日本臨床細胞学会雑誌
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49 巻, 1 号
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原著
  • 御宮知 礼子, 辻 求, 石崎 幸恵, 棚田 諭, 井上 玲郁, 栗栖 義賢, 橋本 和明, 芝山 雄老, 河田 了
    2010 年 49 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 当院で経験した耳下腺基底細胞腺腫の細胞学的特徴について検討した.
    方法 : 1999∼2006 年の 8 年間に病理組織学的に基底細胞腺腫と診断され, 穿刺吸引または術中捺印細胞診が実施された 7 例を対象とし, 各症例における腫瘍細胞の細胞学的特徴について検討した.
    成績 : 全例とも腫瘍細胞は強い結合性を示す小∼大型の集塊で出現し, 小型で N/C 比は高く均一な形態を示した. 背景に間質性粘液はみられなかった. palisading 様の柵状配列は 3 例に, 基底膜様物質は 4 例にみられた. また, 腫瘍細胞集塊の近傍に間質様紡錘形細胞集塊が 4 例にみられた. これらの細胞は S-100 蛋白に陽性を示した.
    結論 : 基底細胞腺腫の細胞像は, 腺様嚢胞癌や粘液性間質成分の乏しい多形腺腫の細胞像と鑑別困難なことがあるが, palisading 様の柵状配列や基底膜様物質以外に, 間質様紡錘形細胞の存在が鑑別の助けになると思われた.
  • —貯留胆汁細胞診の細胞判定基準—
    広岡 保明, 中泉 明彦, 岡 輝明, 内藤 嘉紀, 有坂 好史, 南口 早智子, 羽場 礼次, 竹中 明美, 古旗 淳, 増田 大介
    2010 年 49 巻 1 号 p. 7-14
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 貯留胆汁細胞診の正診率の向上を目的に, 多施設共同研究にて細胞判定基準を作成した.
    方法 : 胆膵病変から得られた貯留胆汁細胞診標本上の任意の 38 の細胞集塊を対象に, 細胞判定時に重視した所見を抽出してその意義を検討し, 癌細胞の判定に寄与しうる所見を精選して判定基準を作成した.
    成績 : 判定基準を以下のように定めた.
    A の 3 項目あるいは B の 3 項目を満たした細胞を腺癌細胞と判定することができる. C および D は参考所見として重視される.
    A. 細胞集塊の判定基準
     1. 不規則な重積性
     2. 核の配列不整
     3. 集塊辺縁の凹凸不整
    B. 個々の細胞の判定基準
     1. 核の腫大
     2. 核形不整
     3. クロマチンの異常
    C. その他の重視される所見
     1. 壊死背景
     2. 多彩な細胞集塊 (単個∼集塊) の出現
    D. 注意すべき点
     1. 1 ヵ所の異常のみを取り上げないこと
     2. 核内構造の判定 : 長時間放置などによる細胞形態変化があっても, 核内構造がみえれば判定することは可能
     3. 良性細胞集塊の参考所見 : (1)核間距離均等, (2)集塊辺縁の周囲に細胞質がみられる
    結論 : 本判定基準を貯留胆汁細胞診の判定に利用することで, 正診率の向上が期待された.
症例
  • 鈴木 奈緒子, 星 利良, 佐藤 之俊, 古田 則行, 宮内 栄作, 石川 雄一, 平井 康夫, 宝来 威
    2010 年 49 巻 1 号 p. 15-19
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    背景 : ラブドイド細胞を伴う原発性肺癌はまれであり, その存在は予後不良因子であることが知られている. 今回, 針生検捺印細胞診においてラブドイド細胞が目立った肺大細胞神経内分泌癌を経験したので報告する.
    症例 : 37 歳, 男性. 右胸部および背部痛と血痰を主訴に当院を受診した. 胸部 CT にて右上葉に最大径 14 cm の腫瘤を認め, CT ガイド下針生検を施行した. その捺印細胞診にて, 中型類円形で独特の厚みのある細胞質および偏在核が特徴的なラブドイド細胞が多数認められ, 肉腫様成分を含む癌や横紋筋肉腫を疑った. 生検組織診では腫瘍細胞が rosette 様の配列を示し, 免疫染色にて神経内分泌への分化を示したことにより肺大細胞神経内分泌癌と診断した. 発症から約 2 ヵ月で癌死した.
    結論 : 細胞診上ラブドイド細胞の存在を指摘することは, その特徴所見より比較的容易であり, 臨床的な予後予測に有益であると考えられる.
