日本臨床栄養学会雑誌
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43 巻, 4 号
日本臨床栄養学会雑誌
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 佐々木 雅也
    2021 年43 巻4 号 p. 187
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2025/10/11
    ジャーナル フリー
  • 折茂 英生
    2021 年43 巻4 号 p. 188-197
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2025/10/11
    ジャーナル フリー
    石灰化とはコラーゲンなどの基質にリン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイトが沈着することである.生理的石灰化は硬組織に,異所性石灰化は本来石灰化しない軟部組織や血管壁に起こる.石灰化に必要なものは基質となるI型コラーゲンなどのたんぱく質と,ハイドロキシアパタイトを形成するカルシウムとリンであり,骨芽細胞などから基質小胞とよばれるエクソゾーム様のベジクルが芽出され,小胞内で石灰化が開始される.石灰化には局所におけるミネラルの濃度が重要である.全身的なミネラル濃度の調節は主として3種のホルモン,すなわち副甲状腺ホルモン(PTH),活性型ビタミンD,FGF 23によって行われ,カルシウム,リンの濃度が一定に保たれている.ハイドロキシアパタイト生成の局所では無機リン酸と無機ピロリン酸の比が重要であり,基質小胞膜の組織非特異型アルカリホスファターゼ,NPP 1と骨芽細胞膜のANKHがこの調節を行う.石灰化に最も重要なのは無機リン酸濃度である.全身的な石灰化障害であるくる病,骨軟化症は低リン血症が原因であり,局所が原因の石灰化障害は無機ピロリン酸/無機リン酸比の増加によって起こる.
  • 石橋 佑香, 苅部 康子, 福岡 梨紗, 五味 郁子
    2021 年43 巻4 号 p. 198-204
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2025/10/11
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    【目的】ビタミンB1は,糖代謝を中心に様々な代謝経路の補酵素の機能がある水溶性ビタミンである.高齢者のビタミンB1推定平均必要量は男性が1. 0 mg,女性が0. 8 mgとされているが,食事中のビタミンB1含有量はあまり評価されていない.介護老人保健施設で提供されている食事について,常菜食と嚥下調整食のビタミンB1含有量を分析し,明らかにすることを目的とした. 【方法】1食分の常菜食,ソフト食,ムース食,ミキサー食の4食種,それぞれ主食,主菜,副菜2品,汁物の計5品,計20サンプルを食品分析し,100 gあたりのビタミンB1含有量の結果を得た.盛り付け量あたりに換算し,献立作成時の計算値に対する割合を損失率とし,食種ごとに比較した. 【結果】1食分5品合計値のビタミンB1含有量は,常菜食が0. 080 mg,ソフト食が0. 045 mg,ミキサー食が0. 006 mg(損失率94.0%)で,ムース食は検出されなかった(損失率100. 0%).主食の損失率は食種によって70. 0 ~ 100. 0%,主菜は . 0 ~ 100. 0%,野菜類を主とする副菜は56. 7 ~ 100. 0%,豆類を主とする副菜は78. 6 ~ 100. 0%,汁物は100. 0%であった. 【結論】嚥下調整食は,常菜食よりもビタミンB1含有量は少ないことが明らかになった.
  • 西山 順博
    2021 年43 巻4 号 p. 206-209
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2025/10/11
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  • 岡田 知雄
    2021 年43 巻4 号 p. 210-211
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2025/10/11
    ジャーナル フリー
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