日本がん看護学会誌
Online ISSN : 2189-7565
Print ISSN : 0914-6423
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23 巻 , 3 号
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原著
  • 加藤 亜妃子, 水野 道代
    23 巻 (2009) 3 号 p. 4-13
    公開日: 2017/01/13
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究は,終末期のがん患者を看病するという配偶者のストレスフルな体験について,そのストレス―対処過程に焦点を当て,配偶者のその場その時の状況認識とそれらの状況認識がもたらすストレス―対処過程の特徴/パターンを明らかにすることを目的として行った.緩和ケア病棟に入院中のがん患者の配偶者12名を対象として半構成的なインタビュー調査を行い,得られたデータを質的帰納的に分析した.

    分析の結果,終末期がん患者を看病する配偶者のストレス―対処過程に関連する6つのカテゴリー:《つらくてしかたがない状況の特徴》,《つらくてしかたがない原因》,《患者のために尽くすという気持ちを起こさせる機能》,《患者のために尽くす方法》,《現状を受け入れる理由》,《現状を受け入れた結果》が明らかになった.本研究では,終末期がん患者の配偶者は,“つらくてしかたがない”という言葉で象徴されるストレスフルな状況におかれていた.しかし配偶者は,患者のために尽くし,現状を受け入れることでこのストレスフルな状況に対処していた.その結果,配偶者は患者に尽くし続けるとか,尽くすことの意味を感じるようになり,心身の安定を取り戻すことができるようになることが示された.

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  • 小野 佳子, 秋元 典子
    23 巻 (2009) 3 号 p. 14-23
    公開日: 2017/01/13
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究の目的は,再発悪性脳腫瘍患者をケアする家族の体験を明らかにし,家族に必要な看護援助について検討することである.入院中の再発悪性脳腫瘍患者をケアする家族10名を対象に,自由回答法による半構成的面接調査法によりデータを収集し,質的帰納的分析を行った.

    その結果,再発悪性脳腫瘍患者をケアする家族の体験は,【死を意識する】【ケアに専念する】【神経症状出現を恐れる】【今後のことを思案する】【疲弊しつつも開き直る】【情報を求める】【医療者を信頼する】【自分の存在意義を信じる】【希望を持ち続ける】の9の大表題に集約された.考察の結果,看護実践への示唆として①相反する複雑な感情が混在することの自然さを強調し,それを支持し,認めていく,②神経症状出現に対する恐怖や驚きの表出を促し,症状出現の理由をわかりやすく説明し,症状出現を家族が受け止められるようにする,③家族の労をねぎらい,家族の今後の生活への気がかりを解決できる情報やアドバイスおよびサポートを提供する,④家族がやりがい感を持ち続けられるように肯定的フィードバックを続け,希望を共有し,希望維持のため達成可能な目標をともに考え実現への援助を行う,が得られた.

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研究報告
  • 山手 美和
    23 巻 (2009) 3 号 p. 24-32
    公開日: 2017/01/13
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究の目的は,在宅で終末期がん患者と共に生活する主たる介護者の生活の様相を明らかにすることである.研究対象者は在宅で終末期がん患者と共に生活する主たる介護者6名であった.データ収集は,半構成面接法にて行い,質的帰納的に分析を行った.その結果,【患者と生活することでの体験】は,《患者の心身の状況に左右される生活》,《拘束感を感じながらの生活》,《限られた命を意識しながらの生活》,《予測が立たないなかでの生活》の4カテゴリーが抽出された.【家族の力で介護できる方策を創り出す】は,《自分の体調を気遣う》,《介護のコツを覚える》,《家族員が協力しあう》,《周囲のサポートを得ながら介護を行う》,《他の家族の頑張りを自分たち家族の力にする》,《家族がくつろげる場を創り出す》,《よりどころを持ちながら患者との生活を充実させる》の7カテゴリーが抽出された.在宅で終末期がん患者と生活する家族の体験を理解し,家族の力で介護できるように支援していくことが重要である.

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