  • 立澤 春樹, 栗原 康哲, 土田 秀, 中里 宜正, 飯島 美砂, 小島 勝, 杉原 志郎, 鈴木 豊
    2010 年 49 巻 1 号 p. 20-24
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    背景 : 心臓に発生する腫瘍の大部分は転移性で, 心臓原発腫瘍の頻度はきわめてまれである. 今回, 心嚢液細胞診で悪性リンパ腫を推定し, 臨床的に心臓原発悪性リンパ腫 (Primary cardiac lymphoma : PCL) が強く疑われた 1 例を経験したので報告する.
    症例 : 63 歳, 女性. 心不全の疑いで当院紹介入院. 画像検査で多量の心嚢液貯留および心臓右室に腫留が認められた. 心嚢液細胞診では細胞質内空胞を有する N/C 比の高い細胞が散在性に多数認められ, 単調な細胞像を呈していたため, びまん性大細胞型 B リンパ腫を推定した. 心筋生検の組織診では高度に挫滅した細胞密度の高い異型細胞が, 横紋筋線維間に入り込む像が認められた. 挫滅が強く組織像は特定できなかったが, 細胞の配列の様子から悪性腫瘍の浸潤像が疑われた. 免疫染色では CD20 陽性, CD5, CD10 陰性であった.
    結論 : 悪性リンパ腫はどの臓器にも発生しうる疾患であり, 確定診断による治療法の選択は予後を大きく左右する. 本症例のようにカテーテルによる心筋生検では組織が挫滅しやすく, 病理組織診断が困難となることがある. 細胞診を併用し診断を的確に下すことは治療上重要な意義をもつ.
  • 安倍 秀幸, 山口 倫, 近藤 恵子, 村上 直孝, 孝冨士 喜久生, 鹿毛 政義
    2010 年 49 巻 1 号 p. 25-29
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    背景 : 腹膜原発漿液性乳頭状癌 (primary serous papillary carcinoma of the peritoneum : PSCP) は組織学的に卵巣の漿液性乳頭状腺癌に類似する腹膜原発腫瘍である.
    今回, 術前に大腸粘膜下腫瘍が疑われた PSCP の 1 例を術中腹水および捺印細胞診で経験したので報告する.
    症例 : 78 歳, 女性. 腹部膨満感を主訴に来院. 精査にて下行結腸の狭窄を伴った粘膜下腫瘍と肝内に腫瘤を認め, 狭窄をきたした大腸粘膜下腫瘍に対して低位前方切除術を施行した. 開腹所見にて粘膜下腫瘤の子宮および卵巣への直接浸潤を認め, 子宮付属器が追加切除された. 術中腹腔洗浄細胞診および腫瘍捺印細胞診において, 腫瘍細胞は乳頭状集塊を形成し, 砂粒体を伴っていた. 摘出された大腸の肉眼像は大腸の漿膜から粘膜下にかけての腫瘤が主病変で, 両側卵巣は正常大であった. 大腸粘膜下の腫瘤は組織学的に卵巣の漿液性乳頭状腺癌に類似しており両側卵巣は正常大であったことから PSCP と診断した.
    結論 : 臨床的に明らかな卵巣腫大を認めず腹水細胞診において漿液性乳頭状腺癌に類似した細胞所見がみられた場合は, PSCP も念頭に置き診断すべきである.
  • 川畑 圭子, 原 明, 吉見 直己
    2010 年 49 巻 1 号 p. 30-35
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    背景 : 胸腺腫瘍の大部分は胸腺腫で, 胸腺癌は 10∼25%とされる. また, 胸腺癌のなかでは, 扁平上皮癌がほとんどを占め腺癌はきわめてまれである. 今回,嚢胞を伴った胸腺乳頭状腺癌を経験したので報告する.
    症例 : 68 歳, 女性. 検診にて右中肺野異常陰影を指摘された. CT で前縦隔右側に突出するように 5 cm 大の嚢胞性病変を認め,嚢胞壁の一部に充実性腫瘤を認めた.嚢胞摘出術を施行. 術中の嚢胞内容液の穿刺吸引細胞診では, 出血性背景に炎症性細胞を散見するなか, 数個∼十数個の細胞からなる小乳頭状集団を少量認めた. 細胞は小型で, 核クロマチンの増量は軽度, 小さな核小体を認めた. 全体的に異型は軽度で腺上皮系由来を思わせた. 組織診では, 胸腺嚢胞内の一部に結節病変を認め, Type A thymoma を伴った乳頭状腺癌と診断された.
    結論 : 胸腺嚢胞の穿刺吸引細胞診は, 日常まれであるが, かかる症例の存在も考慮に入れておくべきと思われた.
