日本がん看護学会誌
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28 巻 , 3 号
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研究報告
  • 成沢 香織, 佐藤 冨美子, 柏倉 栄子, 佐藤 菜保子
    28 巻 (2014) 3 号 p. 5-12
    公開日: 2016/12/09
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究の目的は,外来で分子標的治療を受けるがん患者の症状体験とQOLとの関連を明らかにすることである.上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬による分子標的治療を受けているがん患者29名(平均年齢63.9歳)を対象とし,自記式質問紙調査法と診療録からのデータ収集による調査を行った.質問紙は,個人属性,症状体験(がん患者用の症状評価尺度MDASI‒Jと皮膚症状の強さ),QOL(QOL‒ACD)で構成した.

    分析の結果,症状体験の下位尺度である「症状の強さ」は,QOL‒ACDの下位尺度である活動性(rs=-.75;p<.01),身体状況(rs=-.58;p<.01),精神・心理状態(rs=-.44;p<.05),社会性(rs=-.47;p<.05)と,「症状による生活への支障」は,活動性(rs=-.78;p<.01),身体状況(rs=-.56;p<.01),精神・心理状態(rs=-.64;p<.01), 社会性(rs=-.55;p<.01)の4下位尺度および全般的QOL(rs=-.43;p<.05)と,「皮膚症状の強さ」は,活動性(rs=-.54;p<.05),身体状況(rs=-.60;p<.01)と有意な負の相関がみられた.外来で分子標的治療を受けるがん患者のQOL向上のためには継続した症状マネジメントの重要性が示唆された.

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  • 北村 佳子
    28 巻 (2014) 3 号 p. 13-23
    公開日: 2016/12/09
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究の目的は,外来化学療法を受ける消化器がん術後患者の具体的な症状体験,セルフマネジメント力,自己効力感,QOLの実態および関連について明らかにすることである.そして,外来化学療法を行う消化器がん術後患者の自己効力感,QOLを高める看護への示唆を得ることである.患者のセルフマネジメント力を調査するために質問紙を作成した.

    調査は,外来化学療法を受ける消化器がん術後患者61名を対象に聞き取り調査した.対象者の平均年齢は65.6±10.8歳.大腸がん38名(62.3 %),胃がん23名(37.7 %)であった.対象者のうち43名(70.5 %)に症状体験ありと回答があった.外来化学療法を行う消化器がん術後患者の実態は,栄養状態の変化や排泄の変化を生じている者が多く,無症状を示すperformance status 0の患者においては心理社会的変化を生じている割合が多かった.また,セルフマネジメント力では,行動の成果を評価する力を習得している患者の割合が低かった.症状体験がある患者には,セルフマネジメント力と自己効力感(r=0.338)に有意な正の相関が認められた.

    症状体験がある患者においてセルフマネジメント力向上が自己効力感につながることが明らかとなり,セルフマネジメント力を向上させる介入の必要性と介入指標として本研究で作成したセルフマネジメント力調査項目が活用できることが示唆された.

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