて甲状腺右葉に15×15mmの内部は均一でやや低エコーの卵円形腫瘤を認め, 濾胞性腫瘍が疑われた. 頸部単純CTではlow densityで, 造影CTでは造影効果がみられた. エコー・ガイド下にて穿刺吸引細胞診を施行し, 放射状, 乳頭状, 索状に配列した細胞集塊を多く認め, その集塊内にライトグリーン好性から黄色調, PAS染色陽性, ギムザ染色にてメタクロマジー (紫紅色) を起こした無構造な沈着物が認められた. また核内細胞質封入体, 核溝も多くみられた. 以上の所見よりHTAが推測され, 甲状腺右葉切除術を施行した. 組織学的には腫瘍細胞が索状に配列し, 核内細胞質封入体, 核溝などを認めた. 大小不同のyellow bodyが観察され, HTAと診断された. また細胞外基質は硝子様を示し, PAS染色陽性, congo red染色陰性であった. 免疫組織学的にはthyroglobulinが腫瘍細胞に陽性, ki-67 antigen/clone MIB-1 (以下, MIB-1) が細胞質および細胞膜に強陽性, またtype IV collagenは硝子様間質で陽性を示し, 基底膜様物質由来が示唆された.
    結論:HTAは, 甲状腺癌取扱い規約上濾胞腺腫の特殊型とされ, 乳頭癌や髄様癌などと鑑別を要する腫瘍である. 今回の症例では細胞採取量が多く, 細胞配列やその集塊内に無構造な物質を認め, PAS染色, ギムザ染色の色調からHTAが推測可能であった. 画像所見と細胞診との整合性を重視し, 臨床サイドとの密接な情報交換が正確な診断に必要であると考えられる.
  • 胸水細胞所見を中心に
    橋本 潔, 荒木 邦夫, 庄盛 浩平, 宮田 昌典, 安田 和人, 重岡 靖, 清水 英治, 井藤 久雄
    2004 年 43 巻 4 号 p. 286-290
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:乳癌は他臓器の癌と比較して, 術後長期間を経過した後に再発をきたすことがある. しかし, その多くは5年以内の再発であり, 15年以上を経過した晩期再発例はきわめてまれである. またestrogen receptor陽性の乳癌患者は生命予後が比較的良好であるとされている.
    症例:74歳, 女性. 昭和50年, 右乳癌で根治的切除術と放射線治療, 化学療法を受けた. 平成15年, 労作時呼吸困難を主訴に外来を受診. 胸部レントゲン上, 右胸水と右肺中葉に無気肺様陰影が見いだされた. 胸水細胞診ではミラーボール状の癌細胞集塊が多数出現していた. 胸水セルブロック標本における免疫細胞化学で, 癌細胞はestrogen receptor, progesterone receptor, c-erbB2に陽性であり, 子宮に病変がないことを確認した上で, 乳癌による悪性胸水と診断した.
    結論:根治術後15年以上経過した乳癌患者に原発不明の悪性細胞が見いだされた場合, 再発の可能性を想起することが重要である.
  • 大沼 眞喜子, 田勢 亨, 植木 美幸, 阿部 美和, 竹内 美華, 松永 弦, 佐藤 郁郎, 立野 紘雄
    2004 年 43 巻 4 号 p. 291-294
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:Peutz-Jeghers症候群の患者で臨床診断と画像診断で悪性腺腫を疑い, 組織診断が子宮内頸腺過形成であった症例を報告する.
    症例:患者は24歳, 1妊0産, 20歳時にPeutz-Jeghers症候群と診断される. 水様性帯下が増量し, 子宮頸部擦過細胞診では高円柱上皮が柵状, 腺腔状, シート状で全周性柵状配列を示す大集塊で観察された. 粘液著明, 核偏在傾向を示し, 黄色調粘液もみられた. 核異型は軽度で, クロマチン増量も著明でなかった. MRIでは子宮頸部に大小の嚢胞が集族する多発性嚢胞性病変を認め悪性腺腫が疑われた. 円錐切除の組織診断では明かな悪性細胞や浸潤が認められず, 子宮内頸腺過形成であった. HIK1083免疫染色では一部に陽性像が認められた.
    結論:悪性腺腫が疑われるときに明らかに癌の部分がない場合は, 子宮内頸腺過形成が考えられる. 現在その臨床的意義は不明であるため, 子宮温存時には注意深い経過監察が必要である.
  • 梅澤 敬, 宇都宮 忠彦, 山口 裕, 原田 博史, 大村 光浩, 中島 研, 春間 節子, 小峯 多雅
    2004 年 43 巻 4 号 p. 295-298
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:唾液腺に発生する腺房細胞癌の一亜型として乳頭・嚢胞状パターンを伴うものが存在するが, その細胞学的判定基準は十分に確立されていない. 今回, 耳下腺原発の腺房細胞癌の乳頭. 嚢胞状型の1例を経験したので, その細胞所見を中心に報告する.
    症例:80歳, 男性. 左耳下腺腫瘤を主訴に当院耳鼻科を受診した. 術前の穿刺吸引細胞診では, 赤血球の破壊物やヘモジデリンを貧食したマクロファージとともに, 卵円形や円柱状の腫瘍細胞が乳頭状, 孤立性あるいはシート状に出現していた. 核は円形, クロマチンは細~粗穎粒状に分布, 核小体は明瞭であった. 細胞質は豊富で顆粒状, 泡沫状, 明調, 空胞状と多彩, 一部の細胞質内にライトグリーン好染性の小滴状構造物を認めた. 組織学的に, 腫瘍実質は, 狭小な血管結合織性問質を基軸として乳頭・嚢胞状に増殖していた. 腫瘍細胞は比較的明瞭な核小体を1, 2個有し, 軽度の核の濃染化・大小不同がみられ, 細胞質が泡沫状を呈していた.
    結論:細胞学的特徴は, 乳頭・嚢胞パターンを呈し, 腫瘍細胞は卵円形や円柱状で, 明瞭な核小体, 細胞質は顆粒状, 泡沫状, 明調, 空胞状など多彩であることであった.
  • 櫻井 博文, 上垣外 明子, 中島 英恵, 森 篤, 保坂 典子
    2004 年 43 巻 4 号 p. 299-300
    発行日: 2004/07/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    We report a case of uterine corporeal heterologous carcinosarcoma suspected preoperatively of being small cell carcinoma. A 60-year-old woman admitted for abnormal genital bleeding was found in ultarasonography (US) to have an 8×8 cm uterine corporeal tumor and vaginal tumor. Vaginal tumor brushing cytology showed cells had a high N/C ratio and a granular chromatin pattern with ill-difined and crushed nuclei. Histologically, tumor cells proliferated in solid rosette formations and chondrosarcoma was also found. The woman was definitively diagnosed as having uterine corporeal heterologous carcinosarcoma.
  • 2004 年 43 巻 4 号 p. e1
    発行日: 2004年
    公開日: 2011/11/08
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