特集 <甲状腺穿刺細胞診—濾胞性腫瘍の問題点—>
  • 亀山 香織, 覚道 健一
    2010 年 49 巻 1 号 p. 36
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
  • 覚道 健一, 亀山 香織, 伊藤 公一, 中村 浩淑
    2010 年 49 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    甲状腺細胞診断では, 多くの腺腫様甲状腺腫と濾胞性腫瘍 (濾胞癌と濾胞腺腫) が「良・悪性鑑別困難」に診断され, 悪性の可能性 (確率) は一般的に明示されないことが多い. そのなかで他の臨床所見 (年齢, 性別, 腫瘍直径と増大傾向, 画像所見など) で悪性の可能性が高い群のみが外科的適応となる. しかしながら, 患者にとって「良・悪性鑑別困難」の診断を受けたときの精神的不安と, 臨床家の細胞診への期待とを考えたとき, 細胞診断によるより正確な手術適応の絞り込みが望まれる. 「良・悪性鑑別困難」の運用基準を検討すると, 腺腫様甲状腺腫と濾胞性腫瘍 (濾胞癌と濾胞腺腫) の細胞学的鑑別診断基準が診断者により若干異なり, 「良・悪性鑑別困難」の運用基準も診断者により異なることがワークショップで明らかとなった. 細胞診断基準のみならず, 組織診断基準の統一と標準化が必要と考えられ, 「良・悪性鑑別困難」を 3 群 (良性の可能性が高いもの, 悪性の可能性が高いもの, 中間的で真の意味で鑑別困難なもの) に細分類することが薦められ, その細胞所見や診断基準の標準化が必要と考えられる.
  • —伊藤病院での検討—
    藤澤 俊道, 森光 理絵, 平木 朋子, 高橋 真帆, 田村 恵, 佐々木 栄司, 亀山 香織, 玉井 誠一, 鳥屋 城男, 伊藤 公一
    2010 年 49 巻 1 号 p. 42-47
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 甲状腺穿刺吸引細胞診の濾胞性腫瘍の判定における診断精度は必ずしも高くない. 今回その現状を把握するため, 濾胞性腫瘍細胞診の判定基準について検討した.
    方法 : 2006 年に施行した細胞診は 4505 件である. このうち, 濾胞性腫瘍と判定した 197 例のうち, 手術を施行した 93 例を対象とし, 良・悪性判定困難 (favor benign, borderline, favor malignant), 悪性の疑い, 悪性, の 5 群の判定区分に診断し, その診断成績を検討した.
    成績 : 93 例中, 良・悪性判定困難 favor benign とした症例は 54 例 (58.0%) で, そのうち濾胞癌は 6 例 (11.1%) であった. borderline とした症例は 10 例 (10.8%) で, 濾胞癌は 5 例 (50.0%), favor malignant とした症例は 20 例 (21.5%), 濾胞癌は 10 例 (50.0%). 悪性の疑いとした症例は 9 例 (9.7%), 濾胞癌は 3 例 (33.3%) であった. favor malignant と悪性の疑いとした症例 29 例中, 13 例 (44.8%) が実際には濾胞癌であった.
    結論 : 鑑別困難を悪性の確立より亜分類することは, 高頻度に悪性を含む例を抽出可能であり濾胞腺腫と濾胞癌の推定に有用である.
  • —診断の現状と細胞学的鑑別—
    前川 観世子, 廣川 満良, 柳瀬 友佳里, 隈 晴二, 宮内 昭
    2010 年 49 巻 1 号 p. 48-54
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 甲状腺穿刺吸引細胞診にて濾胞性腫瘍を疑った症例を対象に, その診断精度と臨床的対応を分析するとともに, 細胞学的判断基準を検討することにした.
    方法 : 穿刺吸引細胞診が行われた甲状腺結節 1 万 11 個のうち, 濾胞性腫瘍が疑われた 529 個を対象に検討した. 手術が行われた 122 個については, 診断別に細胞学的特徴を検討した.
    成績 : 細胞診で良性 (323 個), 鑑別困難 (202 個), 悪性の疑いおよび悪性 (4 個) と区分された結節の手術施行率は, それぞれ 15.2%, 51.0%, 75.0%であった. 鑑別困難例にて「腺腫様結節を考えるが濾胞性腫瘍が否定できない」「濾胞性腫瘍を考える」「濾胞癌が否定できない」とコメントした場合の手術施行率は 40.4%, 58.0%, 89.5%であった. 良性および鑑別困難と報告し, 手術が行われた結節のそれぞれ 10.2%, 13.6%は濾胞癌であった. 立体的小濾胞と厚い索状配列は濾胞癌にみられやすかった. 乳頭状配列は濾胞腺腫や濾胞癌ではみられなかった.
    結論 : 濾胞性腫瘍は鑑別困難として報告することが妥当と思われるが, 推定診断を記載したり, 良悪性を念頭に細分して報告したりすることはその後の治療方針を決定するうえで役立つと思われる. 立体的小濾胞と太い索状配列は濾胞癌を示唆する所見と考えられた.
  • —濾胞性腫瘍の取り扱い—
    丸田 淳子, 橋本 裕信, 末久 友梨, 山下 裕人, 野口 志郎, 横山 繁生
    2010 年 49 巻 1 号 p. 55-60
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 濾胞癌の正診率向上に寄与する細胞所見の検索を目的として, 病理組織診断にて確定された濾胞腺腫および濾胞癌における細胞所見を検討した.
    方法 : 濾胞腺腫 755 例および濾胞癌 57 例について, 細胞診結果と細胞所見を病理組織診断と比較した.
    成績 : 濾胞性腫瘍における細胞診の感度, 特異度, 陽性的中率, 陰性的中率は, それぞれ 35%, 97%, 50%, 95%であった. 濾胞腺腫で多くみられた所見は, 背景の液状コロイド, シート状配列, 小濾胞構造であり, それぞれ 54%, 54%, 18%の症例でみられた. 濾胞癌で多くみられた所見は, 豊富な細胞量, 小濾胞構造, 核異型, 粗顆粒状クロマチン, クロマチン増量であり, それぞれ 21%, 23%, 25%, 33%の症例でみられた. 濾胞癌において細胞診で「悪性」と判定した症例では, 「正常あるいは良性」と判定した症例よりも核異型や粗顆粒状クロマチンの所見の頻度が高かった.
    結論 : 濾胞癌では, 腫瘍細胞の出現様式, 粗顆粒状のクロマチンとクロマチン増量により, 悪性判定できる症例が少なからずある. これらを正しく鑑別し, 悪性と報告すべきである.
  • —腺腫様結節の細胞所見と濾胞性腫瘍の細胞所見—
    谷口 恵美子, 高松 順太, 圓井 知江, 鍵弥 朋子, 布引 治, 尾崎 敬, 森 一郎, 覚道 健一
    2010 年 49 巻 1 号 p. 61-66
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    目的 : 甲状腺穿刺吸引細胞診で, 良悪性鑑別困難とした症例の精度管理を行った. 濾胞性腫瘍と診断した症例の細胞像を検討し, 悪性の可能性の乏しい腺腫様甲状腺腫を推定する群を抽出した.
    方法 : 良悪性鑑別困難の細胞診断の下, 手術された 14 例の細胞所見を再検討し, 組織診断と比較した. 対比症例として濾胞腺腫, 濾胞癌微小浸潤型と比較した.
    成績 : 細胞診鑑別困難の手術例 14 例の, 術後の病理診断は, 悪性リンパ腫 5 例, 乳頭癌 1 例, 腺腫様甲状腺腫 6 例, 濾胞腺腫 2 例 (好酸性細胞腺腫 1 例, 異型腺腫 1 例) であった. つまり, 鑑別困難濾胞性腫瘍と診断した 8 例中 6 例 (75%) が腺腫様甲状腺腫 (腺腫結節) であった. これら 8 例の細胞所見の特徴は背景に泡沫細胞や多量のコロイドを認めるなどの嚢胞変性やコロイド嚢胞の特徴がなく, 細胞量も多く腫瘍性と診断したが, さらに(1)濾胞上皮細胞集塊は小型で, N/C 比も比較的大きい (核密度が高い) 群と, (2)細胞集塊は小型で, 細胞の N/C 比も小さい群と, (3)N/C 比が小で, 大型の濾胞細胞集塊が多数みられる 3 群に細分類が可能であった.
    結論 : 濾胞性腫瘍と細胞診断した例は 3 群に分割が可能であった. N/C 比の小さい症例で, 細胞量が多くとも, 大型から中型の濾胞上皮集塊のときは, 腺腫様甲状腺腫の可能性が高く, 以降良性と診断することに変更した. 一方, 小型の濾胞細胞集塊が中心の症例では, 悪性の含まれる可能性がある, 真の良悪性鑑別困難であり, N/C 比の小のものは, 良悪性鑑別困難の (A) と診断し, N/C 比が大の (核密度が高い) 症例は, 悪性の含まれる可能性が高い良悪性鑑別困難の (B) と診断する.
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